有料映像配信サービス「GYAO!ストア」で、売上の全額を熊本地震被災地の復興支援募金「くまモン募金箱」へ寄付するチャリティー配信を実施している映画『うつくしいひと』が、本日行われた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」のクロージングセレモニーで、観光映像大賞を受賞したことが発表されました。観光映像大賞は、各都道府県で制作され、“観光や地域振興”という観点で創造性、振興性、話題性を含んだ作品に贈られる賞です。5回目となる本年度は全国から612作品が応募されました。

6月2日から本日6月26日まで、約1ヶ月間行われていた本映画祭のフィナーレを飾るクロージングセレモニーでは、ミュージックShort部門、ミュージック Video部門の優秀賞、観光映像大賞が発表され、観光映像大賞を受賞した『うつくしいひと』の上映、行定勲監督、橋本愛さん、姜尚中さん、高良健吾さん、米村亮太朗さんによるトークセッションが行われました。

 トークセッションの中で行定勲監督は、「去年の春頃に熊本県庁と私たちで、熊本のすばらしさをたくさんの方に知っていただこう、地方創生につなげようと企画を始めました。キャストは忙しい方ばかりですが、熊本出身の俳優でやりたいというところにこだわりました。」と制作の背景をお話されました。

 また、4月に起こった熊本地震について話が及ぶと、「この作品を今熊本の方たちに見せるのはどうかと思っていました。映画に映っている70%は震災によってもう同じ形ではなくなってしまいました。しかし、熊本の方たちがこの作品を見て、逆に励みにしてくれ、この景色を取り戻すだけでなく、また新しい歴史を作ろうという気になってくれています。そんな力が映画にあるなら、映画を信じてよかったと思っています。」とコメント。

 最後に、「今はチャリティー配信も始まっています。一人でも多くの方にこの映画を見てもらって、もし熊本に行ってみたいと思ったら実際に行ってみてほしいです。それが一番熊本の励みになると思います。」とメッセージを送りました。また、本映画祭の代表でMCを務めた別所哲也さんは、「まさに震災後、どんなに熊本が美しくまた輝いていくのか、現在進行形だと思いますので是非みなさんにも応援していただきたいと思います。」とエールを送りました。

 『うつくしいひと』は、熊本県出身の行定勲監督をはじめ熊本にゆかりのある俳優、著名人や、県内市町村および地域活性化に取り組む人々などが連携し、地域資源を活かして熊本の素晴らしさを届ける映画を製作する「くまもと映画プロジェクト」による作品です。熊本出身の俳優・橋本愛さんや高良健吾さん、政治学者の姜尚中さんらが出演する約40分の中編映画となっております。本作はすべて熊本でロケが行われており、熊本城をはじめ、被災する前の美しい熊本の風景を見ることができます。

 GYAOは、4月に熊本地震が発生したことを受けて、本作による収益で熊本の復興を支援したいというプロジェクトの思いに賛同し、本取り組みの実施に至りました。

 熊本地震により被災された皆さまへお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

=========================

<チャリティー配信概要>

■配信期間 :2016年6月13日(月)〜2016年8月31日(水)

■URL    :http://gyao.yahoo.co.jp/special/kumamotoeiga/

■販売価格 :300円(税抜き)※購入より3日間視聴いただけます。