瀬戸内寂聴原作の同名小説初の映画化『花芯』(配給:クロックワークス)が、無事初日を迎えました!

本作は、新進作家として瀬戸内寂聴がまだ瀬戸内晴美として「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、1957年の発表当時批評家から「子宮作家」との批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた、鮮烈な恋愛文学です。

この度、豪華キャスト陣による初日舞台挨拶を実施いたしました。
体当たり演技を披露した主演・村川絵梨さん達の撮影秘話や、瀬戸内寂聴さんのサプライズお手紙も到着!
村川さんが感きわまる場面もある、感動の舞台挨拶となりました。

◆日時:8月6日(土)
◆場所:テアトル新宿
◆登壇者:村川絵梨、林遣都、安藤政信、藤本泉、落合モトキ、毬谷友子、安藤尋監督
(敬称略)

立ち見が出る程の、満席の会場。
豪華キャスト陣と安藤尋監督が登場すると、大歓声が巻き起こりました。

=トーク詳細=

MC:お1人ずつ初日を迎えたお気持ちと共に、ご挨拶をお願いします。
始めに主人公・園子を演じた村川絵梨さんお願いします。

村川絵梨(以下、村川さん):こんなにも大勢のお客様にお越しいただき大変嬉しく思います。
キャストが揃った形で、初日を迎えられてこんなに幸せな日はないと思います。

MC:園子の夫・雨宮を演じた林遣都さんお願いします。

林遣都(以下、林さん):今日は猛暑の中お越しいただきありがとうございます。
安藤監督のもとで、村川さんと感情をぶつけ合いながら撮影した大事な作品です。
今日はじっくり見て楽しんで帰ってください。

MC:園子の恋人・越智を演じた安藤政信さんお願いいたします。

安藤政信(以下、安藤さん):今日は本当にありがとうございます。
僕は村川さんのファンで(笑)、今回共演できて本当に嬉しかったです。
楽しんで帰ってください。

MC:北林未亡人役を演じた毬谷友子さんお願いいたします。

毬谷友子(以下、毬谷さん):ネタバレになるので多くは語れませんが、
あっと驚く北林のババアとインプットいただければと思います(笑)
寂聴先生のこの原作にあるように、「骨になっても女は女だ」と言う事を感じながら、
不自由な時代に一生懸命生きた人間達の、嘘偽りのない、美しい姿を描いた映画だと思います。
今日は楽しんでください。

MC:園子の妹役・蓉子を演じた藤本泉さんお願いいたします。

藤本泉(以下、藤本さん):撮影の日も暑かったのですが、
本日猛暑の中、多くの方にお越しいただき嬉しく思っています。
初日を迎えられた事を嬉しく思います。楽しんで帰ってください。

MC:青年役・正田役を演じた落合モトキさんお願いいたします。

落合モトキ(以下、落合さん):本編では一生懸命練習した
アコーディオンを演奏をしたりしています。
今日は楽しんで帰ってください。よろしくお願いします。

MC:この映画の監督を務めた、安藤尋監督お願いいたします。

安藤尋監督(以下、安藤監督):映画館まで足を運んでいただきありがとうございます。
映画というのは、お客様に観てもらって初めて完成するものだと思っています。
やっと本日映画が完成出来たと思い大変嬉しく思います。
ごゆっくり見ていただければと思います。

MC:それでは、私より質問させて頂きます。
村川さんお着物姿、綺麗ですね。

村川さん:園子が全編着物なので、本日は絶対着物を着たいと決めていました。
(会場より、大きな拍手が沸き起こりました。)

MC:瀬戸内寂聴さん原作の作品に携わって、何か思い出などございますか?

村川さん:思い入れがとても強い作品でした。
約1年半前に撮影し、約11日間という撮影期間でしたが、
とても濃厚な時間を過ごしました。
安藤監督から、直接園子という役を打診され光栄でしたが、
私に務められるのかなと不安がありました。
ただ、やるしかない、チャレンジしなければ一生後悔するなと思いました。
皆様に見てもらえて本当に嬉しいです。

MC:林さんは、村川さんと共演するシーンが多かったですがどんな印象持たれましたか?

林さん:撮影前から相当な覚悟で臨んでいて、役と真摯に向き合っている姿がありました。
本当だったらスマートに支えられたらなと思っていたのですが、そんな余裕はなく、負けていられないなと思いました。
私も全てをさらけ出し、ぶつけていきました。

MC:村川さんは、林さんとの共演いかがでしたか?

村川さん:林さんも、私のチャレンジと同じぐらいの気持ちで、
雨宮の役に挑戦していたので、戦友だと思っています。

林さん:嫌われても良い覚悟で、ぶつかっていきました。

村川さん:真摯にぶつかっていただいたので大好きです!

MC:安藤さんは、村川さんとの共演いかがでしたか?

安藤さん:撮影初日に重要なキスシーンがあったのですが、そこが一番印象深かったです(笑)

村川さん:リードして頂き助かりました。

MC:毬谷さんは、村川さんとの共演いかがでしたか?

毬谷さん:現場では、張り詰めていた表情をよく見ていたので頑張ってほしいと思っていました。
今日の笑顔を見て、ホッとしました。感無量です。

MC:村川さんは撮影後、寂聴さんとお会いになったんですよね?

村川さん:今のこの時代にこの作品が映画化されて嬉しいとおっしゃっていました。

MC:実は寂聴さんより、お手紙が届いております。
読ませていただきます。

※添付参照

MC:村川さん 寂聴さんのお手紙いかがでしたか?

村川さん:やってよかったなと心底思いました。

安藤監督:こんな手紙が届いているなんて知らなかったので、驚きました。

MC:最後に、村川さんからご挨拶をお願いできますか。

村川さん:男性と女性で、感じることが違う映画だと思います。
いつか、見た感想をどこかでお伺いしたいです。
楽しんでください! 本日はありがとうございました。

                                         以上