以下記者からの質疑応答

Q:2作目ということもあり、皆さんとても仲良くなって撮影中もよく飲みに行っていたという話も伺いましたが、現場の雰囲気・チームワークはいかがでしたでしょうか?

佐々木「飲みに行きましたね、西村さんと寺脇さんの行きつけのそば屋があって撮影が終わった昼過ぎから飲みました。翌日の昼まで残るくらい。お酒が飲めない時生くんも飲みたいって言ってみんなで一緒に飲みましたね」
寺脇:「昼から飲めるお店を抑えてあるんです」
深田:「楽しくて飲み過ぎちゃいました。飛行機に乗り遅れそうでした」
伊原:「僕だけまだ撮影があって、撮影している時に深田さんから皆が顔を赤くした写真が送られてきたんですよ、その後合流したら、まだ飲みたいって言うんですよ」
柄本:「日本酒を初めて飲みました、二杯目飲んだらそのあとシャワーに入って12時間くらい寝ちゃいました」
六角:「そうですね僕は柄本君と泊まっていた部屋も近かったので、良くご飯を食べに行きました。知念君と三人で行った時、時生君だけ店員に間違えられていたよね」

Q:前作では叶わなかった現いわき市・湯長谷での念願のロケはいかがでしたか。

本木監督:「ようやくいわきで撮影できて良かったです。200人くらいの方達にご協力いただいてじゃんがら念仏踊りを撮影したり、少しでも福島頑張れというメッセージが届いてくれると良いなと思います」
佐々木:「じゃんがら念仏踊りのシーンはタイムトリップしたようで、本当の殿さまになったような気分でした。小浜海岸での撮影も叶い、リターンズだからこそできたと嬉しかったです」

Q:お二人は前作で恋に落ち、本作では夫婦役となりまして更に息がぴったり合っているように見えました。2年ぶりに一緒に演じられていかがでしたか。

佐々木:「姫を改めて見るというシーンから撮影だったので、もう野郎どもと走らないでこのまま終わってしまっても良いんじゃないかと思うほど美しかったです」

深田:「姫になり、きれいな着物ばかり着せていただきました。前作と同じ場所でも違う立場で立つとこうも違うものなんだということも実感しました」

Q:先ほどからもお話にも出ているように、パート2になってここがパワーアップしたというところはありますか。

佐々木:「ダントツで菊千代ですね(笑)。悔しいくらいです。殺陣、アクション、笑いどれをとっても全体的にパワーアップしています。またふんどし姿も登場するので川を渡るシーンは必見です」

深田:「みなさんのいわき弁が強くなっている気がします。次があるなら私もやりたいです」

伊原:「自分の役は実は娘がいて、娘のために頑張っている役だということが明かされるので、家族の描き方が強くなっていると思います」

西村:「方言指導の方にこっちが教えるくらいの方言の強さになっています。あと妻、子どもが居たということに自分でも衝撃を受けています」

寺脇:「妻がいて、尻に敷かれ具合がすごいです。剣を極めたもの同士の戦いも見ものです。

六角:「まさかの嫁も子どももいない役なんです。城に帰った時、妻とかから武器を渡されるものなんですが、見ず知らずの人から槍を渡されて、エッっと思いました。殿が死体に扮する時にするメイクがユニークなんですよ」

柄本:「殺陣の手が増えて大変でした。あとは西村さんのパワーアップ具合ですね」
陣内:「前作でメイクが濃いのではないかと批判がありましたが・・・今回はもっと濃くなってデヴィッド・ボウイばりです。どうしても透明感が出てしまうのでエッジを出してみました(笑)」

本木監督:「陣内さんのメイクはさすがにやりすぎたかなと反省しています(笑)。ここまで多種彩々な方々に出ていただいていて、ひと時も目を離せないエンターテインメントに仕上げられていると思います」

MC:ありがとうございました。そろそろお時間も迫ってまいりましたので、本作の手ごたえと最後に一言お願いしたいと思います。

深田:「いわき市ではとても歓迎していただき、愛を感じさせていただきました。監督、キャストの想いも沢山の人に伝わると良いなと思っていますので、よろしくお願いします」

佐々木:「続編というと引き算になってしまうことも考えられましたが、やりすぎたかもしれないというくらいの満足感で私はやりつくしたと思うほど盛りだくさんになっています。前作を経験させていただき、時代劇って面白いな、楽しいなと感じました。それと同時に自由で、陣内さんのメイクや、西村さんの声しかり、なんでもアリなんだと思わせてもらいました。親しみをおぼえていただける、娯楽作品に仕上がっていると思いますのでよろしくお願いします」

本木監督:「佐々木さんの言葉を受けてでは無いですが、時代劇だからこそできること、時代劇にしかできないことを詰め込んだ楽しい作品になっていると思います。前作同様まさかの大ヒット、応援よろしくお願いします」