2015年12月にWOWOWで放送されたドラマW『山のトムさん』DVD&Blu-ray(4月8日)発売を記念して、トークイベントが4月14日(金)に代官山蔦屋書店で開催されました。イベントには主演の小林聡美さん、市川実日子さん、もたいまさこさんが登壇しました。

本作は、児童文学作家・石井桃子の小説「山のトムさん」(福音館書店)を原作としたドラマ作品。
東京で暮らしていたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)、トキの子どもトシ(佐々木春樺)と、慣れない田舎での生活を始める。そこにハナの甥アキラ(伊東清矢)が加わり、4人の新しい家族の暮らしが始まります。近くに住み、何かと相談に乗ってくれるゲン(光石研)とシオリ(高橋ひとみ)の夫婦に助けられながら、少しずつ慣れていく畑仕事の毎日が続く。そんな中、ネズミ退治の目的で飼われた新しい家族、猫のトムがやって来て—。
人間と動物たちが、やがては楽しく共生していく、そんな田舎暮らしのストーリー。

ドラマの撮影から1年が経ち、撮影当時の思い出を振り返ると、小林さんは「ロケ地は山の中で、ひと月かけて撮影したんですけど、風の音や日々変わる空の様子を体感しながら撮影したことが毎日気持ちよくて、このまま東京に帰りたくないなと思いましたね。」と話すと、撮影現場に通いで行っていたというもたいさんは「撮影ないときは“東京のトムさん”(小林さんの飼猫)の面倒をみていました。」と明かしました。
市川さんは共演したアキラ役の伊藤さんが野菜嫌いだったという話で、「野菜が一切食べられない子だったけど、本番中に(わざと)野菜を盛って。食べるシーンになると食べなきゃいけので、役者魂で食べていました。後半は普通に食べられるようになっていたので、私たちのおかげです。」とロケ中のエピソードを披露しました。

 お客様からの質問コーナーでは、「お互いの好きなところ」を聞かれ、小林さんは「難しいなぁ…なぜなら好きなところだらけだから!まさこちゃんは、親戚のおばさんみたいで、あたたかい眼差しで見守ってくれる…一緒にいて私らしくいられる。実日子ちゃんは、自由なところですね。うらやましいですね。あなた、自由すぎるわよ、ちょっと!」と愛のあるコメント。もたいさんも「小林さんは頼もしくて、10歳近く年齢が離れていることを忘れて…先輩と呼ばせていただいております。」と話すと、小林さんから「老後も(面倒)見るよ」と相思相愛の様子を見せてくれました。
市川さんは、「私は2人とは一番短い付き合いですけど、聡美さんにお会いして13,4年経ちますが、やだなって思ったことが一度もないんです。」と答えると、今度はもたいさんから「私にはあるの?」と鋭いツッコミが入り、慌てて「もたいさんにもないです!ホントです。お二人のすべてが大好きです。」とすかさず切り返し、息の合ったトークで会場が笑いに包まれました。

最後の挨拶では、3人とも特典映像に収録されている、あるトークテーマについて話しているシーンを是非観てほしいとDVDをアピール。

和やかな3人の息の合った話が展開され、集まったお客様にとって楽しんでいただけるトークイベントとなりました。

DVD&Blu-ray『山のトムさん』(バップ)はDVD7,600円+税、Blu-ray9,200円+税で好評発売中。