映画『はなちゃんのみそ汁』はなちゃんファミリー大集合!みそ椀花束を持って、家族で感動の記念撮影!
がんでこの世を去った千恵、33歳。5歳の娘と夫、家族との日々をつづったブログを基にしたエッセイ「はなちゃんのみそ汁」は、2012年に発売されるやいなや、常にひたむきな明るさで生きる安武一家の姿が日本中で大きな話題を呼び、関連書籍やテレビドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こし、このたびついに映画化され、現在テアトル新宿&福岡県内で絶賛先行公開中、そしていよいよ1月9日(土)より全国で拡大公開する。
結婚、妊娠、出産と人生の転機をがんと闘い、食を大切に生きてきた千恵を演じるのは、広末涼子。明るくひたむきに支える夫・信吾を滝藤賢一。はなは、1,000人超の応募者から選ばれた演技経験ゼロの新星・赤松えみなが演じる。監督は、本作が長篇作品初となる阿久根知昭(『ペコロスの母に会いに行く』脚本)が脚本と共に担当した。
全国拡大公開初日を迎えた1月9日(土)、広末涼子、滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭(監督)による舞台挨拶を実施致しました。さらに、劇中ではなを演じた子役の赤松えみなが花束ガールとして登場、まさに“はなちゃん”ファミリー大集合となりました。
【日時】1月9日(土)12:30〜
【場所】テアトル新宿
【登壇者】広末涼子(安武千恵役)、滝藤賢一(安武信吾役)、
一青窈(松永志保役・主題歌)、阿久根知昭(監督)、※花束ゲスト:赤松えみな(安武はな役)
家族連れや女性など多くの観客が駆け付けた全国拡大公開初日の新宿テアトルに、主演の広末涼子と滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭監督が登場!広末は「わざわざ足を運んでくださって、本当にありがとうございます!笑えましたか?」と投げかけると大きな拍手が起こり、続けて「泣けましたか?」の問いにも、大きな拍手が起こった。「昨年の春に撮影をして、先行上映を経て初日を迎えるまでに長かったように感じていて、やっとやっと全国公開を迎えられたことが本当に嬉しいです。そして、この待ちに待った日にお客さんに囲まれて舞台に立つことが出来て、本当に幸せです」と喜びを語った。滝藤は「このお話を頂いてから、早く多くの方に観ていただきたいと思える作品でした。短い舞台挨拶ですが、僕は滝のように汗をかくと思います、滝藤だけに!」と会場を笑わせ「このギャグはまだ終わりません!安心して下さい、ハンカチありますから。…人のギャグを言ってこんなに滑ると思いませんでした。短い時間ですが、宜しくお願いします」と言い、会場を和ませた。一青は「昨年、(撮影でも使用された)“はなちゃんのみそ”を頂いて、ぐびぐび飲んでさっそく使い切りました。公開がとても嬉しいです。」と挨拶。本作が初の長編監督作品となる阿久根は「ありがとうございます!準備期間から大変なことも多く、キャストの方たちには沢山無理をしていただきました。演技経験のない、えみなと言う子を操縦して頂き、リアルか芝居か分からないような芝居となり、上手く映画が出来あがりました。また、この映画を作るのに、原作者の安武さんと何日も何時間もお話をし、原作にはない部分もつけさせて頂きました。多くの方に届くように願っております」と全国拡大公開となる喜びを語った。
広末は、初共演となる滝藤、一青に対して「とってもナチュラルに皆さんお芝居されるので、自分もスイッチングせず自然とお芝居が出来ました。家族の役って、波長が合わなかったりすると難しいと思うのですが、それを全く感じずにお芝居させていただけたので、すごくラッキーだったと思っています」と振り返った。滝藤は「広末さんが、ドンと構えて大きく受け止めてくれたので、自然と入っていけたんだと思いますけどね。」と答え、一青も「広末さんに任せようという感じでした」とコメント。広末は「いや、そんなつもりはないんですけど、ありがとうございます(笑)」と恐縮した様子だった。また、一青は「広末さんと平泉成さんが頬をスリスリするシーンが、現場でどんなふうにするんだろうなと思っていました、それが私の中のハイライトです!」と言うと、会場からもうなずく姿が見られ、滝藤は「出来上がりを観たときに広末さんの表情の豊かさに驚きました!広末さんの顔を見て演技が出来ないところが沢山あったので、映画を観て、こんな顔をしていたんだと、見習わないといけないなと思う部分が多く、広末さんの芝居に何度も泣かされました」と大絶賛。広末は「滝藤さんがいつも泣いているので、もらい泣きしないようにするのが精いっぱいでした。監督の演出は泣くな、でしたもんね」と振ると、監督は「(滝藤さんが)泣くんですよ!かなり冒頭のところで泣くので、ここで泣くなと言ったら、『だってさぁ』と言うし。滝藤さんは振り幅のある役者さんだと思っていたので、振り切ってしまおうと大胆に要求していました。悲しい方に行かないようにとしていたら、どうしても滝藤さんを使っちゃう。現場では、滝藤さんも色々と提案されてまして、広末さんを抱きかかえるシーンは滝藤さんが要求したんです!」と明かし、滝藤「あ〜そうでしたっけ?、いやいや、下心もあったかもしれないですけど映画のことを考えてですよ。でもカットをかけないでほしかったかな(笑)」と本音を漏らした。
がんと闘い、常に前向きに生きる主人公を懸命に演じた広末は、成人の日を前に「成人おめでとうございます。日本を元気に明るくしていってください!応援しています。私たちも随分昔に成人を迎えたんですが、まだまだ頑張ります!私が演じた千恵さんは、余命を自覚して進んでいくのは怖いことだったと思うんですけど、残された時間をどう過ごすかを意識して、ひとつひとつ明確に目標を持ってポジティブに向き合っていました。この作品を観て、そういう気持ちになってくださる人が一人でも多くいたらいいなと思いますし、新成人の方はまだ、自分の命のことなんて考えない方もいらっしゃるかもしれませんが、1日1日を前向きに一生懸命に生きていくというのは、親御さんのためにも、自分のためにも、そして日本のためにも良いと思うので、そういう風にみんなが生きていけたらいいなと思います」と未来を担う新成人へエールを贈った。
ここで、はなちゃん役を演じた子役の赤松えみなが、みそ汁のお椀に飾られた花束を持って登場!「あけましてめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」と元気いっぱいに挨拶すると、会場は温かい笑いに包まれた。広末からの「はなの夢は、なんですか?」という質問には、元気よく「アイドル!アイドルを目指して頑張ります」と威勢よく答え、会場を感嘆させた。最後に広末が「この作品に出会えて、千恵さんと出会うことが出来て、私自身も沢山成長させてもらったと思っています。沢山の人に愛される映画となることを願っています」とメッセージを贈りイベントは終了した。