清水富美加と松井玲奈が売れない女漫才師役に挑んだ話題作『笑う招き猫』が 4 月 29 日(土・祝)から新宿武蔵野館ほか全国ロードショーとなります。この度、女優の清水富美加と元 SKE48 の松井玲奈が漫才コンビに初挑戦した青春映画『笑う招き猫』が公開初日を迎え、主演の松井玲奈、共演の落合モトキ、前野朋哉、なすなかにし、飯塚健監督が舞台挨拶を行った。

『笑う招き猫』初日舞台挨拶イベント概要
【日時】 4 月 29 日(土・祝) 9:30~9:55
【場所】 新宿武蔵野館
【登壇者】 松井玲奈、落合モトキ、前野朋哉、飯塚健(監督)
MC:なすなかにし

映画タイトルにちなんで“○○を招く”とのトークテーマを出題。「難しいですよ~」と悩む松井だったが「空耳を招く」と明かし「言葉は聞こえるけれど、理解が頭の回路でおかしくなる」と説明。この日も那須の「トイレに入るの不可能だった!」という言葉を「福山雅治がいた!」と勝手に脳内変換したそうで「え?福山雅治さんがスペシャルゲストに来るの?ここで一曲歌ってくれるのかな?と思った。“不可能”と言うところを聞き間違えたみたい」と尋常ならざる空耳ぶりで笑いを起こした。

落合は「超個人的ですけど」と切り出して「テレ東の『午後のロード―ショー』を見ていたら 3 日連続で人が丸のみにされる映画に当たった。だから“丸のみ”を招く。チャンネルを合わせるたびに人がそのまま食べられてしまうシーンで。最後はアナコンダが人を吐き出していましたね」と回想。それに中西は「じゃあ、この映画にも丸のみシーンがあるのかも?」と盛り上げた。

共演者の面白エピソードの連続に焦ったのは前野。話しかけてくるタクシードライバーに連続で遭遇したと“招く”話を始めるが、なすなかにしからは「エピソード薄っ!」とのツッコミが。前野は「結構考えたけれど…誤解を招くとか?でもそれについてのエピソードは特にないです。言葉がただ思い浮かんだだけで」と残念がっていた。中西は“誤解を招く”を引き継いで「道を歩いていたら前から人が来て『あ~』と言われた。ファンなのかと思ったら『違うわ、工場長じゃない!』と人間違いの誤解でした。おそらく僕のような顔の工場長がこの付近にいるはず」と笑わせた。

飯塚監督は「トラブルを招く、と言いたいところだけれど……」と主演女優・清水富美加の不在を自虐。それでも「色々とあって、だからこそ今日という日が無事に迎えられてよかった。松井さんが宣伝の頭となって頑張ってくれた」と松井の協力に感謝しきり。その松井は「出てくる登場人物の皆が、何かに挑戦して挫折しながらも立ち上がる。自分のやりたいことに向かっていく物語です。笑ってもらって、勇気を受け取ってもらえれば」と作品に込めた想いを語り、イベントは幕を閉じた。