映画『ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆』日本人エベレスト最年少登頂記録 南谷真鈴、山、海、北極の次は洞窟探検!?「ぜひ挑戦したい!」
山岳史上最も壮絶な挑戦を行った伝説の登山家オム・ホンギルと仲間たちの軌跡を描いた映画『ヒマラヤ〜地上8,000メートルの絆〜』が公開中となっています。映画の公開を記念し、本日8月6日(土)に日本最年少でエベレストに登頂したばかりの現役女子大生・南谷真鈴さんと洞窟探検家・吉田勝次さんを迎えた公開記念トークショーを実施しました。エベレストや洞窟の魅力また、極限な場所に危険に向き合いながらも挑戦し続ける想いや素晴らしさなどを語り、トークショーは大いに盛り上がりました。
【日時】8月6日(土)12:35の回上映後 14:40〜トークショー予定
【場所】ヒューマントラストシネマ有楽町(千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア イトシアプラザ4F)
【登壇者】南谷真鈴(19)、吉田勝次(49)
映画を観賞した南谷さんは「迫力のある映画」と語り、吉田さんも「3回くらい目頭が熱くなりました!」と絶賛!
今年、日本人エベレスト最年少登頂を果たし、世界7大陸最高峰登頂を達成した南谷さん。実際のエベレスト登頂について南谷さんは「私はシェルパのサポートをミニマルだったので、自分で荷物も持って、テントも組み立てなければいけないプログラムだったので、私は楽しんで登っていた。全てがとても刺激的で、帰ってきて、良い思い出だったと思えるような登山だった」と明かし、「意外と高度順応も適している方で8000mでもピンピンしていた。普通は食欲がなくなるんですが、私の場合は寝る間も惜しんで食べていました」と笑いを誘った。映画はアジア初ヒマラヤ8,000メートル級高峰14座の登頂に成功した、実在の登山家オム・ホンギル率いる“ヒューマン遠征隊”がエベレストで死んだ仲間の亡骸を探すために行った過酷な遠征を映画化した実話。南谷さんは「実際に遺体は登っているルート上にも、下山するときにもありました。すごく生々しいんですね。私とブーツを履いて同じ時計をしていて、見るからに昨日か一昨日に起きたんだろうなというのが分かる」と話し、「実際に他の私も8000m峰で仲間を亡くして、救助に携わったので、映画を観てグッとくるものがありました」と話した。
何故リスクを抱えてまで山に登り、洞窟に潜るのか尋ねられた2人は「良き聞かれるんですよ、そこは(笑)」と笑い合い、
吉田さんは「洞窟入っても怖いモノだらけ。自分は帰れないんじゃないかと常に思ってるが、あまり真剣に考えないようにしている。答えになってないかもしれないけど、取り付かれているんだと思います」。南谷さんは「リスクを乗り越えてからこそ、見える景色がある。簡単に言えば山が好きだから。」と話し、さらにこれまでに一番感動した景色はエベレスト登頂の手前でエベレストの頂上が見えた時だという。「地平線を見ると色んなヒマラヤの山脈が見えて、太陽が上がってきたから、空が虹色のように変わるんです。そこに至るまでに自分の思いや努力など気持ちが盛り上がってきて、本当に美しすぎて、まつ毛から氷柱が出てるのも忘れて、涙が止まらないくらい、感動的で美しかったです」。一方で吉田さんは「山は先が見えるけど、先がどうなっているか分からない洞窟はその上を行く魅力がる」と洞窟探検の素晴らしさを語ると、南谷さんは「行きたくなっちゃった。ぜひ、挑戦したいです!」と、これから目指す北極や海に加え、洞窟探検にも意欲を示した。
映画『ヒマラヤ〜地上8,000メートルの絆〜』はヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開中