7月23日より、シネマート新宿で公開される映画『屋根裏の散歩者』。本日(7月5日)、本作の完成披露舞台挨拶が東京・渋谷のユーロライブで開催され、ダブル主演の木嶋のりこと、間宮夕貴、そして窪田将治監督が登壇いたしました。

< 映画『屋根裏の散歩者』完成披露舞台挨拶 概要 >

◆日時: 7月5日(火曜)18:30〜18:55 ※本編上映前の舞台挨拶
◆場所: ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)http://eurolive.jp/access/
◆登壇者: 木嶋のりこ、間宮夕貴、窪田将治監督 合計3名

 それぞれ、本作の役柄に合わせたかのような和洋折衷の衣装で登場したふたりは、本作ならではの極上のエロティシズム溢れる制作エピソード満載のトークを展開しました!

 司会者からの「激しい濡れ場もある作品のオファーが来てどう思いましたか?」という問いに、木嶋は「私は、男性との絡みのシーンがこの『屋根裏の散歩者』が初めてだったんです。今まで女性としか絡んできたことがなかったので(笑)。今回初めてなのに、ベッドの上ではなく、畳に投げられ、鼻血を出し、いろいろ乱暴され、さらに監督には『違う、そうじゃない!』と怒られて、私の中の変態心(へんたいごころ)に火が付く現場でした」と、衝撃発言!

 一方、間宮も、木嶋の答えが凄すぎてハードルを上げられ、自分が答えるのに「いやホント困るんですけど」と笑いつつも、「私は逆に今まで乱暴に扱われる役が多かったので、こんなに優しく抱かれたのは初めてでした。凄く新鮮でした。あぁ愛ってこんなにいいものなんだなって。(相手役の)淵上(泰史)さんに感謝しながら抱かれました」と、これまた対照的な衝撃発言を被せる始末。

 本作の天井裏の穴から人の生活を覗くという設定に因み、司会者からの「もし自分が誰かの生活を覗けるとしたら?」との問いに間宮が「人から人が産まれてくる瞬間を覗き見したいと思ってるんで・・・是非、木嶋さん!」と、木嶋の出産する現場を覗き見たいと志願すると、木嶋は「いいよ!」と軽快に即答!会場は笑いに包まれました。

 舞台挨拶の最後は、本作への自信を語った3人の言葉で締め括られ、会場は大いに盛り上がりました。

木嶋:「人間のドロドロした部分と、性のドロドロした部分と、女のとろとろっとした部分をたくさん感じてもらえたら嬉しいです」

間宮:「人間の憎悪の凄さを感じてもらえたらなと思います。是非皆さん楽しんでください」

窪田監督:「江戸川乱歩という大巨匠の原作なんで、それに負けないように頑張ったつもりです。このふたりもそうですし、ほかの俳優部も一生懸命やって、うちのスタッフも含めて必死に作りましたので、是非、楽しんでいただければと思います」

【以下トーク全容】
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木嶋: 江戸川乱歩の世界を描き続けてきた窪田監督の作品に出ることができて本当に幸せに思っております。今日は皆さんも楽しんでいただけたら幸せです。よろしくお願いいたします。

間宮: 今日はお越しいただき、ありがとうございます。(撮影から)半年を経ちまして、あっという間すぎて、もう公開なんだと思って、凄いびっくりしています。どんな感じになっているのか、私もまだ観てないので凄く楽しみです。よろしくお願いします。

監督: 江戸川乱歩(の原作を撮るのは)3本目なので、勝手知ったるという言い方も失礼ですけど、なかなか大分楽しめてきたなという感じです。また乱歩作品を何か出来ればなと考えています。今日はゆっくり楽しんでいってください。ありがとうございます。

司会: 原作の「屋根裏の散歩者」、僕大好きなんですけど、原作にはこんな美女ふたりは出てこないんですけど。

監督: そうですね。なんででしょうね(笑)。元々前作の『D坂の殺人事件』というのを撮りまして、河合龍之介くん演じる主人公・郷田三郎は、本当は(『D坂の殺人事件』ではなく)「屋根裏の散歩者」の主人公なんですよ。『D坂の殺人事件』の撮影当時は、まさか将来「屋根裏の散歩者」も撮れるなんて思ってなかったんで、『D坂の殺人事件』で郷田三郎を引っ張ってきちゃったんです。なので今回、ちゃんと本作『屋根裏の散歩者』で郷田三郎をやりたいというのがまずひとつあったんです。

乱歩の作品の中では、かなりの巨匠たちが『屋根裏の散歩者』を撮っているし、それを一通り見直しました。“女性”でいろいろ味付けをするというのが脈々とあったので、やっぱそこは自分の中では譲れないな、と。とりあえず木嶋のりこが演じた大内照子を登場させたんです。その後脚本を書くにつれて、プロデューサーとも相談しているうちに、もうひとりくらい(女性を)入れた方がいいかもね、という話になった経緯がありました。それで間宮夕貴演じる黒木直子という役が登場したんです。

元々「屋根裏の散歩者」自体がドラマ性が強い原作ではないので、ふたりの女性を入れることでちょっとドラマ性を作ったという感じですよね。

司会: 激しい濡れ場もある作品のオファーが来てどう思いましたか?

