「AIR」、「CLANNAD」、「Angel Beats!」など数多くの“泣ける”名作を世に送り続けている【Key】が贈る、発売から10 年以上経った現在も世界中で愛され続けている珠玉のゲームが 2016 年、アニメ化決定!アニメーション制作を「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの david production が行います。

この度、4/15(金)に行った製作発表会にて、「配信」と「劇場」で展開する本プロジェクトの詳細を発表致しました。

【Key】が贈る珠玉の SF 感動作−−配信・劇場アニメ「planetarian」製作発表会レポート
開催日時:4 月 15 日(金) 18 時 30 分〜
場 所:秋葉原ラジオ会館 10F

2016 年 4 月 15 日、数々の泣ける名作ゲームを世に輩出している【Key】の珠玉のゲーム「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」のアニメ化プロジェクト「planetarian project」の製作発表会が、東京・秋葉原ラジオ会館にて開催された。
エイプリルフールに突如として公開された特報 PV から半月が経ったその日、ついに謎に包まれていたプロジェクトのベールが剥がされた。
製作発表会には、ビジュアルアーツからディレクターの丘野塔也と広報の池田憲彦、アスミック・エースからプロデューサーの青井宏之、そして、スペシャルゲストとして本作の監督を務める津田尚克監督と、劇伴などの音楽を担当する折戸伸治が登壇した。

■時を経て 12 年、ついにアニメ化が決定!
12 年前の原作制作にも携わっていた丘野は、「12 年前の企画がまた新たにアニメ化という形でお届け出来るということは、それだけ長い間ファンの方に支持されてきて、ついにたどり着いた境地」とコメントし、planetarian 制作当時のエピソードなどを語った。
原作ゲーム「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」は、Yahoo!BB 専売のダウンロード販売タイトルとしてスタートし、初回の販売本数はたった 2 桁だった。それから 12 年の月日を経て、PS2 や海外ゲームサイト「Steam」など様々なプラットフォームに移植されユーザーに愛され続けた本作は、現在では 10 万本を優に超える売上を誇るまでに成長したという。

■”配信”と”劇場”−−異なる 2 つの視点で語られる物語
プロデューサーの青井からは、「配信版」と「劇場版」の 2 つの物語で展開される本プロジェクトの概要が発表され、「配信版」ではゲーム本編「ちいさなほしのゆめ」が、そして「劇場版」では小説として描かれていた本編の後日談「星の人」が映像化されることが明らかとなった。そして、制作を david production にオファーした理由として、「原作をリスペクトして制作して頂けるスタジオであったから」とコメントした。
監督を務める津田氏は、本作においては配信と劇場という特性を活かして、「ゆめみ」と「屑屋」それぞれの視点から心情を描き、一本道の原作では描かれなかったアニメでしかできない表現を見せたいと語った。
作中のプラネタリウム投影シーンについても、プラネタリウムの素材制作など天文系コンテンツの制作で知られる株式会社アストロアーツの協力の下、リアルな星空が描かれることが明らかとなった。

■音楽ではあのタッグが再び!
Key 作品には欠かせない、作品を彩る音楽スタッフは折戸伸治、どんまる、竹下智博が担当することが発表された際には、会場に歓声が上がった。
スペシャルゲストとして登壇した折戸氏は、原作の制作には関わっていなかったが、作品をプレイしなおして、原作の原曲イメージを大切にしつつ、更に世界観を広げることにこだわりを以って制作に望んだという。
また、配信版「ちいさなほしのゆめ」のエンディングは佐咲紗花、イメージソングは Ceui、そして劇場版「星の人」の主題歌は「鳥の詩」などで知られる Lia が折戸氏と 8 年ぶりのタッグを組んで歌うことも発表された。

製作発表会の最後には、登壇者からユーザーへのメッセージが届けられた。

●津田尚克 (監督)
この「planetarian」というタイトルを実際作るにあたって、関わる人達がとにかく熱い人達ばかりで、「planetarian」というタイトルに対して思い入れがすごい強い方達が多い。その熱にやられながらもやられないように、むしろ押し返す気持ちで鋭意制作している。見ていただいた方が見終わったあとに、心に何かしら残るものがあると嬉しいなと思っています。

●折戸伸治 (音楽)
私はアニメの劇伴はあまり経験がなく、まだまだ勉強中ではあるが、自分なりに拘って精一杯頑張ってやったので、音楽の方もしっかり聞いて頂ければと思います。

●丘野塔也(ビジュアルアーツ ディレクター)
本作は原作シナリオを担当された涼元悠一さんの素晴らしい脚本がまずあってのプロジェクトと考えてますので、脚本の監修や作詞を担当する際にも、こういう時、涼元さんならどういう風に考えて、どういうビジョンがあって、どういう風なテーマ性を持っていたのかということを、すごく自分自身で掘り下げながら担当しましたので、原作が好きな方にももちろん凄く響く、思い入れがそのままアニメになるというような作品になっていると思いますので、是非お楽しみ下さい。

●池田憲彦 (ビジュアルアーツ 広報)
2 年前に初めて青井プロデューサーとお会いして、最初に、planetarian をアニメ化をしたいと聞いたときは、この人は本気なのかと思いました。本当に形になるのかと不安なところから始まりましたが、多くの皆様に支えられてついに発表することが出来て本当にありがたく思っております。「planetarian」は、ゲームをプレイして、脚本を読んで、絵コンテを見て、そのたびにポロッと涙を流してしまうような素晴らしい作品ですので、是非配信、劇場という形で足を運んで頂ければと思います。

●青井宏之 (アスミック・エース プロデューサー)
この作品は、原作シナリオ・涼元悠一さんの筆から始まり、キャラクター原案の駒都えーじさんが絵を入れ、戸越まごめさんが音楽を入れるという形で美しい星の物語が生まれました。そして 12 年の時を経て、津田さんが david production を纏め上げて、今新しくアニメーションとして世に送り出て行く形になります。しかし、作品はそれ単体では成立しません。皆さんの応援があってこそ、作品が成立すると思っております。皆様、ご協力ご支援のほどお願い致します。

2016 年 7 月 7 日(木)、七夕から始まる”配信版”「ちいさなほしのゆめ」からスタートする「planetarian project」。その物語は
2016 年 9 月 3 日(土)より TOHO シネマズ新宿ほかで上映となる”劇場版”「星の人」で完結する。
2016 年の夏を彩る、星に紡がれた奇跡の物語を是非お楽しみに!