この度、サンタバーバラ国際映画祭観客賞受賞、“ギネス認定世界最高齢ダンスグループ”による、世界最大のヒップホップ選手権への挑戦を追った笑いと涙の感動のドキュメンタリー、『はじまりはヒップホップ』のメンバー来日&ダンスセッションイベントが8月17日に行われました。ヒップオペレーションクルー5人と日本人ジュニアダンスグループ「NEXT Jr.」の2グループによる夢のダンスセッションが実現!イベント中では、スペシャルゲストの森山中・黒沢かずこさんが突然踊りだしてしまうという事態も発生し、会場は大盛り上がり!

■日時:8月17日(水)11:00〜 会場:ポニーキャニオン1階イベントスペース
■登壇者:黒沢かずこ(森三中・37)
The Hip Op−eration Crew(世界最高齢ダンスチーム/ジャック、ブレンダ、レイラ、マリー、レン)5名 、
2016年ワールド・ヒップホップ・ダンス・チャンピオンシップ日本代表ダンスチームNext Jr.8名

平均年齢83歳のダンスグループの意外すぎる挑戦を追った『はじまりはヒップホップ』。ニュージーランドで生まれた“ギネス認定の世界最高齢ダンスグループ”の彼らの夢は、ラスベガスで行われる世界最大のヒップホップダンスの選手権に出場すること。その大いなる挑戦は、BBCやウォール・ストリート・ジャーナルでも報じられ、アメリカでも旋風を起こした。メンバー自身が「これは、奇跡のようなものよ」と語るように、彼らの新しいことに挑戦する勇気は、多くの人を動かしていく。また、ダンスを通じての10代の若者たちとも交流し、新しい世代や音楽、ダンスとの出会いを楽しむ彼らの姿も魅力的。人生を楽しむことに年齢は関係ない。公開されるや否や映画祭からの上映オファーが殺到し、世界40以上の映画祭で上映され、さらにアカデミー賞の前哨戦、サンタバーバラ国際映画祭で観客賞を受賞し、絶賛を浴びた作品だ。

大音量のヒップホップナンバー&拍手の中、ノリノリで登場した世界最高齢ヒップホップグループ「The Hip Op−eration Crew」5人と日本人ジュニアダンスチーム「NEXT Jr.」。
 早速ヒップオペレーションクルーのメンバーの自己紹介が開始しました。(年齢・ヒップホップネーム・一言)
レン:「皆さんこんにちは!〝BIG Deal(ビッグ・ディール)″ 75歳です。日本に来れて嬉しく思います。」
マリー:「こんにちは!〝Missy M(ミッシー・エム)″  72歳です。日本大好きです、アリガト(覚えたての日本語で)」
レイラ:「私の名前は〝Leila G(レイラ・ジー)″  72歳よ。日本の方々に手厚くもてなしていただいて、この滞在を満喫しています。」
ブレンダ:「皆さんこんにちは!〝BB Rizzell(ビービー・リゼル)″ よ。83歳。こうして東京に招待していただけて素晴らしい体験ばかりです。」
ジャック:「名前は〝JJ Rizzell(ジェイジェイ・リゼル)″ 。BB Rizzell″ と実は夫婦でダンスをしています!日本のみなさんがとってもフレンドリーで、非常に楽しんでいます。」
 
 ヒップホップダンスをはじめたきっかけを聞かれると、レイラが「映画にも出演している振り付け担当兼マネージャーのビリーが、「65歳以上であることと心臓が止まっていないということ」を条件に、ワイヘキ島に住んでいる私たちに声をかけたの(笑)。まずはフラッシュモブを踊ったわ。そして翌年、ヒップホップでラスベガスの世界大会へ行くわよ!と言われて、彼女の本気さが伝わって、今も踊っているの。」と愉快そうに語った。そして83歳のブレンダは、「仲間や、夫婦で一緒に楽しんでいるわ。」と話し、夫婦の仲のよさをアピール。会場が笑顔に包まれました。
 踊り始めてからの体の具合を聞かれると「この年で踊るのは確かにつらく足腰の衰えを感じることもありますが、ヒップホップを通して若者と交流していると、私だってまだ頑張れる!と思えるんです。」と75歳のレン。
 ヒップホップをはじめてから変わったことは?との問いに、83歳のブレンダは「以前はすごく静かだったんだけど、人前で話すことがとても好きになりました。今では話すのをやめてと言われてもやめられないぐらいよ!」と笑いを誘いました。

