映画『若葉のころ』初日舞台挨拶、ジョウ・グータイ監督登壇
本日より、シネマート新宿・シネマート心斎橋ほかで公開となった映画『若葉のころ』。台湾より緊急来日したジョウ・グータイ監督が、舞台挨拶に登壇いたしました。
本作は、1971 年の大ヒット映画『小さな恋のメロディ』の挿入歌としても知られる名曲“若葉のころ”の旋律と、映像美溢れる瑞々しい情景に乗せて、17歳の女子高生とその母、そして母が 17 歳だった頃の初恋の男性など登場人物たちの思いが、1982年と 2013 年を行き交い、観る者の記憶に眠る、かつての純粋な恋を思い起こさせるような美しいラブストーリーです。さらに、全編を通して映し出される高い映像美は、台湾の人気アーティスト、ジェイ・チョウらのミュージックビデオを手掛けてきたジョウ・グーダイ監督ならではの大きな魅力です。
どうしても日本の観客の反応を見たいという監督は、観客と一緒に本編を鑑賞し、そのまま舞台挨拶へ登壇。監督の熱い思いを知った観客からは、監督へ何度も温かい拍手が送られ、会場は大いに盛り上がりました。
監督:謝謝!皆さま、ありがとうございました。今日はこんなにたくさんの方々にお越しいただき、ありがとうございます。感情はどの国も同じだと思いますが、表現の仕方は違うと思います。皆さんがどんな反応をしてくれるか楽しみでした。今日も皆さんの後ろの方で一緒に見ていました。ありがとうございました。
司会:本作は監督にとってデビュー作で、17 歳の純愛をテーマに選び、ビージーズの曲を選んだ理由を教えてください。
監督:17歳という年齢はほとんどの人にとって大切な時期だと思います。17歳にとっては大人になりたいと願う時期ですが、そこを通り過ぎると懐かしいと感じるようになると思います。ビージーズの「若葉のころ First of May」は本作の内容にマッチしていて、脚本を書いていた当時に選びました。
司会:思い入れのあるシーンはどこですか。
監督:全部好きです。80 年代のシーンをつくりあげるのに、どのように当時を表現するのかという部分は考え苦労しました。
司会:主演のルールー・チェンを選んだ理由は何ですか。
監督:監督とアーティストとの仕事は縁で、直感が大切だと思います。初めて彼女と会ったとき、外見はとてもクールでしたが、目の奥には情熱的なものを感じました。
司会:最後に日本の観客にメッセージをお願いします。
監督:今日は映画館へ足を運んでくれてありがとうございました。この映画を見て、自分の過去の思い出を見つけてくれたら嬉しいです。それが一番皆さんに期待することです。