宮沢りえ主演最新作、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が10月29日(土)より新宿バルト9他にて全国公開となります。
 自主制作映画『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭他、国内外10を超える映画祭で絶賛された、中野量太監督の待望の商業デビューとなる本作。
 脚本を読み、「心が沸かされた」と出演を決めたのは、『紙の月』で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞他、2014年の賞レースを総なめにし、名実ともに日本を代表する女優となった宮沢りえ。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ〝お母ちゃん″双葉役は、彼女以外には考えられないと思わせる熱演です。その娘、安澄を演じるのは、今もっとも注目の実力派若手女優・杉咲花。頼りないけどなぜか憎めないお父ちゃんを演じるのは、オダギリジョー。旅先で双葉と出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年・拓海役に松坂桃李。そして篠原ゆき子、駿河太郎、オーディションで選ばれた驚きの新人子役・伊東蒼が新しい家族の物語を彩ります

<『湯を沸かすほどの熱い愛』完成披露舞台挨拶イベント 概要>
【日時】9月20日(火) 18:30〜   
【場所】イイノホール(千代田区内幸町2-1-1)
【登壇予定(敬称略)】宮沢りえ、杉咲花、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼、中野量太監督  MC伊藤さとり 

この度、本作品の完成披露舞台挨拶が実施されました。映画への期待で熱気高まる場内。大きな拍手の中登場した宮沢りえさん、杉咲花さん、松坂桃李さん、篠原ゆき子さん、駿河太郎さん、伊東蒼さん、そして中野量太監督。
宮沢さん「今日はいらして下さってありがとうございます この映画の脚本を読んでから1年経ちますが、本当に衝撃的な出会いで、この脚本に出会わせてくれた中野監督に感謝しています。そして、この脚本を愛した皆さんの熱量を持って作られた作品が、お客様のもとへ届けられることがすごく嬉しいです。この作品は自信を持って良い作品だと言えます。」
杉咲さん「本日はありがとうございます。今まで少人数の関係者しか知らなかったこの作品が、今日多くの人たちに観てもらうことになって、なんだかどこか遠くに行ってしまうような寂しい気持ちがありますが、でもすごく嬉しく思います。見終わった後、この映画が好きだと思ったら、是非1人でいいのでこの作品について話して下さい。」すかさず宮沢さんが「いや、2〜3人とかにしよう。」とはさみ、会場は笑いに包まれました。
松坂さん「この映画を観た時、これは「自分の人生に残る作品」だなと思うことができました 。是非3人ぐらいの方に(広めて下さい)。。」と話すとまたも宮沢さんから「4〜5人に!」というつっこみが。宮沢さんの言葉で会場全体がさらなる笑いに包まれました。
篠原さん「台風で大変な中、皆様ありがとうございます。この作品は自分の大切な人に見て欲しいと思い、今日も母を招待したんですが、まだ来てなくて遅刻です。(笑)」と話し、駿河さんが「台風のせいですよね!」とすかさずフォロー。
駿河さん「出演している作品を見るといつもは反省点ばかり気にしてしまうのですが、この作品にはそれがありませんでした。出て来る全員が良い役でした。10人にオススメして下さい!」と語りました。
伊東さん「私はこの映画が大好きです。今日この映画を観た人が、この作品を大好きになってくれればと思います。」とまっすぐな思いが語られました。
最後に中野監督が「映画学校を卒業して16年目で、やっとここまで来られて嬉しく思います。最初、この脚本を書いていた時は、まさかここまで大きな作品になるとは私もプロデューサーも思っていませんでした。自分の家族に観せたくなる作品を撮ろうというのが、私の作る映画の大きなテーマなんです。そして、自信を持って、そんな映画を撮ることができたと言えます。」と万感の思いを込めて語り、会場は大きな拍手で包まれました。

実際の撮影に関して問われると、宮沢さんは「『紙の月』がおわり、次は何に出るの?と多くの人に言われていたのですが、ふと読んだこの作品の脚本にもの凄く感動して、この作品に参加しなかったら後悔するだろうなと思ったんです。私と同じ年の、知らない監督だったので、実際にお会いした時には、沢山意見を言い合いました。」と話し、中野監督が「会った瞬間に、宮沢さんに『同い年ですね!ウィキで調べました。』と言われてビックリしましたよ!」と初対面のときのエピソードを話しました。
杉咲さんは「お母ちゃん(宮沢さん)の娘役という事で、緊張してはいけないと思いつつ、ドキドキしてました。でもお母ちゃんから『どれだけ現場で時間がかかっても、大丈夫だからね』と言ってもらい、一気に緊張がほぐれました。」と、宮沢さんとのエピソードを話しました。映画の中だけでなく、今でもお母ちゃんと呼んでいる姿に、会場はほっこり。
松坂さんは「宮沢さんと杉咲さんの姿を見て、今もほっこりしていたんですが、現場でもいつもほっこりさせてもらっていて、自分も仲間に入りたいなぁ、羨ましいなぁ、と思っていました。自分の演じた青年・拓海もそんな気持ちを抱えた役だったので、現実とリンクしていました 。」
宮沢さんに松坂さんと共演した印象を尋ねると、「松坂さんの眼って、底が見えないような吸い込まれそうな眼をしているんです。なので、共演してみてもっと松坂さんのことが知りたいと思えました。」と話しました。
篠原さんは「 宮沢さんとの共演で、もの凄く緊張していました。でも、お昼ご飯のときに『ワカサギの唐揚げ、どう?』と言われ、緊張がほぐれました。」と宮沢さんと、撮影の合間のなごやかなエピソードを話しました。
駿河さん「私は、宮沢さんとのシーンが多かったんですが、それ以上に私の演じた滝本の娘役の子が、とってもわんぱくで、ずっと一緒に居ました。監督が、役でしか家族を演じないのはダメだ、という事で、その子と仲良くなれるように頑張りましたね。自分にも子供はいるので、扱いは慣れてまして、どんどん仲良くなれました。そのおかげで、本当はもう少し宮沢さんとおしゃべりしたかったんですけど、そうもいかなかったですよ。」
最後に伊東さんが「私が泣くシーンがあるんですけど、その時にどんな気持ちを考えればいいのか、大変でした。」と答え、そのシーンに対して宮沢さんが「蒼の演技が私の演技を引き出してくれました。つねに120%の状態で現場にいて、演技を高めていました。」と話しました。そして杉咲さんが「蒼が泣くシーンを撮っているときに、なんだか鼻息がすごく聞こえて、監督の鼻息だったんです。」と、監督へのクレーム!しかし監督が、「すごく良いシーンが撮れているとき、僕の鼻息が荒くなってたみたいなんです。だから、鼻息が荒い時は良い時なんですよ?」と話し、会場が笑いに包まれた。
最後に、これから映画を観る人に向けて一言を求められ
中野監督は「この作品は自信があります。楽しんでみて下さい。この作品を撮るとき宮沢さんに『脚本も良くてキャストの演技も良くて、なのに編集のせいで良い映画にならなかったら、燃やすからね!』といわれました。なので、皆さんこの映画が良いと思えましたら、是非周りにも教えて上げて下さい。じゃないと燃やされちゃうかもなので。」
宮沢さんは「この作品に関わった事で、命があって、幸せで健康な事が当たり前でなく感謝する事なんだと思えました。この映画を見る皆さんも、何かを感じて、いつもの風景がちょっと違って見えるようになったら、いいなと思います。」と話し、このイベントは終わりました。