この度、関東の最東端を走るローカル線・銚子電鉄を舞台に描かれた吉野翠原作の小説「トモシビ〜銚⼦電鉄の⼩さな奇蹟〜」(TOブックス2015/3/1刊)が銚子市・銚子電鉄の全面協力のもと映画化が決定し、クランクイン前の製作発表が8月27日(土)、舞台となる銚子にて行われました。

日程:8月27日(土)
場所:犬吠埼ホテル (千葉県銚子市 犬吠埼9574−1)
【登壇者】
佐野誠(脚本)、杉山泰一(監督)、松風理咲(俳優)、吉野翠(原作・脚本)

原作は3篇の短編から構成されていますが、映画化にあたり大幅にリライトされた脚本での製作となります。製作発表の場には、本作で主演に抜擢された期待の新人・松風理咲をはじめ、本作でメガホンをとる杉山泰一監督、小説原作兼脚本を担当した吉野翠、同じく脚本を担当した佐野誠が登壇、地元協力団体や協賛企業からの挨拶も行われました。

大正時代から、今も現役で走り続けるローカル線「銚子電鉄」には、乗客の数だけ人間のドラマがあります。高校生と銚子電鉄の競争を思い付く女子高生、車掌として細々と暮らす男、撮り鉄の青年。そんな登場人物たちの人生と時を交錯し、それぞれが誰かの灯火として行く先を照らしながら、やがて一つの小さな奇蹟に遭遇するのです。心がほっこりと温まる、電車と人々の優しい物語が描いた本作で、主人公の椎名杏子を演じるのは、EX系木曜ドラマ「グッドパートナー」では連ドラデビューを果たし、注目度急上昇中の松風理咲。本作が映画初出演・初主演となります。更に、今回メインとなるキャストも発表されました。主人公・杏子の母には『超高速!参勤交代 リターンズ』などの話題作でベテラン女優として活躍する富田靖子。銚子電鉄の車掌・磯崎には、お笑い芸人よゐこの有野晋哉。傷心を抱え銚子を訪れる女性・キミエにはシンガーソングライターとして活躍する植田真梨恵。撮り鉄の青年には、auのCMで一寸法師を演じ注目を集めた前野朋哉といった、豪華な個性派陣が顔を揃えることとなりました。更に升毅、菅原大吉、井上順といったベテラン俳優が脇を固めます。