映画マスコミや映画祭で見た観客の口コミがとにかく熱い『すれ違いのダイアリーズ』は、山奥の湖に浮かぶ水上小学校を舞台にした切なくてもどかしい2人の教師のラブストーリー。
やんちゃな子供たちも可愛く、見れば誰もがハッピーになるこの映画を、目の見えない方も楽しめるようにバリアフリー音声ガイドが制作された。その吹き替えに、東日本大震災による被害からの復興で、現在バリアフリーの町づくりに取り組んでいる岩手県陸前高田市の小中学生が参加し、昨日、完成した音声ガイドの完成披露試写会が陸前高田で開催された。

『すれ違いのダイアリーズ』バリアフリー音声ガイド完成披露試写会概要
日時:5月8日(日)13:30〜   会場:陸前高田市コミュニティホール
ゲスト:戸羽太・陸前高田市長、吹き替えに参加した子供たち、ニティワット・タラトーン監督
主催:ムヴィオラ  共催: 陸前高田市、特定非営利活動法人AidTAKATA
協力:陸前高田市教育委員会、横田小学校、旧横田中学校 音声ガイド制作協力:Palabra株式会社

この日の舞台挨拶には、陸前高田市長、吹き替えに参加した子供たち7名と、タイからかけつけたニティワット・タラトーン監督が登壇。戸羽市長は「完成版を観るのが楽しみ。子供たちがこれから活躍して、陸前高田の復興・発展に関わってもらえれば」と挨拶。次に登壇した監督は「陸前高田市を訪れることができて嬉しい。今回の企画によって、タイから陸前高田市に“元気になろう”という励ましのエールを送ることができたようで、誇りに思う」と語った。続いて、吹き替えを担当者した子供たちが登壇。「吹き替えは難しかったけど自分なりに精一杯やれた」「上手くできたと思うので観るのが楽しみ!」とみんな堂々と挨拶した。

ロードショーの映画館ではタイ語・日本語字幕付き上映で、バリアフリー音声ガイドは希望者だけの利用だが、この日はバリアフリー音声ガイドを全員で体験するべく、目が見える人も音声ガイド付きの素材で鑑賞。上映後には一般観客から「子供たちの吹き替えはすごく上手だった」「ラブストーリーがハラハラして面白かったし、子供たちは可愛いし、誰にでもすすめられる映画」と大好評。観客と一緒に鑑賞したニティワット監督も「日本語の意味は分からないけど、劇中のタイの子供と陸前高田の子供たちの声が合っていて、とても良い雰囲気だったと思う」と出来栄えに嬉しそう。陸前高田からバリアフリーを発信する素晴らしいイベントになった。

5/14(土)から全国順次公開される『すれ違いのダイアリーズ』は、いつでもどの映画館でもバリアフリー音声ガイドが利用できるサービスを導入。目が見えない方だけでなく、字幕を読むのに慣れていない子供たちにもぜひ利用してほしい。

5/14(土)〜『すれ違いのダイアリーズ』バリアフリー音声ガイドの利用方法
iOS(iPodやiPhone)やAndroidのスマートフォン・タブレット等にUDCastトップページ(http://udcast.net/ )から専用アプリをダウンロードする。5/14から公開のどの映画館でもどの回でもアプリを立ち上げれば音声ガイドが利用可能。視覚障がいのある方も映画を楽しめる。映画館に行く前に自宅でアプリをダウンロードすることをおすすめ。

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