1970年代、アメリカ・ボストンで幼馴染として育ち、固い友情で結ばれた3人の男たち—ギャングのボス、FBI捜査官、有力政治家が実際に引き起こした、全米史上最大の汚職事件を描いた映画『ブラック・スキャンダル』。あらゆる凶悪犯罪に手を染めボストン裏社会に君臨した伝説のギャングスター、ジェームズ・ホワイティ・バルジャー。「もはや本人」と言っても過言ではないほどの変貌、そして、目が離せなくなる不気味な雰囲気までも完璧に再現を果たしたジョニー・デップの演技に賞賛の声が数多く寄せられ、多くの賞を受賞&ノミネートを果たし、全世界で話題沸騰中の本作は1月30日より全国ロードショーとなります。

つきましては本作公開を記念し、1月21日(木)に小沢仁志さん、山口祥行さん、本宮泰風さんをお迎えし、 悪の魅力を語る!全員“悪役(ワル)””トークイベントつき試写会を実施いたしました。

■イベント概要■
・日 時:1月21日(木) 
・場 所:ワーナー・ブラザース映画 試写室(東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル1F)
・登壇者:小沢仁志(おざわ ひとし)、山口祥行(やまぐち よしゆき) 、本宮泰風(もとみや やすかぜ)

サングラスに全身黒のスーツ…鋭い眼差しで現れた3人。まず初めに、小沢さんが「実録と言えば俺たち?何が虚構か実録かもうわかんない」とドスの聞いた声でコメント。「映画のテイストが銃撃とかも生っぽいところが多くて、取り入れたいなと思うアクションが多かった」と小沢さんが話すと「変身願望の強い小沢さんはもしかしたら、今回はジョニデの頭ばっかり見ていたかもしれません」と山口さん。「そうなんだよ…。(笑)」と冗談を言いながらも「ヒリヒリとした芝居が心地いい」と小沢は本作を絶賛!
様々な悪役を演じてきた3人。山口さんが「共演者のファンを敵に回しますよね」、本宮さんが「子供を迎えに行くと子供たちが嫌がる」と悪役俳優あるあると披露すると小沢さんが「悪役っていうのは、観客が“早くこいつ殺してくれ”ぐらい思ってくれたら嬉しいだろ」と一喝!「悪と悪役って微妙に俺らの中で違うんだよな。悪役はヒーローっぽい一面があるからな」と説明。

しかし、「得したことはあんまりない。歌舞伎町歩いただけ職質されるからな」と珍エピソードも披露。「小沢さんと撮影していた時に、現場に包丁を持った荒くれ者がいるんで出るなって言われて。スタッフが確認しに行ったらサインをくれって小沢さんのファンが騒いでたんです」と本宮さんが話すと「そういうのに慣れちゃって、麻痺してんだよな」と小沢さんは苦笑い。「ディズニーランドに一緒に行こうって誘われる」と本宮さんが小沢さんの可愛らしい一面を暴露。「僕は一緒に行った。1時間、ポップコーンの行列に並らんでくれた」と続けて答え、“目的のためなら手段も選ばない危険な人物”という事実とは裏腹に、”ワルではあるが善良“と地元では英雄視される圧倒的なカリスマ性と優しい一面を持ち合わせたバルジャーのような意外なエピソードを披露しました。

最後に山口さんが「暴力の中にもヒューマニズムが感じられます。で、なんて言ってもジョニーのクールな怖さ。いつもの温かみはなく、とても冷たさを感じるところ」とジョニーの演技を絶賛!そして、「この映画を観たときに、暴力とセックスが微妙な刃の目で微妙な均衡を守っていると思ったし、緊張感がいい。どんな役者もそういうテンションを持っていて、観ていてやっていることはひどいんだけど同じ役者として“気持ちいいだろうな〜こいつら“と思うぐらい演技が活き活きしているところが見どころ」と語りイベントは終了。

悪役俳優もうらやましくなるぐらいの演技合戦に注目!映画『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国ロードショーとなります。