映画『はじまりはヒップホップ』老人ホームで踊る!跳ねる!ビートを刻む!ギネス認定世界最高齢ダンスグループが日本の高齢者と交流
この度、サンタバーバラ国際映画祭観客賞受賞、“ギネス認定世界最高齢ダンスグループ”による、世界最大のヒップホップ選手権への挑戦を追った笑いと涙の感動のドキュメンタリー、『はじまりはヒップホップ』の来日メンバーによる特別養護老人ホーム訪問イベントが8月18日に行われました。ヒップオペレーションクルー5人とヒップホップダンスの世界王者である日本人ジュニアダンスグループ「KANA BOON!」の2グループが、デイサービスご利用の方々と一緒にエクササイズ!そして、2グループのキレキレダンスも披露され、会場は大盛り上がり!実に刺激的なイベントとなりました。
■日時:8月18日(木)
■会場:特別養護老人ホーム カメリア東京・江東 (江東区亀戸3−36−5)
■参加者(敬称略): 世界最高齢ダンスグループ 「The Hip Op−eration Crew」 5名 、デイサービスご利用の方々(約30名)、
2016年度ヒップホップ・ダンス チャンピオンシップ優勝チーム「KANA BOON!」、講師:HAHA (エクササイズ指導)
平均年齢83歳のダンスグループの意外すぎる挑戦を追った『はじまりはヒップホップ』。ニュージーランドで生まれた“ギネス認定の世界最高齢ダンスグループ”の彼らの夢は、ラスベガスで行われる世界最大のヒップホップダンスの選手権に出場すること。その大いなる挑戦は、BBCやウォール・ストリート・ジャーナルでも報じられ、アメリカでも旋風を起こした。メンバー自身が「これは、奇跡のようなものよ」と語るように、彼らの新しいことに挑戦する勇気は、多くの人を動かしていく。また、ダンスを通じての10代の若者たちとも交流し、新しい世代や音楽、ダンスとの出会いを楽しむ彼らの姿も魅力的。人生を楽しむことに年齢は関係ない。公開されるや否や映画祭からの上映オファーが殺到し、世界40以上の映画祭で上映され、さらにアカデミー賞の前哨戦、サンタバーバラ国際映画祭で観客賞を受賞し、絶賛を浴びた作品だ。つきましては、下記イベントレポートを記させていただきますので、ご紹介検討いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
映画『はじまりはヒップホップ』の予告映像を上映後、湖山医療福祉グループ 湖山泰成代表から一言ご挨拶。「今回いらしてくださった方々みたいに元気なお年寄りばかりでしたら、この場みたいな施設はなくなってしまいますね(笑)。」「本日は、思いっきりこのイベントを楽しんでいってください。」と代表ご自身も大変楽しみな様子。
MC進行のもと、大きな拍手の中、ノリノリで登場した世界最高齢ヒップホップグループ「The Hip Op−eration Crew」5人と日本人ジュニアダンスチーム「KANA BOON!」、そして今回講師を務めるHANA先生。
早速ヒップオペレーションクルーのメンバーの自己紹介が始まりました。(ヒップホップネーム・年齢)
ジャック:「皆さんこんにちは、私の名前は〝JJ Rizzell(ジェイジェイ・リゼル)″ 85歳です。」 年齢を聞いた利用者の方からは驚きの声も上がりました。
ブレンダ:「こんにちは!〝BB Rizzell(ビービー・リゼル)″ 83歳よ。隣にいるJJ Rizzellは私の旦那なの。」
レン:「皆さんこんにちは!〝BIG Deal(ビッグ・ディール)″ 75歳です。」
レイラ:「私の名前は〝Leila G(レイラ・ジー)″ 72歳よ。」
マリー:「こんにちは!〝Missy M(ミッシー・エム)″ 72歳です。」
そして早速エクササイズレッスンが開始。HANA先生の指示のもと、ヒップオペレーションメンバーも椅子に座り、「上を向いて歩こう」のリズムに合わせて両腕を使い早い動き、ゆっくりな動きをおりまぜ体を温めます。
ヒップオペレーションクルーもKANA BOON!もデイサービスの利用者も、額に汗をにじませエクササイズ!自然と眼はキラキラ輝き動きは俊敏になっていくようです。
最後に、簡単なストレッチ、HANA先生の動きを真似して、腕から指の先まで動かしてリラックス。
★ここでついに「The Hip Op−eration Crew」のダンスが披露されました!5人の細かなステップや息のあった動き、さらにリフトもあるダイナミックなヒップホップダンスに会場は大盛り上がり。ホーム利用者のみなさんは、今日ヒップホップを初めて知った人がほとんどだそう。
デイサービスご利用の方々も首でリズムを刻み、ボンボンをふったりして会場を盛り上げ、ダンスが終わると大きな拍手を送っていました。 次に登場したヒップホップインターナショナルジャパン佐々木恵美子代表があいさつし、会場のみなさんに「ヒップホップダンス」を紹介。そして、今度は今年のヒップホップダンスのオリンピック、「ワールド・ヒップホップ・ダンス・チャンピオンシップ」の王者であり、史上初の2連覇を達成した「KANA BOON!」がダンスを披露。8人のアクロバットやキレのある動きに、驚いて声を出す人や、拍手をする人などが大勢。会場は大いに盛り上がりました。レイラは終始写真を撮りっぱなしでした。「The Hip Op−eration Crew」のメンバーもリズムを刻み、声を出して会場を盛り上げ、世界大会の優勝者である彼らのダンスが終わると大きな拍手を送っていました。
その後、KANA BOON!が持ってきた金メダルをヒップオペレーションクルーが首にかけて記念撮影が行われました。最後に、「日本のおいしい料理をこれで沢山食べてください。」と、湖山代表からの箸のプレゼントにヒップオペレーションメンバーは大喜び。
「The Hip Op−eration Crew」のメンバーが利用者の方一人一人と言葉を交わし、中には英語が堪能で直接メンバーと話をする方や、「とっても楽しかった。元気になれた!」と話す方も。同世代同士大きな刺激を受けたよう。クルーにとっても、とても意味のある出会いとなりました。