映画と舞台が同時期に公開&上演!という、映画界・演劇界にとって史上初の画期的な試み=世紀のビッグプロジェクトがついに幕を開ける!“真田イヤー”と呼ばれる今年、天下の名将と名高い真田幸村が実は“腰抜け”の武将だという大胆な発想で堤幸彦監督が手がけた日本映画最大の超大作として『真田十勇士』が 9 月 22 日(木・祝)に全国公開となります。

この度、ついに映画の初お披露目となる完成披露試写会が行われ、中村勘九郎、松坂桃李、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、加藤雅也、大島優子、石垣佑磨、堤幸彦監督と、総勢 14 名の超豪華キャストが観客の歓声と盛大な拍手の中、舞台上に登壇しました。

舞台上に勢揃いした超豪華キャストたちが一人ひとり観客に向けてご挨拶。主演・猿飛佐助を演じた中村勘九郎さんは「早く皆様に見ていただきたいという想いが叶ったのでとても幸せ」と語り、同じく十勇士のメンバー・霧隠才蔵を演じた松坂桃李さんは「(これから見る人は)いきなり『うわっ』という衝撃があるんだろうなと想像すると作り手である僕らはとても楽しみ。」と話した。大島優子さんは自身の演じたくノ一・火垂のイメージカラーである青地に花柄のドレスで登場。「歴史ものを映像で見るときは意気込みながら見ると思うけど、本作をみて『気持ちいい!なにこの映画』とサッパリした気分になった。歴女に勝手になった想い(笑)見応えのある、歴史を知りたくなる映画。お越しの皆さんの中には女性が多いと思うので、ぜひ楽しんで、この作品をどんどん広めてください」と笑顔で話した。

加藤雅也さんは「これまでたくさんの俳優が演じた中で、新しい真田幸村像を築けたと思う」と語った。また、十勇士のひとり、根津甚八役と豊臣秀頼役の一人二役を演じた永山絢斗さんは「一人二役をやれてとっても楽しかったです。」と感想を述べると周囲のキャスト陣が笑顔で顔を見合わせて仲睦まじい様子を見せた。オネエ役の高橋光臣さんは舞台上で役柄を披露してみせると、勘九郎さんは「なんで先やっちゃうの?」と一喝。高橋さんは言葉を詰まらせ周りから笑いながら声をかけられる様子も伺えた。真田十勇士のキャスト陣の中で最年少である望月歩さんは「15 歳です。」と笑いを誘い、「一緒に芝居をしていく中でも精一杯やらせていただき、学ばせていただくとができた」と話した。

この日一般のお客さんが初めて映画を観ることについて、堤監督は MC から今の心境を尋ねられると「やっと皆様の前に映画の全貌を明らかにすることができるのは嬉しいです。冬の山奥をかけぬけたロケを筆頭に、今できることは全部した。キャストの熱と力がなければできなかったでしょうし、今お届けできる、パワーがある作品になった。」と語った。勘九郎さんは自身の役柄について触れ、「才蔵と火垂のすごくいいシーンがあるんだけど、佐助が茶々を入れて自分が演じているんだけどすごく邪魔。」と話すと場内に笑いが起きた。

本作で大島さん演じるくノ一・火垂は佐助(勘九郎さん)と才蔵(松坂さん)の幼馴染で、想いを寄せている才蔵へ気持ちをストレートにぶつけるキャラクター。大島優子さん自身はお調子者のムードメーカーでリーダー気質な佐助、寡黙でクールな才蔵の印象を聞かれると「才蔵という役柄はこれでもかってくらいキザなんですよ。カッコイイ桃李くんだからできるんだなあって!」という回答。かたやキザな役柄を演じた松坂さんを悩ませたのは、堤監督から求められたカメラ目線でキザなセリフを言うシーン。相手役の大島さんではなくレンズの向こう側を見ていたので堤監督が「みなさんにも突き刺さっていると思うよ」というと観客からは黄色い声が飛んだ。
最後に勘九郎さんは「素敵な作品に出演させて頂いたことを役者として本当に嬉しく思う。ワクワクとドキドキとちょっとの不安があるけど楽しんで見てくれたらと思う」と台風が来ている中、会場に来た観客に感謝の意を伝え、映画の公開を待ち望んでいる観客へメッセージを送り、更に堤監督は「子供のころ、映画は特別なものだった。本作はそんな気持ちになっていただきたくて作った」と「真田十勇士」への想いをぶつけ、映画の大ヒットを願い舞台挨拶は終了した。

日本映画史上、最高の超豪華キャストが盛り上げる 2016 年<真田イヤー>にふさわしい“世紀”のビッグプロジェクト、 映画「真田十勇士」は 9 月 22 日(木・祝)全国超拡大公開!