いよいよ、今週6月17日(金)より公開となる、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』J.J.エイブラムス製作 最新作『10 クローバーフィールド・レーン』。

この度本作の公開を記念して、「なんでも添削家」「映画コメンテーター」としてだけでなく、俳優としての評価も高く、TV、ライブ、コラムなど多方面で活躍中の、赤ペン瀧川こと瀧川英次さんを迎えてのトークイベントを実施いたしました。

タイトルに“クローバーフィールド”とついていることから、『クローバーフィールド/HAKAISHA』の続編か?!
などの憶測が飛び交う中で、その真相は明らかにされず、謎に包まれたまま全米公開された本作。
公開後は、海外メディアからは絶賛の声が相次ぎ、米映画評集計サイトのRotten Tomatoesでは、90%以上という高得点を獲得!

日本でも正体不明の“奴ら”が映し出される予告映像やポスタービジュアルが公開されるやいなや、その謎の多さにSNS上では「これは楽しみ!」「ネタバレじゃねぇか!」などの賛否両論が巻き起こり、いよいよ公開が近づく中、期待の声がますます高まっています。

瀧川さんには、ネタバレなしに本作を熱く語っていただきました!

『10 クローバーフィールド・レーン』 トークショーイベントレポート

◆日程:6月15日(水)
◆登壇者:赤ペン瀧川/瀧川英次(あかぺんたきがわ/たきがわえいじ)
◆場所:東宝東和試写室

<イベントレポート>

満席となった会場の中、拍手で迎えられた瀧川さんは、
「例えば主演が、ドウェイン・ジョンソンや、ジャッキー・チェンなら、‟あいつ最後まで死にません”と言えるのですが(笑)、
秘密主義で知られるJ・J・エイブラムスがつくった”謎”が多い作品なので、出来るだけネタバレをしないように
トークできればと思います!途中モゴモゴするかもしれませんが(笑)よろしくお願いします!」と挨拶。

本作のタイトルに“クローバーフィールド”とはいっていることからも、あの『クローバーフィールド/HAKAISHA』
(以下、クローバーフィールド)の続編なのではないか?という声も相次いでる本作。
一足先に映画鑑賞した瀧川さんは、本作について「面白かったです!」と絶賛しつつも、
『クローバーフィールド』の続編か否かに関しては「僕は続編じゃないなと思いました。」と断言!
しかし、『クローバーフィールド』に繋がる世界観も存在すると指摘。
「J・J・のインタビュー記事を読むと”続編”と言わず”(クローバーフィールドという)大きな世界観の中の一つの作品にしたかった。”と
言っています。勝手な想像ですが、この作品の世界は『クローバーフィールド』と、同じ時系列なのかもしれないと思ったんです。
この作品を観て”続編”と思う人はいないんじゃないかと思うけど、前作見直してこれを見るとあれっと!思うことがいくつかある。
ヒントは、作品のキャッチコピーにもなっている”奴らはあらゆるフォームでやってくる”。これなんですよ!
本作を観て、もう一度前作を観るとおやおやという部分が色々と浮きでてくると思います。」

本作で監督を務めたのは、CM業界の出身で今回が長編映画の監督をするのは初という経歴の中での
大抜擢となったダン・トラクテンバーグ。J・J・エイブラムスもベタ褒めしているトラクテンバーグ監督について、
瀧川さんは「本作を観れば才能ある人物である事が分かると思います!今後の注目監督ですね。」と大絶賛!
トラクテンバーグの存在を知らなかった為、独自に調べたという瀧川さんは
「彼のつくった『Portal』というゲームのファンムービー『Portal: No Escape』という短編作品がYouTube上で公開されているんですが、
その動画をJ・J・エイブラムスが見て、彼を抜擢したらしいです!」と独自の調査情報を披露しました。

登場する主なキャラクターはたった三名で、その中でも物語の鍵を握る謎の男・ハワードは
最後の最後まで、いい奴なのか悪い奴なのかがわからないというところも見どころのひとつである本作。
その謎の男をジョン・グッドマンが演じていることについて、瀧川さんは「ジョン・グッドマンという俳優は、
大体いい奴を演じる人物なのですが…。」と不思議がりながらも「ハワードという人物の捉え方によって、
作品への見え方が変わってくるんです。ただ率直に思うのは、ジョン・グッドマンは芝居が上手いんだと!
と改めて思いました!」とその演技力を称賛!

本作では、外は危ないからというハワードの言葉を信じ、ハワードの所有するシェルターの中で共同生活を送る
三人の姿が描かれますが、地下シェルターの中で過ごせると思いますか? という質問に対し、瀧川さんは
「お金のない時代に、男4人で6畳1間に3年住んでいた事があるので全然大丈夫です!」と意外な事実を披露!
また、「登場するシェルターは、アメリカで”バンカー”と呼ばれていますが、こういった避難用のシェルターを建設する人は多いんですよ。
ただ劇中で登場するような、みんなが悠々と過ごせるようなバンカーはなかなかないです。
一般的なものは緊急用なので狭い造りなのに、劇中のバンカーは、”家族と一緒に永久的に暮らせるもの”が造られています。
これがこの作品最大のヒントなんです!」と熱く語りました。

最後に、本作の見どころについて「誰かと一緒に語りたくなる作品で、きっとどなたでも楽しめます。
いろんな人を道連れにして(笑)ご覧になっていただければと思います!
この映画はいい酒のつまみになりますよ!」とコメントを寄せました。

瀧川さんのネタバレギリギリのトークに、観客はも興味深々の様子をみせ、時には大きくうなずきながら
トークに耳を傾けるなど、大盛り上がりのイベントとなりました。

以上