映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』桐谷健太、宮藤監督登壇!大ヒット記念トークイベント
宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』。6月25(土)から公開された本作は、全国288スクリーンで上映され、週末ランキング第一位の大ヒットスタート。公開から1か月経った今でも怒涛の鬼ヒットは続き、7月25日(月)までで、観客動員100万人、興行収入13億円をそれぞれ突破いたしました!
この度、7月25日(月)、大ヒットを記念いたしまして、「地獄図」のメンバーCOZYを演じた桐谷健太さん、監督・脚本を務めた宮藤官九郎監督が登壇するトークイベントを実施いたしました。
本編を観たばかりの観客が待ち構える中、盛大な拍手に包まれながら、桐谷と宮藤が登壇すると、まずはそれぞれ「これが40回目の舞台挨拶だと聞きまして。こんなやるもんじゃないですね(笑)」と笑いつつも「こんなに見ていただけて嬉しいです!」と挨拶。そして対する桐谷も「僕は(舞台挨拶が)三回目です!まだフレッシュなので楽しいセッションが出来ればと思っております」と挨拶し和やかな雰囲気の中、トークイベントがスタートいたしました。
イベントはさっそく会場に集まったお客さんからの質疑応答をする形に。まずは一人目のお客さんから「二回目に観たときに桐谷君の劇中の衣装でお腹を出しているのが気になって…。私はチビT(桐谷が演じた『タイガー&ドラゴン』での役名)が大好きだったので、それを意識したスタイリングだったのかな?と思ったのですが」という質問が飛ぶと、『あれは衣装を手掛けた伊賀さんが「80年代風のアメリカンな雰囲気でいこうよ!」と言ってあのスタイリングになったんですよね。僕はお腹周りも緑に塗っていたので結構時間掛かりましたね』と説明。肝心の“チビT”を意識したかどうかについては「完全に忘れていたよね(笑)」(宮藤)と告白し、笑いを誘いました。
さらに司会から桐谷へ宮藤監督の演出を受けた印象を聞かれると「毎日楽しすぎて何も考えずに現場に行っていました。思いついた面白いことをやろうと。ノンストレス!ノンストレッサー!すごく楽しかったです!」と答え、会場に集まったお客さんを笑わせました。そんな桐谷について監督は「桐谷君は演技プランを話すときに大体二つのプランを用意してくれるんだけど、どうも二つ目が自信あるんですよ(笑)だから一つ目のプランの説明はすごくあっさりやるんですよ(笑)」と暴露する場面も!しかしそんな桐谷に対し「自由度が高いというか、台本にないものを作ってくれましたね。長瀬くんや神木くん、清野さん、みんなが変わるきっかけを作ってくれたので、それはすごく良かった」と話し、これには桐谷も「嬉しいよ〜!」と素直に喜びました。
さらに別のお客さんから「緑の鬼メイクにはどれくらいの時間が掛かったのですか?」という質問が。「あれは90分くらいですね。お腹を出す時はさらに(時間が)プラスされます。本気のバージョン(口が閉じているのに大きく開いているようなメイク)は、さらにプラス30分掛かりますね」と答え、会場に集まったお客さんを驚かせました。さらに宮藤が「3人(長瀬、桐谷、清野)はライブバージョンと通常バージョンでメイクが違って、ライブのときが大変なんだよね」と明かし、一方桐谷も「メイク落とすのにも40分くらいかかるんですよ。だから準備と片付けで、トータル2時間半くらい掛かってますね」とも話し、さらに「浴室が緑の血のりみたいになってひどいことになるんですよ」と、当時の苦労を明かしました。
そして「この作品をどうやって考えたんですか?」というシンプルな質問に対しては、「どうやって考えたかなぁ。最初は高校生が地獄に落ちてきて。そこに鬼がいて。毎回それが繰り返されるっていうイメージしかなかったんですけど。地獄でバンドを組むというのを、どうやって映画にしようかなと思っていましたね。そのときから長瀬くんが鬼、皆川さんが女子高生っていうのは決まってました。この二人がいないとこの映画はなかったなと思いますね」と話し、さらに桐谷についても「ドラマーが緑っていうのも決まっていたんですよ」と明かし、桐谷も「良かったー俺でー!」と思わず心の声を漏らすような場面も。さらに宮藤は、COZY役を桐谷へオファーしたことについて「ドラム叩けるのは知ってたから、多分やれるだろうなって(笑)」と冗談交じりに話しながらも「あとはバランスかな。(COZYが)学ランを着ているイメージが最初からあって。神経質なドラマーではなく、ガサガサしているドラマーっていうイメージも決まってたから、いろんな部分を総合して桐谷くんに決めました」と話すものの、桐谷は「ただ台本読んだとき、どんな映画かまったくわからなかったですけど(笑)」と話し、場内の笑いを誘いました。
イベントの最後には「本日は来ていただいてありがとございます!グッとくるところも笑えるところもあって、たくさんの方に見ていただけていることが嬉しいです。こんな表情していたんだとか、笑えるところも泣けるところも気づけるので、ぜひ何回も観て面白いと思っていただけると嬉しいです」(桐谷)、「さすがに40回目になるとカラッカラで言葉も出ないですが(笑)もう公開して一か月経ちますけど、こんな大きいスクリーンでまだやっているというのが嬉しいですね。ロックな映画なので大きい画面で見るのがいいと思うので、ぜひまたもう一度観たいと思ったら、また観てもらってもこちらは一向に構いませんので(笑)ぜひまた観てください!ありがとうございました!」(宮藤)とそれぞれ挨拶をし、イベントは終了いたしました。