本年度アカデミー賞®にて3部門<撮影賞/作曲賞/音響編集賞>ノミネート、『プリズナーズ』『灼熱の魂』の実力派ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による、エミリー・ブラント主演最新作『ボーダーライン』の公開直前トークイベントが行われ、特別試写会の上映後にスペシャルゲストに芸能界のウィキリークスことアメリカ事情通のデーブ・スペクターさんとこの春高校を卒業したばかりのメキシコ人とのハーフで話題沸騰中のキャスター・タレントの杉山セリナさんが登壇しました。

■日 程:4月4日(月)
■会 場:神楽座 (東京都千代田区富士見2-13-12 株式会社KADOKAWA 富士見ビル1階 )
■登壇者:デーブ・スペクターさん(放送プロデューサー)、杉山セリナさん(18 歳・キャスター/タレント)
MC:伊藤さとりさん

FBI パーカにバッチを携え、マイク片手に現れたデーブ・スペクターさん、メキシコで育ちテレビ「ワイドナショー」でも話題沸騰中、今回が映画イベント初という杉山セリナさんが揃って登壇。「幼少期から小学5年生までの6年間メキシコで育ちました。その時感じたリアルな体験を思い出してお伝えしたいです」と一言挨拶。言い終わるなりデーブさんが「6年間メキシコにいたのは全部詐称ですから!」とショーンKの詐称スキャンダルを持ち出し、会場の笑いを誘った。
本当に街中で銃撃戦が起こったりするのか?との質問すると、(映画の中で描かれていたように)「銃声は街中で本当にありました。危険な時期などは、誘拐されてしまうこともあり家中の電気を消すなどの対策をしていました。街の雰囲気がガラリと変わってしまう。
普通の学校の友達の父親が警察官なのにじつはマフィアと繋がっていたりとか・・・麻薬が蔓延しているので、危険だという意識があまりないんです。とても怖かったなと思います。日本でこうしていられるのは幸せです。」と当時を振り返った。
「そういうことがあってもすごく陽気で楽しい良い国ですけど、ドラッグだけはどうにもならない問題なんですね。」その衝撃的な実体験にデーブさんも驚愕。

デーブさんは「トランプ氏が米メキシコ国境に壁(ボーダー)を作ると公言していたり、非常にタイムリーな話題になっていますけど、いたちごっこなんですよ。彼が言っているすべてが犯罪者っていうのは誤解がある。不法入国は良くないが皆を敵視するのは違うと思うんですよ。そんな事よりカナダとの国境に作った方がいい。クマが出るから!」と冗談を交えつつ、トランプ氏をバッサリ!
映画にちなみ、男性が超えてはいけない<ボーダーライン>について聞かれると杉山さんは「初対面で急に『何人と付き合ったの?』
等ずかずかと過去を聞く人はちょっと…」と照れ笑い。一方、デーブは「不倫は5人まで」と最近の不倫騒動にからめて即答!

最後に映画について、杉山さんは「アクション映画だと思ったら予想以上にシリアスで、闇が描かれていて驚きました。それでもエミリー・ブラント演じる女性主人公に共感でき、女性にも若い人にもおすすめです!」と見どころを語り 、デーブさんは「この迫力、本当に最高でした。この映画は観ないと!僕は周りの皆にすすめてます。良い映画はクチコミがいちばんなんです、ぜひ知り合いや友達、愛人におすすめしてください!!」と猛アピールで締めくくった