第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、日本ではディズニー/ピクサー歴代興収No.1の記録を持つ『ファインディング・ニモ』。前作の奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が7月16日(土)より公開となる。東京海洋大学名誉博士であり、魚に関する豊富な知識に裏付けされたトークで日本中のお茶の間で幅広く親しまれているさかなクンが、本作の字幕版&吹替版の海洋生物監修とマンボウ役で声優を務めることが分かった。さらにさかなクン自ら本作に登場するお魚たちの特徴を特別に“ギョ紹介”する特別映像も解禁となった。

ピクサー作品の監修と言えば、通常外部に依頼することはなく、誰にでもできることではない異例の快挙だ。実はピクサースタジオもその魚に関する知識の深さにギョギョッとしたそうで、今回の監修が実現した。さかなクンは、海洋生物の習性や特徴だけでなく、日本語での正しい魚名などの表現や、海の仕組みにかかわることなど細かい視点で監修を行った。例えば①劇中の台詞から、貝にも目があるのか?という疑問が発生した時「貝にも眼点という目に当たるものがある」とアドバイス②劇中に登場するマグロがマカジキなのにカジキマグロと表記されていたのを指摘③「摂氏22度」という表現を水温はあまり摂氏とは言わないと指摘し「温度22度」に訂正するなど、専門知識が必要な部分についてその豊富な知識を使い正しい表現に直していった。

さらに今回さかなクンのインタビュー映像と、魚の知識を交えながらストーリーを“ギョ紹介”してくれる特別映像が解禁となった。自身にとって最も特別な映画『ファインディング・ニモ』の続編が作られると知った時について「こんなに嬉しい続編がキタ—!ドリーちゃん、キター!ってそんな気持ちでギョざいますね!」と興奮気味に喜びを表現した。さらに「ギョ!ギョ!なんと私も参加させていただけると聞いて、もう夢のようでギョざいます!本作ではお魚だけでなくクジラやカニ、ヒトデなどいろんな海洋生物が登場しますよ」と早速本作をアピール。予告編に合わせてさかなクンが気になるお魚を解説してくれる特別映像に続いていく。

その中でもさかなクンCHECKポイントをいくつかギョ紹介しよう。本作の主人公で忘れんぼうのドリーはナンヨウハギというお魚。とってもカラフルで優雅に泳ぎ、日本のサンゴ礁でも会うことができちゃうお魚なのだ。そしてドリーと人間の世界で旅をすることになるミステリアスなタコのハンクも登場。ミズダコという種類で、全長3メートルにもなるという世界最大のタコで、色や形を自在に変えることができ、人間に見つからないよう白い壁に同化したり黄色い柵になりすましたり、カメレオンのように姿や形を変えてドリーと大冒険を巻き起こしていく。そしてドリーの過去を知るデスティニーは世界最大級のジンベエザメ。体は大きいけれど心はとっても優しいサメちゃんなのだ。お魚の知識が分かるとより一層本編も楽しめるはず!さかなクンは「ギョギョ!危ない!お魚さん目線で見ると人間の世界での冒険は命がけ。でもドリーちゃんもニモちゃんも諦めませんよ!これはもう待ちきれない!映画館にレッツギョー!」と締めくくり、ワクワクが止まらない本作への期待も高まるばかりだろう。

さらにさかなクンは今回マンボウ役として声優に挑戦。マンボウは大好きなハコフグと同じフグ科ということもあり「マンボウちゃんは世界で最も大きくなるフグの仲間ですので、おお〜こんな偉大なマンボウちゃんの役を頂けて嬉しい!」と大喜びで意気込みを語った。忘れんぼうドリーがたったひとつ忘れなかった〈家族の思い出〉を求めて、ニモやマーリンたちとその過去の秘密が隠された〈人間の世界〉に飛び出していく感動の冒険ファンタジー『ファインディング・ドリー』は、7月16日より全国公開。