5月6日(土)より全国公開となる映画『赤毛のアン』の公開を記念し、主演の“赤毛のアン”こと“アン・シャーリー”役のエラ・バレンタイン (15)と制作総指揮を務めたケイト・マクドナルド・バトラーが、東洋英和女学院の中学・高等部を訪れ総勢800人の生徒たちとの交流イベントが開催された。

東洋英和女学院は、TVドラマ「花子とアン」でも描かれていた「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の出身校であることから「赤毛のアン」とは馴染み深く、2人が登壇すると大歓声で迎えられた。「きゃー!」「カワイイー!」との歓声に、初めて学院を訪れたエラは生徒たちの熱量に圧倒され、時折ケイトの背後に隠れたりするなどタジタジの様子。興奮さめやらぬ中、2度目の学院訪問となるケイトから「私はL・M・モンゴメリの孫です。3年ぶりにこの場所を訪れる事が出来て嬉しいです。隣にいるエラ・バレンタインが主演する映画『赤毛のアン』が5月6日に公開されます。是非劇場でご覧ください。」と挨拶した後に、生徒とケイト&エラによる質疑応答が行われた。

生徒から「日本の印象はいかがですか?」との質問にエラは「とても綺麗で美しいですね!桜を見に行ったり、原宿へ行きました。ショッピングをして楽しみました。」と答え、別の生徒からも「何歳ですか?」、「ボーイフレンドはいますか?」、「好きな日本食は?」「好きな女優は?」、という質問にもそれぞれ「16才になるわ。」、「ん~居たらいいわね(笑)」、「寿司、ラーメン、全部好きよ。」、「メリル・ストリープですね。あとはカナダの女優さんも好きですね。」と同世代同士の交流にエラも楽しんでいた。

また、「映画の一番好きなシーンは?」と聞かれるとエラは「ギルバートを石板で叩くところが一番好き。」と原作でも印象的なシーンを答えていた。また、「はじめはナーバスになっていたけど…今まで色々な人がアンを演じているから、それぞれに自分が好きなアンがいるでしょ?自分はその中の一人でしかないけど、初めて見る人は私のアンが好きになってくれたらと嬉しいです。」と有名な作品の主演にプレッシャーがありながらも、「髪の毛を染めてケイトさんの話を聞きながら、監督が求める“原作に忠実な演技”を学びながら撮影に取り組みました。」と、エラは原作の世界観を崩さない作品に仕上がっている事を伝えた。最後に生徒会長から二人に花束のプレゼントを受け取り、交流イベントは大盛り上がりの中終了した。

その後、ケイトとエラは生徒のガイドによる、「花子とアン」のヒロインで翻訳家の村岡花子の書斎が再現された東洋英和女学院史料室を見学し、エラは「赤毛のアン」が日本に広められた歴史に興味津々の様子だった。また学院内のメモリアルチャペルや図書館を見て回った。世代を超えて愛され続ける、世界的児童文学「赤毛のアン」の世界観を忠実に再現した映画『赤毛のアン』は5月6日(土)公開。