映画『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』が、9/3(土)より公開となります。公開に先駆けて8/30(金)に試写イベントを実施しました。上映後には、2014年に文化庁の在外研修制度でパリに留学以来初のイベント登壇となる女優の美波さんをお招きして、本作とインドにまつわるトークイベントを行いました。

■日時:8月30日(金) ■会場:アンスティチュ・フランセ東京(新宿区市谷船河原町15)
■イベント登壇者:美波さん

上質な映画の余韻が残る中、ゲストの美波さんが満席の会場からの拍手に笑顔で登場。まず本作の感想を聞かれた美波さんは「2回拝見したんですけど、2回目の印象と1回目が全然違っていて、1回目は2人の距離感にドキドキしました。(笑)接点のない2人が惹かれ合っていったり、ちょっとした最後のどんでん返しもあり、ドキドキしてみていました。2回目は、空港だったり電車だったり、ゲリラで撮っているシーンに気が付いて色んな発見がありました。」と振り返った。

本作の「旅をしよう、恋をしよう」というキャッチコピーにちなみ、旅先で出会った男性と運命の恋に落ちる理想のシチュエーションを聞かれた美波さんは、「ドキドキするシチュエーションがいいです。海で溺れそうになったりとか(笑)でも旅行先って非現実的なところがあるので、絶対違うタイプの人に惹かれたりすることもあるかもしれないですね。」と本作のアンナとアントワーヌのような恋のはじまり方にも納得の様子。
また、本作とタイアップしているヌキテパのデニムドレスに身を包んだ美波さんは、劇中の見どころでもあるアンナのファッションについて、「とってもカラフルで、サリーもすごくきれいで、万華鏡みているようでした。」と絶賛していた。

現在、パリを拠点に生活されている美波さんは、「パリは・・・いい意味で雑(笑)映画の2人をみていてもそうですけど、しゃべるのがみんな大好きで、ストレスが少ないです。」と、その魅力を語り、「今はフランスで女優としてのキャリアを築き上げていきたいという気持ち」と野望を語り、ルルーシュ監督の新作がもしあれば、「それは喉、いや胃から手がでるくらい・・・出演したい(笑)フランスも日本も両方の良さも強みにできたら」と決意を語った。

最後に改めて本作について、「大人の恋愛だなとは思うけど、2人とも子どもの心も持っている。強い力で引き寄せられて、出会うべき場所で、出会うべき時に出会ったんだなと思えました。クロード・ルルーシュ監督は78才なのに、その鋭さだったりセンスだったり全く色あせてなくて、歴史を見れたなという実感が湧きました」とその魅力を語り、イベントは終了した。