9月10日(土)、映画『コープスパーティーBook of Shadows アンリミテッド版』の初日舞台挨拶が、キネカ大森 スクリーン1にて行われ、出演の前田希美、欅坂47・石森虹花及び山田雅史監督が登壇いたしました。
舞台挨拶中盤、石森さんの恐怖体験が語られると、あまりの恐怖に会場が悲鳴に見舞われた。

【日 時】 9月10日(日)
【場 所】キネカ大森 スクリーン1
    (東京都品川区南大井6-27-25 ⻄友大森店5階)
【登壇者】前田希美、欅坂47・石森虹花及び山田雅史監督
 
≪コープスパーティーBook of Shadowsアンリミテッド版初日舞台挨拶ポート≫

欅坂47・石森虹花が写真に写ると左肩に・・・
心霊体験に前田希美と来場者は悲鳴!

【前田】
禁断のアンリミテッドを待っていました。今日の日のために、ホラー映画をたくさん観て、モチベーションを高めていました。

前作では、あゆみちゃんが原因でみんなを苦しめてしまったので、今回は成長・心境の変化を表現することが大変だったのですが、その中で、生駒さん演じる直美と一緒にいるシーンが今作は多かったため、最初から近くになりすぎないように監督とお話しして直美との接し方を決めたりし、前作と変えました。
それから、今回は石森さん演じるひのえとのシーンが前作にはないものなので、ひのえというお姉ちゃんといる時のあゆみちゃんは妹感を出すようにして、今までには見せたことがないキャラクターを出しました。

今日からアンリミテッド版がはじまったばかりですし、私たちも次もコープスパーティーをやりたいなあと話しているので、皆さん、是非「よかったよ!怖かったよ!」と拡散協力いただき、何回でも観に来ていただけるとありがたいです。

【石森】
ホラーが苦手なので、正直、通常版の映画だけでもダメで、終始、目を手でふさいで指をちょろちょろ開きながら観ていたのです。目を閉じても、「ぐちゃー」と音が聞こえて・・・目だけじゃなくて耳もふさいで、忙しかったです。

今回映画初出演で、お芝居の経験もまったくなかったので、前田希美さんはじめ生駒さんとか沢山の出演者の中に急に飛び込んで、セリフをちゃんと覚えられるのだろうか、お芝居ができるのだろうかなど、すごく不安でした。緊張して座っている私に、前田さんがセリフを急にふってくださって、あたたかい現場だなあ、いい人だなあと思って安心しました。

妹のあゆみちゃんの腕を引っ張って理科室で逃げるシーンがあったのですが、その時、私が前田さんにお芝居とはいえ遠慮をしていて、強く腕をひっぱったら痛いのではないかと思い、加減していたら、それを察して「思いっきり引っ張っていいよ!」と言ってくださって。最後は、腕が外れるんではないかと思うくらい強く引っ張ってしまいました。

小さい時から霊感じゃないのですが、そういうのがあるのです。
コープスパーティーBook of Shadowsの現場での恐怖体験は、音楽室だけでしたが、日常でなら何個かあります。
私が高校1年生16歳の時、友達と写真を撮ると、左肩の後ろに白い顔が写っていて。その顔が笑っていて。怖いので、和尚さんに見せにいこうと思いお寺に入った瞬間、携帯の電源がつかず、結局、写真を見せられませんでした。お祓いしてもらい、数珠とかもらい、今もずっとつけています。

青木さん演じる刻命が、硫酸で顔がただれて脳みそまでテカテカにみえながら怒って追いかけてくるシーンがあるのですが、なぜ気絶しないのか?なんで生きていられるんだろうと疑問をもちましたし、特殊メイクを終えて部屋からでてきた姿を見た、本物だと思い、泣きました。

観ていただいたとおり、心臓がとまるほど怖いアンリミテッド版になっていたと思います。
もし私と一緒でホラーが苦手だよという方でも、もう一回観に来ていただけたら嬉しいです。もし怖かったら、目を塞いで耳を閉じて、忙しい作業になるんですけれど、私のやり方で観ていただけたらと。本日は、本当にありがとうございました。

【山田監督】
本日は、アンリミテッド公開になりまして、初日、僕もワクワクしている感じです。
怖がっていただけると、映画をやってよかったなあと。
「コープスパーティー」もアンリミテッド版を作りましたけれど、本作の恒例行事として、今回も作りました。
ゴキブリが這い出てくるシーンがあったと思いますが、ゴキブリ50匹を、死体の傷口から出すということを思いついて、スタッフみんなで頑張りました。チューブを作って、傷口から出して、ゴキブリの導線を作って、完璧にうまくいくと思っていたのですが、いうことをきかなくて溢れ出してしまって。撮影が終わった後が大変でした。

原作がいままでなかったような非常に残忍な作品ですので、実写化にあたっては、原作の良い部分はなくさないように作ろうと思いました。
通常版はどうしても年齢制限があり観せられないところもあるのですが、アンリミテッド版は、原作のディープな部分も描こうということで、今回も頑張りました。

篠崎美人姉妹の妹役である前田さんは、ホラークイーンとして、本作をよく研究されつくしていて、今回もあゆみの表情や細かい息遣いや悲鳴だったり、前作よりさらに今回も追い詰められていて、よかったなあと思いました。

石森さんは、ふわ〜っとしていて不思議な雰囲気をもたれている方なので、ひのえという役に近い表現が彼女ならできるかなあと思い、やっていただきました。
原作では実は、あゆみとだいぶ年の離れた、20代後半とかの設定なので、最初は、原作に忠実に脚本(セリフ)も書いていたのですが、石森さんにひのえ役をお願いすることが決まって、彼女のもっているものを活かしていったほうがいいと思い、あゆみとひのえの年齢を近づけて、セリフも書き換えて、作り替えました。
二人並んだ画を観て、僕はうまくいったなあと思っています。

まだ残暑も厳しく、寝苦しい夜が続きますので、また劇場でコープスを観ていただいて、ちょっとでも涼しんでいただければ嬉しいなあと思います。
これからもコープスパーティーをよろしくお願い致します。