新宿シネマカリテで行われた映画『はらはらなのか。』(監督・脚本:酒井麻衣/出演:原菜乃華、吉田凜音、松本まりか、川瀬陽太、micci the mistake(Vampillia)、上野優華ほか/劇中歌・主題歌・出演:チャラン・ポ・ランタン)製作発表イベントでの情報が解禁されました。

『はらはらなのか。』製作発表
日時:7.18(月・祝)
場所:新宿シネマカリテ

−『はらはらなのか。』の企画が立ち上がった経緯は?

酒井監督(S):劇団Z-lionさんの「まっ透明なAsoべんきょ〜」という去年6月に公演された舞台で菜乃華ちゃんが主演で。それはファンタジー系だったが、舞台ならではの良さがある、舞台だからこそ表現できている作品だから、これを映画にすると多分表現しきれないぞ、と思いました。なので菜乃華ちゃんがこの舞台に出会って、最後には出演する話、原菜乃華の話にできないかということをバックしてから始まった企画です。

−原さんは自分が主演で『はらはらなのか。』という映画の企画になったが、それを聞いたときどう思いました?
原菜乃華(N):『はらはらなのか。』という題名を聞いたとき、本当にびっくりしました。すごく嬉しかったが、私が自分を演じるということで、普段の私は普通だしネガティブなところとかもあるし、「大丈夫かな?」という不安と緊張もあって、今は嬉しいのと不安なのがぐちゃぐちゃになっている感じです。

(S):まず企画の段階で脚本を書く前に、菜乃華ちゃんに内緒で、菜乃華ちゃんとデートしてるんですよ。小学生の実態を知りたいと思って。(笑)物語では素の菜乃華ちゃんではないところも出てくるんですけど、子供から少女になるときのきらめきを描けたらと思っています。

−吉田凛音さんのキャスティングについては?

(S):ライブを見たときに、この子凄いなと思って。もし同級生だったら絶対勝てないというか、嫉妬とかではなく底抜けのスター性があるから友達になりたいと思った。ライブを盛り上げている感じをみて、中高生って「こういうことをやりたい!」と思ってもやらないことを「いいじゃんやっちゃえば!」っていう感じの思い切りの良さが心地良くて。この子が生徒会長だったらいいなと思った。菜乃華ちゃんよりも年上なので、憧れの先輩という立ち位置で、女優を目指す菜乃華ちゃんに何か刺激になるのかなと思ってキャスティングさせてもらいました。

吉田凛音(R):映画でセリフが多い役をもらったことがないから緊張しているが、凛役で自分に近いところもあるので、生徒会長らしく菜乃華ちゃんにいろんなことを教えられる存在を演じられたらと思ってます。

−他の出演者について

(S):今回は役者のみなさんが人間力がとても高い方ばかりなので私も勉強になります。そして様々な年代の女子が出演されるので、女性のパワーがすごいことになりそうです。

(N):出演者さんが豪華で、今から楽しみ。『いいにおいがする映画』をみてミッチーさんに会いたくて仕方がなくて。普段はどんな人なのかとても気になってます。粟島さんは「まっ透明なAsoべんきょ〜」の舞台ぶりの再会で、千秋楽のスタンディングオベーションで私以上に号泣しているのが面白かった。(笑)また一緒にできることになって嬉しいです。

(R):みなさんと絡みはないけれど、皆さんと通じあっていきたいと思います。

(S):チャラン・ポ・ランタンさんと映画を作れることになって嬉しいです。チャランポさんの世界観がどのように映画と融合するか今から楽しみです。

−最後に『はらはらなのか。』への意気込みをお願いします。

(R):今日菜乃華ちゃんと初めて会ったのですが、8月後半から菜乃華ちゃんと一緒にやっていくということで、本当の先輩後輩のようにもっと仲良くなれるように頑張っていきたいと思います。

(N):撮影まで不安なことがたくさんあるけれど、みなさんと一緒に頑張っていけたらと思います。

(S):『いいにおいのする映画』は自主で作った映画で、周りのスタッフさんがプロだったんです。映画を撮影する前は「私を助けてください、魔法使いさんたち!」という感じで臨んでいました。私は痛い意味ではなく、芸術家や裏方さんは魔法使いだと思っているんです。なので「何もできない私を助けてください、魔法使いさんたち!」という感じでした。でも今回の『はらはらなのか。』では、菜乃華ちゃんや凛音ちゃんを輝かせられる魔法使い側になりたいと思います。2人にシンデレラになってほしいんです。シンデレラはお化粧をしてドレスを着るだけで王子さまと結ばれる。私はそれをお手伝いするが、それ以上に2人の持っているもので映画を動かしてほしい。