映画と音楽の幸せな出会いから生まれ、全世界を虜にした『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督、待望の最新作『シング・ストリート 未来へのうた』が、7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国順次公開いたします。
この度、映画公開を記念しての公開直前イベントが行なわれ、「フレンズ」などの大ヒットなどで知られ、80年代を代表する伝説のバンド、REBECCAの歌姫として絶大な人気を誇るNOKKOさんを招き、本作を交えて当時を振り返るトークを繰り広げました。

映画イベントの登壇が初となるNOKKOは80年代を意識したというワンピースで登場すると、「(映画ポスターを指し)ロゴに入っているネオン管みたいなイメージです」と笑顔でコメント。いち早く見たという本作について「すごく良くできているなと思いました。過去に音楽ものの映画を何度か見ているのですが、芝居に力がはいっていて違和感があったのですが、今回は音楽が大好きな人が作ったんだろうなと思いました。作品の舞台は外国なんですけど温かみが伝わってくる作品。」と絶賛した。さらに普段から映画を好んでよく見るようで、最近では、娘さんと一緒に映画を観に行ったエピソードを笑顔で語った。そんな仲良しの娘さんといつも一緒に最新POPを聞いている他、「NHK みんなのうた」で流れる曲を時報代わりに聞いて母娘の会話を楽しんでいると語った。MCから「NOKKOさんのライブは見ないですか?」との質問に対して、「いつもライブの途中で寝てしまう。」とまさかの返答に集まった観客を驚かせると「お腹にいたときから歌って聞かせたり、赤ちゃんの時も歌って寝かしつけていた」というとMCも「安心して眠ってしまうんですね。」と歌姫らしいエピソードに笑顔でうなずいていた。劇中にノンストップで流れる80年代を席巻した数々の大ヒット曲について「サントラをすごい聞きました!」と興奮ぎみに語ると、劇中バンド「シング・ストリート」の楽曲についても「オリジナルの曲が秀逸。特にバラード曲の『To Find You』が良かった。ちょっと尾崎豊さんを思わせる部分もある。」と絶賛した。そんなNOKKOにバンドを始めたキッカケについて質問が及ぶと「自分を表現する中でバンドと出会った」と当時を振り返ると、REBECCA活動時の名曲「フレンズ」のジャケットを見ながら当時について語る場面も。この頃の衣装についてNOKKOは「メインストリームはラブリーなアイドル路線が主流だったけど抵抗していた」と、スタイリスト泣かせなエピソードを披露し「自分で古着をあさって改造していたし、そんなことをする人たちはいなかった。」と当時を懐かしんでいた。最後に本作の見どころについて「音楽が秀逸でお見事。影響されちゃう。」と言うと続けて「何が実るかわからないけど好きなことを耕し続けることが大事。自分を信じることが一番大事。」とこれから夢を形にしたいとがんばっている若者や会場に集まった観客にエールを送ると場内は拍手に包まれ、大盛り上がりの末イベントは終了した。