木嶋: 私はこの『屋根裏の散歩者』が男性との絡みのシーンが初めてなんですよ。今まで女性としか絡んできたことがなかったので(笑)

司会: それも凄いですよね!(笑)

木嶋: はい(笑)。今回初めてなのに、ベッドの上ではなく、畳に投げられ、鼻血を出し、いろいろ乱暴され、さらに監督には「違う、そうじゃない!」と怒られて、私の中の変態心に火が付く現場でした。

司会: (笑) それは今まで自分では気付かなかったものなんですか?

木嶋: いや、もうあったんですけど(笑)、今まで女の子を相手にする時は、私が何とかしてあげようという気持ちだったんですけど、いざ男性とそうなる時は、初めてだったので、凄いいろんな興奮がありました。

間宮: (木嶋さんの答えが凄すぎてハードルを上げられ、自分が答えるのに)いやホント困るんですけど(笑)。私は逆に今まで乱暴に扱われる役が多かったので、こんなに優しく抱かれたのは初めてだったので、凄く新鮮でした。あぁ愛ってこんなにいいものなんだなって。(相手役の)淵上(泰史)さんに感謝しながら抱かれました。

司会: 撮影はどうでしたか?

間宮: 寒かったです。今年の1月に撮ったんですよね。

木嶋: 役が難しくて、現場は闘いで、撮影途中に監督の顔を見たくないと思うときが何度も訪れるくらい、大変でした。でもこの役をやったことによって、ちょっと成長できたんじゃないかなと思うんです。

司会: メイキング見ていると(監督が)凄い厳しいですもんね。

木嶋: あ、そこもちゃんと映ってますか?

司会(※本作プロデューサー): 映ってますよ!かなり長く使いましたね。あまりにもこのおふたりの顔の表情が面白くて。カットするの勿体ないなって思って。

間宮: 最初の方、ふたりともムスッとした顔してるんだよね(笑)。今までイメージDVDとかいっぱい出してますけど、ムスッとしている顔とか撮られることは無いんで。畜生とか、くやしいとか、なんで出来ないんだという顔が…。恥ずかしいね。

監督: メイキング、(ふたりはまだ)見てないんだ。

木嶋・間宮: 見てないんです。

司会: 監督、主演のおふたりどうでしたか?

監督: 最初はどうなることかと思いましたけどね。徐々に徐々に(良くなって行きました)。僕の作品の中でも(本作は)ハードな方だと思うんで、その中でよくやったなと思います。それが一番だと思います。脱ぎがあるから恥ずかしかったりするし、よく闘ったなと思います。まぁ間宮に関しては、現場で恥ずかしいとか一切無かったですけどね(笑)。歩いてきてバスローブをバッと開けて「監督、見て見て〜ぇ」とか、あんなの止めてくれよ(笑)

間宮: (そのシーン)メイキング、入ってるのかなぁ(笑)

司会: この『屋根裏の散歩者』は、天井裏の穴から人の生活を覗くという設定なわけですが、もし自分が誰かの生活を覗けるとしたら?

木嶋: 監督がガチで女の子を口説いているところ(笑)

間宮・監督: (爆笑)

間宮: 私は、女子更衣室もいいな、と思ったんですけど、一昨日、いとこが子供を産みまして。なので産む瞬間が見たいな、と。人から人が産まれてくる瞬間を覗き見したいと思ってるんで・・・是非、木嶋さん!

木嶋: いいよ!

間宮: いいの?

木嶋: いいよ!

間宮: ホントに?絶対呼んでね!

木嶋: いいよ!

間宮: コレ、動画撮っておいてくださいね(笑)

木嶋: (笑)

司会: 最後に一言、お願いします。

木嶋: 人間のドロドロした部分と、性のドロドロした部分と、女のとろとろっとした部分をたくさん感じてもらえたら嬉しいです。今月23日から劇場公開なので、そちらにも来てくださったら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

間宮: 人間の憎悪の凄さを感じてもらえたらなと思います。是非皆さん楽しんでください。今日はありがとうございました。

監督: 江戸川乱歩という大巨匠の原作なんで、それに負けないように頑張ったつもりです。このふたりもそうですし、ほかの俳優部も一生懸命やって、うちのスタッフも含めて必死に作りましたんで、是非、楽しんでいただければと思います。今日はありがとうございました。