映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』初日舞台挨拶、ルウム編制作発表!
1979年にTV放送された、日本ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。
そのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの安彦良和が手掛けた、累計発行部数1,000万部を誇る大ヒットコミックス「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のアニメ化第3話『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』が本日より2週間限定、全国15館にてイベント上映されます。
本日5月21日(土)、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』の初日舞台挨拶が行われました。
イベントでは、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さん、リノ・フェルナンデス役の前野智昭さん、そして漫画原作の著者でもある安彦良和総監督が登場し、初日を迎えた気持ち、4話への意気込みなどを語っていただきました。
◆日 程:5月21日(土)
◆場 所:新宿ピカデリー スクリーン1
◆登 壇:安彦良和総監督、池田秀一、潘めぐみ、柿原徹也、前野智昭 ※敬称略
〈安彦良和総監督〉
男っぽいドラマなので殺伐としていて戦争の要素もあり、よりガンダムっぽくなってきたと思います。不安な気持ちもありましたが、今のところ良かったなと思っております。皆さんの感想が聞きたいですね。
総監督と言うと偉そうなんですが、僕の出来ることは原画と演技のチェックなんです。キャラクターたちを見て演技をして欲しいですし、良いコンディションで挑んでいきたいので、たくさんの方に苦労や迷惑をかけたと思いますが、ここまでありがとうございました。
ガンダムが作られてから37年になるそうです。あの時の僕たちはまだ若かったんですが、やっと3話を皆さんにお届けできました。本日やっと3話目をお届けることができました。もう3話目という気もしますが、4話目を制作中です。ちょっと早いですがご期待ください。ですがまだ先があります。(ルウム編制作発表について)皆さんの応援のおかげで、ルウム編は作れることになりました!大変気持ちが充実しております。まだ元気はありますので、ガンダムに尽くしていきたいです。
〈池田秀一〉
今日やっと晴れてエドワウ・マスからシャア・アズナブルを名乗ることができました。“坊や(ガルマ)”を育てている池田秀一です。実は今日出がけに第3話を家で観てここに来たんですが、改めて「THE ORIGIN」という作品を通じてシャア・アズナブルに再会できたことを心より嬉しく思います。
同級生ですから二人の若者たち(柿原、前野)に力をもらいながらやらして頂きました。僕もファーストガンダムの劇場版をやらせて頂いたころは彼らと同じ年代だったので、そういうことを思い出しながら、オジサンは頑張りました(笑)
第4話は、この夏にアフレコを行い、皆さんには秋にお見せできると思いますが、予告編通りララァも出てきますし、モビルスーツにも乗りますので、またわくわくするような作品になると思います。
「THE ORIGIN」の作品を通して、シャア・アズナブルにまた出会えて、これからも先もまた良い作品を皆さんの前に提供していきたいのでこれからもよろしくお願い致します。
〈潘めぐみ〉
本日は皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思います。
もう7か月も時がたったのかという気持ちですけど、こうやって迎える初日にはたくさんのお客さんがいて温かい拍手が響いて、1話、2話と続けてきた初日に帰ってきた気持ちになりますね。皆さんの拍手に“おかえり”と言われている気がします。
1日で収録していたのですが、私は自分のパートを録り終えた後、どうしても立ち会いたかったので明け方現場に戻らせて頂いたんですけど、現場はすごい熱気で…どんどん戦いの渦の中にみんなが引き込まれていっているのだなと。それを見守ることしかできない。本作の戦いの非情さを現場で感じる事が出来ました。本編は男の戦場になって参りました。その戦いの中で見逃しがちですが、コロニーには夜があって、朝焼けを迎える事も出来るんだなと今回改めて思えることができました。これからも皆さまとともに「THE ORIGIN」のなかで生きて、生き延びていきたいので応援よろしくお願い致します。
〈柿原徹也〉
“世界で一番愛されている坊や”を演じさせて頂いておりますガルマ・ザビ役を柿原徹也です。第2話では一言だけだったのですが、今回はがっつり演じさせて頂きました。ガルマはガンダム史に残るキャラクターなので、「ガルマってこうだよね」とかあまり決めつけていかなかったですね。士官学校で初めてシャアに出会うことができて、色んなことを勉強していくのがガルマなので、隣で演じている秀一さんと一緒に作っていったキャラクターかなと僕は思います。
僕はガルマ・ザビなので、皆さんもご存知の通り、色んな事がこれから起こるんですね(笑)せっかくやられるんだったら、やっぱり最高の坊やでやられたいなって思っているので、自分の役者人生かけてガンダムの血肉に少しでもなれればいいなと、秀一さんから勉強させて頂きながら演じていました。何よりも良い緊張感のなかやらしていただいてめちゃくちゃ役者になって良かったって感じさせて頂いております。
ガルマだって(今後の1年戦争で)何があるかわからないので!一つよろしくお願いしますよ(笑)「カキハラガルマをつくりなさい」って池田さんに言って頂けたので皆さんの想像を超える素敵な坊やにしていきたいと思っております。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。
〈前野智昭〉
リノは「シャアの仮面にまつわるキャラクターです」という前情報だけあって、これは重要な役どころだなと、非常にプレッシャーもあったんですが、リノ自体が三枚目の明るい調子のいいキャラクターでしたので演じていて楽しかったですし、いろんな可能性を彼が登場したことによって示せたかなと思います。今回携われて本当に良かったです。
(池田さんとの共演は)本当に光栄ですの極みですね。僕は元々ガンダムシリーズ作品は大好きでしたし、その中で池田さんと肩を並べてお芝居させていただけるのは、自分にとって非常に財産になりましたね。
リノをやらせて頂いて、今思うことは“特殊車両操縦評価がA”なので、時代が時代ならリノもザクレロに乗って、ブイブイ言わせて「黄色い隕石」と異名がついていたかもしれないな、と。これからどうやっていくのかわからないのがガンダムの魅力の1つですし、そんなワンチャンスを期待しつつ、僕は皆さんと一緒に「THE ORIGIN」の行く末を見届けたいとおもいます。