「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実のベストセラーコミックを実写映画化した『ヒメアノ〜ル』が本日公開となりました。4月25日(月)(※現地時間)にイタリアで1,200人の観衆とワールドプレミアを迎え、5月9日(月)にはジャパンプレミアを実施、そして名古屋、大阪、福岡での先行上映を終え、高い作品評価と鬼気迫るキャスト陣の表現力が話題沸騰中の本作。本日5月28日(土)に主演の森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が登壇しての初日舞台挨拶が行われました。またこの日、6月に中国で開催の「上海(シャンハイ)国際映画祭」、7月に韓国で開催の「富川(プチョン)ファンタスティック国際映画祭」からの招待が決定したことも発表された。

上映終了後の余韻に浸る観客の前に、森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が登場すると場内からは大歓声が!本作でメガホンを取った吉田監督が「我ながら素晴らしい作品を作っちゃいました。褒められる気満々で来ました」と作品への自信をみなぎらせると、森田はじめ共演者がみな「やっと皆さんに観ていただけて嬉しいです」と初日を迎えた喜びを素直に語った。

本作はキャスト・監督含め、“初づくし”の多い作品。本作で映画単独初主演となった森田は、濱田や吉田監督らとキャンペーンで様々な場所を回った思い出を挙げ、「いいな、映画!」と初めての経験にすっかりはまった様子だった。主演のプレッシャーについて質問されると、「緊張の連続でした。“森田”という役が怖い人だから」と言い、撮影の合間にペットショップに通っていたエピソードを告白。重い空気となった自身を和らげる為に犬や猫を見て、猫背になった体がスッと復活していく様子を再現し、会場の笑いを誘った。吉田監督は「普段はほのぼのハートフルな作品が多い中で、ハードでピリピリとした作品を作っていたが、最後はやさしさ出ちゃった」と茶目っ気たっぷりに語った。本格的なラブシーンに挑戦した濱田は「恥ずかしかった」と照れながら「緊張したけどいい経験だった」と感想を述べ、相手役を務めた佐津川について吉田監督は「ちょっとセクシーに撮れたのが良かった。濱田くんより堂々としていた」と佐津川の男前エピソードを暴露した。

さらに、この日、6月に中国で開催する「上海(シャンハイ)国際映画祭」、7月に韓国で開催する「富川(プチョン)ファンタスティック国際映画祭」からの招待が決定したことも発表されると場内からは拍手と歓声が。4月に行われたイタリアのウディネ・ファーイースト映画祭で行われたワールドプレミア以降、世界各国での上映が続々と決定していることについて森田はじめキャスト達は「海外に広がっていくのは嬉しい」と喜びを語った。森田は「愛着もあるし、埋もれてほしくない」と作品への想いを語り、吉田監督は「それを夢見て本編のクレジットをGo Moritaにしているので海外のたくさんの方にも観てもらいたい」と製作意図を明らかにした。ムロツヨシは「海外映画祭に参加したことがないので連れてってほしいな」と関係者に甘えた姿を見せ、会場から笑いが漏れていた。

最後に森田は「今日はありがとうございました!やっとみなさんに観ていただけて本当にうれしく思います。帰って噛みしめて、友達に感想を言ってみてください。『ヒメアノ〜ル』よろしくお願いします!!」と公開初日に舞台挨拶に駆け付けた観客に向かって深々とお辞儀をし、大歓声の中、イベントは終了した。