文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映
画祭in台東」(略称したコメ)を、今年も2016年9月16日(金)〜19日(月・祝)にを開催致します。
「したコメ」は、東京随一の下町(したまち)の魅力を、コメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせることで、映画人、喜劇人、地元の皆さん、映画・喜劇を愛する皆さんが一体となって盛り上がれる、他にない魅力を持った、住民参加型の映画祭となっています。

本日8月13日(土)、台東区生涯学習センター2Fミレニアムホールにて、いとうせいこう(したコメ総合プロデューサー)、大場しょう太(したコメチーフディレクター)による、今年の映画祭の見どころ解説トークショーのカウントダウンイベントが行われました!また、本日よりチケットぴあの一般チケット発売を開始いたしました。

◆実施日時:8月13日(土)15:00〜 ◆場所:台東区生涯学習センター2Fミレニアムホール
◆出演者:いとうせいこう(したコメ総合プロデューサー)、大場しょう太(したコメチーフディレクター)

今年の前夜祭『声優口演ライブ「したコメmeets小津安二郎」』について

いとうせいこう(総合プロデューサー)以下:いとう
したコメで毎年大人気の声優口演、声優界のレジェンドたちが参加するイベントで今まではチャプリンやキートンの作品を行っていたのですが、今年は巨匠小津安二郎の「淑女と髯」を上映!小津安二郎と聞くと「東京物語」といった海外で評価の高い作品とイメージすると思うんですけど、小津自身はコメディ映画も作っていてしたコメではそんな小津のコメディ映画をフィーチャーしようと今回上映が決まりました。小津ファンからしても非常に貴重な本作を声優界のレジェンド達がどうコラボしていくのか!本当に貴重なイベントになると思います。

大場しょう太(したコメチーフディレクター)以下:大場
 フィルムセンターでも観れないしたコメだけの貴重な作品だと思うのでこれは本当に特別なイベントになりますね。小津安二郎ファンも声優ファンも多くの方に来ていただきたいイベントになります。

今年のオープニング作品について

いとう 今年は21世紀版の寅さんと言われている「ぼくのおじさん」で、松田龍平が演じるぼんくらなおじさんと親戚の子供のぼくの二人がおじさんが恋をした女性を追いかけ日本を飛び出しハワイ行くストーリーで、寅さんのテーマの一つでもある恋する男の部分を山下監督らしいポップな演出で描いている作品になっています。また偶然今年のしたコメでは山田洋次監督をコメディ栄誉賞としてお呼びしている、そんな色々なタイミングが重なって今回お呼びすることができた作品なのでオープニングを飾るにふさわしい特別な作品となっています。
【コピーライト:(C) 1972 北 杜夫/新潮社 (C) 2016「ぼくのおじさん」製作委】

とり・みき吹替え“凄ワザ”講義第2弾「危険戦隊デンジャー5〜我らの敵は総統閣下〜」について

大場 今年のしたコメの目を離せない作品が「デンジャー5」個性的な作品で日本の配給会社がみんな足踏みしていたオーストラリアのドラマシリーズなんですが第2次世界大戦を舞台に特殊部隊チームデンジャー5がヒトラーを倒すアクションシリーズで司令官の頭が鳥の鳥人間など、ただでさえ個性的なのにもかかわらず、そこに羽佐間さんをはじめとする、吹き替えレジェンド達の凄ワザが入る本当にすごい作品になっています!このしたコメを通じて押していきたい作品になります。

「野良スコ」新作上映~コタローの姉あらわる!!~について

いとう 僕はね内山監督の作品が好きなんですよ。そこで9回目となる今年のしたコメメインビジュアルを担当してもらって、賑わい篇と日常篇といった2種類を作ってもらったんですよ、さらにしたコメで内山監督の「野良スコ」の特集上映をしたく本当に忙しい内山監督に、したコメから無理くり新作を上映したいから作ってほしい!とプレッシャーを与え続けたら今回2作品も新作を作ってくれて、しかも今回の突如現れたコタローの姉ミシェルが出るストーリーになっているんですよね。また、イベント後はここでしかもらえないお土産もあるんでこちらも盛り上がるイベントになっています。是非来てくださいね。

大場 やればできるじゃん!お化けのQ太郎みたいに突如現れたミシェルには期待ですね!また、イベントには内山監督をずっと応援してくれているLiLiCo姉さんが応援に駆け付けてくれるんでね、内山監督はLiLiCo姉さんに足を向けて寝れないです!

最後に今年のしたコメについて

大場 今年で9回目を迎えるしたコメですがここまであっという間でしたね。だんだんと名物企画が出来て、そして、新しい企画上映に挑戦したりと、みなさんのお蔭で映画祭として成長出来てきたと思います。映画祭に来ていただき映画を観ると同時に、色々な人と触れ合って楽しんできていただければと思います。

いとう 9回目ということで本当に上映のプログラムが安定してきましたね。
今年は、山田洋次監督をお呼びし、寅さんファンは絶対に来なきゃダメですよ!
どんどん盛り上がってきたしたまちコメディ映画祭、寅さん以外も様々な人気なプログラムをご用意していますので、ぜひ今年のしたコメにお越しになってください!