第9回したまちコメディ映画祭in台東:『ぼくのおじさん』したコメのオープニング作品として舞台挨拶
日本映画界に愛すべき新キャラ“おじさん”が誕生しました!主演・松田龍平×監督・山下敦弘の新しいタッグが放つ、ホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』(11月3日(木・祝)全国公開)。
この度、「第9回 したまちコメディ映画祭in台東」 (略称したコメ)の特別招待作品としてオープニングを飾り、松田龍平、大西利空(子役)、須藤泰司(企画・脚本)が舞台挨拶を行いました。
「第9回 したまちコメディ映画祭in台東」 オープニング招待作品 『ぼくのおじさん』舞台挨拶
■日時: 9/17(土)
■場所: 浅草公会堂
■登壇者: 松田龍平、大西利空(子役)、須藤泰司(企画・脚本)
上映後、拍手が起こり観客の熱気冷めやらぬ中、主演の松田龍平と大西利空、須藤泰司が一段と大きな拍手で迎えられた。本日、初めて観客に公開された『ぼくのおじさん』だが、何度も笑いに包まれた満席に埋まった会場を見て3人は感無量の様子。松田演じる“おじさん”、好きなシーンなどについて語る松田と大西のやりとりが劇中のおじさんとぼくを彷彿させ、微笑ましいふたりの姿に、会場がほっこりとした雰囲気に。大盛況のうちに終了した。
須藤: 今日、一般の方にご覧いただくのが初めてでしたが、あまりにもみなさんがよく笑っていただけるので、あまりにも楽しくて・・・本当にありがとうございました。
松田: 初めてご覧いただき、(登壇を)待っている間、笑い声が届いて幸せでした。ありがとうございます。
大西: 今まで2回しか映画をやっていなくて少し慣れていなかったけれど、大きな役で出させてもらえてうれしかったです。
■いつも雪男がツッコミでしたね。タイミングなど難しいところもありますよね?
松田: いや、おじさんはおじさんなので。雪男がどう思っているかなんて気にしないで、ただ、おじさんをやっていました。
■おじさんが「雪男」と呼ぶだけで観客から笑いが起きていました。あのトーンはどこからですか?
松田: 特に(言い方は)考えてなかったんですけど、北杜夫さんの独特のセリフ回しがそうさせたのではと思います。
■ハワイ(オアフ島、ハワイ島)でロケをされましたが、利空くんはどんな様子でしたか?
松田: 楽しんでたよね。少し時間が空いたらすぐ海へ行ってましたね。
■松田さんはいかがでしたか?
松田: 結構誘ってくれたんですが、僕は万年床でした。何度か行きましたが。
■最後の夕日のシーンが印象的でしたが。
松田: おじさんは人に影響を受けない人だったので、ずっと何か影響を受けるところを探していましたが、なかなか見つからなくて。そのシーンで初めて全然違うおじさんになれ、ふと不思議な気持ちになりました。すごく好きなシーンです。
大西: セリフでもあったように、おじさんのことちょっと見直しちゃった。雪男もきっとそう感じててたんだろうなと。
須藤: 毎日夕日のシーンを撮ろうとすると雨で、最終日に賭けでその場にいきました。その日は10分だけ雨が止んだんです。そんなことを思い出しました。
■利空くんの好きなシーンは?
大西: ハワイ島の溶岩地帯の一面真っ黒なところで撮影したシーンが一番楽しかったです。途中途中のいくつか穴に、ちっちゃいのが固まって仏様みたいな形の岩があったんです。
また、上映にさきがけ行われたレッドカーペットイベントでは、大西利空(子役)、須藤泰司(企画・脚本)が人力車に乗って登場!大西は初めての人力車に、「すごい楽しかったけど、(街をめぐってレッドカーペットに着いたら)緊張しちゃいました」。そのあとレッドカーペットを歩きながら、笑顔でサインや写真撮影に応じた。