この度、ファントム・フィルム配給の最新作『PLANETARIUM』(原題)のワールドプレミア上映が、現在開催中の第73回ベネチア国際映画祭にて、現地時間9日19時より行われました。本作のメガホンをとったのは、レア・セドゥ主演の『美しき棘』で監督デビューし、過去手掛けた長編2作品は、カンヌ国際映画祭の監督週間・ある視点部門とそれぞれ出品され、本作への期待も高い、女性監督・ レベッカ・ズロトヴスキ。本作は、ナタリー・ポートマンとリリー・ローズ・デップが、死者と交信ができる美しき姉妹を演じ、1930年代のフランス・パリを舞台に、ショービジネスに入り込んでいく世界をミステリアスに、そして美しい映像と共に描いた物語。

リリー・ローズ・デップは、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘で、本年度のカンヌ映画祭の「ある視点部門」に出品された『ザ・ダンサー/TheDancer』で主人公を惑わすダンサー役で出演し、若干16歳の若さでカンヌ デビュー。その美貌と圧倒的なオーラで世界中を轟かせた今最も注目の若手女優だ。

現地時間:9月9日19時〜
ベネチア国際映画祭のレッドカーペット、公式上映に、監督はエメラルドグリーン、ナタリーは純白、リリー・ローズは黒いドレスで登場。ナタリーは第二子妊娠の噂もあり、今回のドレスでお腹の膨らみも見えている。
レッドカーペットでは、リリーとナタリーの息をのむ美しさで写真を撮る観客が周りに殺到し、時間がオーバーしてしまうという事態が発生、スタッフがしびれを切らして場内に誘導し、上映が始まった。
上映後は5分ほど拍手がなりやまず、写真を撮る人が再び殺到。監督、出演者並んで笑顔で何度も挨拶をして、会場をあとにした。
記者会見で、ナタリーは「リリー・ローズとの競演はすばらしい体験だった、やさしく、プロ意識が高く、才能にあふれている女優さんです」とリリーを絶賛、さらにリリーも「この作品に呼んでもらえて本当にラッキーだった。ナタリーとはとても気が合って、姉妹のフリをする必要がなかった。周りも歓迎してくれて、とても居心地のいい撮影だった。」と2人の姉妹のような仲の良さが伺えた。また、今回ナタリーは25年の女優人生で、女性監督と働くことは初めてと告白。アメリカでは女性監督が活躍できる場がまだ少なく、今回のように多くの女性と仕事を出来たことを嬉しく思っていると語った。リリーは自身の役柄について、「若い女優は大抵セクシーで魅惑的な役を演じることが求められる。私の役は子供っぽいけど、特別なパワーを持っていて、大人が気づかないようなことも分かる。そうやって家族や姉を守っているの。これまでにない役柄よ。」と語った。