この度、7月24日(日)、大ヒットを記念いたしまして、“衝撃的な役”で出演している中村獅童さん、さらに監督・脚本を務めた宮藤官九郎監督が登壇し、大ヒット御礼トークイベントを実施いたしました。

上映後の熱気が冷めやらぬ中、まずは今回、中村が“がまん汁”の格好で登壇する、というサプライズでの登壇を知らされていない宮藤官九郎監督が、盛大な拍手に包まれながら登場。「池袋のみなさんこんにちは。(中村が演じた)がまん汁っていうのは先に出るもんですけどね。ちょっと頑張って向かっているみたいなので。間に合わなかった場合は電話しようと思いますので」と動揺しつつも挨拶。「公開して一ヶ月。どこに行っても満員で大変ですよね。やりがいがあります。ありがとうございます」と、感謝を述べていると、ついに中村演じる【がまん汁役】に扮した“全身白タイツ・顔面白塗り”のいでたちで、中村獅童が舞台に登壇!!中村が登壇すると場内は一瞬にしてお客さんからの驚きの声と共に、盛大な拍手と笑い声で包まれました!!登壇した中村は「どうもこんにちは!“がまん汁役”を演じた中村獅童です!」と明るく挨拶をすると再び場内は大爆笑。対する宮藤も、まさかの格好で登壇した中村を前に「(その格好は)このために!?」と大爆笑!自らこのサプライズのために衣装と劇中のシーンを切り取ったパネルを用意したという中村は「この白タイツは奥さんに用意してもらいました!」と自慢げにアピール。しばらく場内は笑い声に包まれたまま、二人揃ってのトークイベントはスタートいたしました。

さっそく司会から中村へ「“がまん汁役”をオファーを受けた時の感想」を問われると「そうですね、やっぱり“がまん汁”役って何度も出来る役でもないですし、非常に嬉しかったのと、宮藤さんが『いつか中村くんのために主役の作品を撮りたい』と言っていたので、今は(がまん汁役で)耐えるべきなんだなと」と述べ、笑いを誘いました。さらに「今回の役を演じるにあたり最も意識したこと」についても「今まで演じた役の中で最も難しい役ではありましたね…」と神妙な面持ちで答えながらも、「やっぱり役作りとしては『先走り感』と『透明感』を大事にしました」と答えると、再び場内は大爆笑!司会から監督へ演出についての質問が飛ぶと、「どうしようかなって(笑)。まず、(中村が)現場に来ちゃった時点で「本当に来ちゃった」と思って(笑)でも撮影はハイテクなんですよ!何十台のカメラで同時に撮って、日本でもあまりやられてない撮影で…」と説明しようとすると、対する中村が「もう撮り方とかどうでも良くない?(笑)」とツッコミを入れるなど、中村が答えるたびに、終始、場内は爆笑に包まれました!

さらにイベントは会場に集まったお客さんからの質疑応答をする形に。今日で10回目の鑑賞だというお客さんからは「じゅんこは、地獄に落ちたのは何の罪なのかな?と思っていたのですが、デビルハラスメントの曲の歌詞で「地獄の底まで追跡!発見!」という歌詞があるので、本当は天国に行けたけど自分で地獄に行っちゃったのかなと思ったのですが、どうなんでしょうか?」というリピーターならではの質問に対しては「一応、そういえばそうですね…なんでしょうね…」と深い質問に悩みつつ、「本当はおじさんだからじゃないですか?(笑)」と答え、場内は再び笑いに包まれました。
さらに別のお客さんからは「邪子(清野)が大助(神木)に惚れた理由は?ハートが強いところがきっかけかなと思ったのですが」という質問に対しては「みんな偉いですねそんな考えてくれて…。」と感心しつつも、「多分、短絡的な理由だと思いますね。普通の人が来た!っていう(笑)そんな感じだと思います。邪子が大助のことがすきなのは台本にあったんですが、COZY(桐谷)が邪子のこと好きなのは台本になくて、現場で勝手にやりだしたんですよ。それで全部変えていってくれて。それがうまく効いているんですよね。さすがだなぁって」と当時の撮影現場でのやり取りを振り返りました。
そして最後、子供から「なんでこの映画を作ろうと思ったんですか?」というシンプルな質問に対しては、場内も大爆笑!「そうだよね。ふざけてる場合じゃないよね(笑)」と笑いながらも「真面目に答えますと、死ぬとか生きるとか扱ったコメディがやりたかった。死んだ時にあんなところに行けるならいいやと思えるような映画を作りたくて、この映画を作りました」と改めて本作への想いを語りました。

その後のフォトセッションでも中村は、集まった取材陣、そしてお客さんを前に、自身演じる“がまん汁”が登場する劇中でのシーンを切り取ったパネルを顔にはめ、キメ顔を作るなどの神対応っぷりを連発し、再び場内を沸かせる場面も!

そしてイベントの最後には「本当にみんな今日はどうもありがとう!俺が主役の映画で会おうぜ!」(中村)と挨拶をすると場内は再び大爆笑!対して宮藤も、「いやほんとうにね、主役やろうねって確かに言いましたね(笑)今ものすごく申し訳ない気持ちです。いつかやりましょう!」と中村と固い約束を交わし、本日のイベントは終了いたしました。