 そしてここでビッグなニュースが!なんと、このドキュメンタリー映画『はじまりはヒップホップ』の映画化がハリウッドで決定!という発表に会場は大盛り上がり。「本当に楽しみで嬉しく思っています。もちろん私たちを演じるのも、ハリウッド女優よ!(笑)」とブレンダが興奮まじりにコメント。

 ★日本人ジュニアダンスグループ「NEXT Jr.」がダンスを披露。
ヒップオペレーションクルーを前にダンスを披露する子供たちを温かい眼差しで見つめる5人は、時折、手拍子したり、足でリズムを刻み、ダンスが終わると大きな拍手を送っていました。
 
 次に、ヒップオペレーションクルーのダンスを披露しようとしていると、突然ステージに登場したのは、森山中の黒沢かずこさん。黒いフードをかぶり、赤い短パンのダンサースタイルでの登場!ジュニアダンスチームは思わぬゲストに大興奮。来日メンバーも驚きの表情を浮かべました。
 映画の感想を聞かれると、「本当にこの場に来ることができて興奮しております!ワイヘキ島から東京までこのおばあちゃんたちは自力で来てくださって、皆様元気な姿を見ることができてもうほんと感動してます。映画の中で『こんなに、この年になっても楽しめるんだ』という言葉が出てきたのですが、本当にそうだなと。俳優が演じているのではなく、本当にしわしわのおばあちゃん、おじいちゃんたちが自然な姿で語っていて、言葉に深みがあるんです。観るとポジティブになれる映画だなあと思います!みなさんよりはちょっと年下の私のお母さんはめっちゃネガティブなんですけど(笑)、クルーの皆様はポジティブで、ほんと素晴らしい生き方をしているなと思いました。母にも観てもらいたいです」。」と、この映画の虜になっている事を4分間マシンガントークで明かしました。

 ★ここで「The Hip Op−eration Crew」のダンスが始まり、5人の細かなステップや息のあった動き、さらにリフトもあるダンスに会場は大盛り上がり。
黒沢さんも首でリズムを刻み、手拍子をして、会場を盛り上げ、ダンスが終わると大きな拍手を送っていました。
 
 ★そして「来日クルーのダンスを見て、黒沢さんも踊りたくなっちゃったんじゃないんですか?」というMCからのむちゃぶりに応え、黒沢さんが「熱くなっちゃうわよ!!」と絶叫し、パーカーを脱ぐと腹出しスタイルに!「カモーン!」と会場を挑発しまさかの即興ダンスを披露すると、周りで観ていた来日クルーやジュニアダンサーも圧倒され、一緒に体を揺らして大盛り上がり。舞台の上は大団円となりました。
ふと我に返った黒沢さんにクルーから「もう少し練習をして、ぜひ30年後に私たちのチームに入ってほしいわ!」というまさかの一言!突然のオファーに黒沢さんは「いいんですか!?がんばります!永久就職先、いただきました!」と答え、まさかまさかの永久就職が決定!会場は笑いに包まれた。
最後に、「音楽そしてダンスは、普遍的で国境を超えるものです。子供から大人まで多くの方々に楽しんでもらえる映画なので、是非ご覧になってください。」
「LIFE FOR LIVING!(人生は生きるためにある)」と、日本の観客にメッセージを残し、イベントは終了。彼らにとっても、最高の日本の思い出になった。