日本を代表するクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー【牙狼〈GARO〉】。2005年の誕生から10年を迎え、今なお多くのファンを魅了している。その【牙狼〈GARO〉】シリーズの10周年記念作品として誕生した本作『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』は、シリーズ初のアニメ作品として2014年秋から放送された「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」から4年後を描いた完全新作劇場版アニメーション作品!【5月21日(土)より、新宿バルト9他全国公開中】

監督にはTVシリーズ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」に引き続き数々の名作を表現してきた林祐一郎。脚本には「進撃の巨人」や「ジョジョの奇妙な冒険」など現代のアニメシーンを代表する小林靖子、そしてアニメーション制作は「うしおととら」「残響のテロル」「坂道のアポロン」などアクション・サスペンス・ドラマなど様々なジャンルを見事に描くMAPPAが担当します。

★「牙狼–DIVINE FLAME- スペシャルトークイベント第3弾」 6月14日(火)
堀内賢雄等による生オーディオコメンタリー上映オフィシャルレポート!

5月21日(土)より、劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』が絶賛公開中!
そんな中、第3弾となるスペシャルトークショーでは堀内賢雄、野村勝人、鵜殿麻由、林祐一郎監督、久保宗一郎音響監督、久保亨企画プロデューサーが出席しました。さらに、上映開始後にはサプライズでララ役の逢葉まどかさんも参戦! 笑いあり、感動ありの貴重なコメントの数々に大盛り上がりを見せた生オーディオコメンタリー上映を6月14日(火)に開催しました。当日のオフィシャルレポートをお送りいたします。

「牙狼–DIVINE FLAME- スペシャルトークイベント第3弾」
【日時】6月14日(火)21:00〜本編上映開始 
生コメンタリー + アフタートークショー + ティーチイン(20分)
【劇場】新宿バルト9 (シアター3)
【登壇】
ヘルマン役:堀内賢雄
アルフォンソ役:野村勝人
ガルム役:鵜殿麻由
ララ役:逢葉まどか
監督:林祐一郎
音響監督:久保宗一郎
企画プロデューサー:久保亨
MC:八雲ふみね

この日、舞台に登場した林監督は自身のポケットを指さして、「浪川さんを連れてきました」と一言。
主人公レオン・ルイス役の浪川大輔さんの代わりに(?)監督のポケットからは黄金騎士ガロのフィギュアが顔を出していて、客席からは一斉に笑いがこぼれました。野村さんは、特別に発注したという劇中のアルフォンソの衣装を模したジャケットで登場するなど、気合い十分の様子! 一同、劇場後方の席に並んで作品を鑑賞しながら、思い思いにコメントを口にします。

堀内さんはまだ上映が始まってないのに「あ、このシーンはですね…」といきなりボケを飛ばし笑いを誘います。そして、オープニングからいきなり、裸で絡み合う男女が登場すると、野村さん、堀内さんは「キタキタキターー!」とハイテンション。冒頭から熱気に包まれていました。

林監督は時に、キャラクターの裏設定や、シナリオ会議の様子などを明かし、残念ながら本編では使用されなかった構想などについても明かし、野村さん、堀内さん、鵜殿さんら声優陣は、思い入れのあるシーンやそれぞれのお気に入りのシーンについて、熱い感想を口にします。

堀内さんは、ヘルマン亡き後、ロベルトを出産し育てているヒメナが登場すると嬉しそう! また、鵜殿さんは収録を振り返り「またガルムを演じられるのが嬉しくて、ルンルン気分で臨んだら、久保さんから『陽気すぎ!』と言われて、気怠くやりました(笑)」と明かしてくれました。

また、劇場版から登場となったダリオ・モントーヤの声を担当した萩原聖人さん、サラ役の小宮有紗さんを野村さんも堀内さんも絶賛! 一緒に収録に臨んだ野村さんは「萩原さんは、バトルシーンを演じるのは初めてと言ってましたがすごく力強かったです!」と語り、堀内さんも「気合い入ってたね。素晴らしかった!」とその表現力の高さを称えていました。

そして、ヘルマンが登場すると野村さんは「嬉しいです」と声を弾ませます。レオンとヘルマンが連携して戦うバトルシーンについて、林監督は「実は、TVシリーズで一緒に戦ってないんです。だから映画でやりたかった」と思い入れを口にしましたが、野村さんはそのシーンを見つつ「レオンを育てたのはやっぱり、ヘルマンなんだなというのがよく感じられます」としみじみ。親子の掛け合いでレオンがヘルマンを「死人」呼ばわりし、ヘルマンが「親に向かって死人とはなんだ!」と返すシーンでは堀内さんも野村さんも「このセリフ大好き!」と声をそろえていました。

そして、上映開始後にサプライズで加わったララ役の逢葉さんは、ララやレオンのセリフにコミカルなセリフを勝手に合わせ、会場は爆笑の渦に包まれました! 

上映終了後に一同は壇上へ。堀内さんは映像から音響、物語性など全てが細かく作りこまれた本作を「芸術だよね」と改めて称賛。すでに何度も見ているにもかかわらず「引き込まれて泣きそうになりました」と明かします。

野村さんも「見るたびに好きなシーンが増えます」と語り、鵜殿さんは「普通は劇場では『シーっ!』ってなるのに、こうやってみんなで喋って見るのは楽しいですね」と興奮気味。逢葉さんも「堀内さんに『遊んでいい』と言っていただき、楽しめました!」とめったにないオーディオコメンタリー付き上映を堪能したようでした。

久保音響監督は「現場のことやスタジオでのことを思い出しました」。久保企画プロデューサーは「30回以上見てますが、それでも発見があります。すごいフィルムだなと改めて思います」と深くうなずいていました。

観客との質疑応答では、熱烈なファンから林監督にキャラクターの設定など細かい部分についての質問が殺到! 堀内さんは「それがいい!」と嬉しそうにその様子を眺め、林監督も「みなさんの質問がどんどんマニアックになっていき、真剣に見てくれてるんだというのが伝わってきて嬉しいです」と熱いファンに感謝していました。

また、劇場版での思い入れのあるセリフや、特別な思いを尋ねられ、野村さんは「幼いロベルトの将来をどうすべきかを考えるシーン。魔戒騎士に育てるのか? 普通に育てた方が幸せなのか? あのシーンは考えさせられました」と述懐。鵜殿さんは「変わらず、気怠く、かったるく!」とニッコリ。逢葉さんはヘルマンの復活を知り「ララにもワンチャンあるんじゃないか? と思ってたんですが、回想でも出られたことが奇跡! 嬉しかったです」と喜びを口にします。

そして堀内さんは「ヘルマンは、登場できるだけで喜びでした。全てのセリフで気合いが入ってましたが、特に最後に去っていく時のセリフ——これが本当に終わりかもしれない。僕にとってもヘルマンとして最後のセリフになるかもしれないという思いで言いました」と特別な熱い思いを明かし、会場は感動の拍手に包まれていました。