日本でも全国各地で“スター・ウォーズ旋風”が巻き起こるなか、11月18日(水)より東京スカイツリーⓇでは地上450mの天望回廊全体を「スター・ウォーズ」の世界観で演出する「STAR WARS TOKYO SKYWALK at TOKYO SKY TREEⓇ」が開催。

そして12月17日(木)、世界で一番宇宙に近いタワーである東京スカイツリーで、公開の前夜祭を実施した。スペシャルゲストにJAXA宇宙飛行士の野口聡一さんが登場。野口さんは大の『スター・ウォーズ』ファンであり、作品の舞台である「宇宙」にとてもゆかりがあるということで今回の登壇となった。そんな野口さんへ『スター・ウォーズ』との出会いや魅力を語って頂く中、ご本人の口から「『スター・ウォーズ』がきっかけで宇宙飛行士を目指した」という一言が!さらにあまり知られていないNASAと『スター・ウォーズ』の様々な関係について語った。
東京スカイツリーⓇのライティングが迫る中、最新作で初めて登場するファースト・オーダーの兵士「ストームトルーパー」が2体、そして全てのシリーズに登場する「R2-D2」「C-3PO」達が応援に駆け付けた。そんな人気キャラクターと肩を並べた野口さんは「嬉しいですね!特にR2-D2はシリーズを担っているので、R2-D2最強伝説があります」と興奮気味。

 そしていよいよ点灯のカウントダウンの瞬間が迫り、会場のお客さんはあらかじめ配ったライトセーバーを手に準備万端。全員で「5・4・3・2・1」の後「フォースと共にあらんことを!」の掛け声と共にライトセーバーを高く掲げ、東京スカイツリーⓇが青と赤に点灯。同時に『スター・ウォーズ』のメインテーマが流れ、感動と驚きの声と共に拍手が鳴りやまない場内。このライティングは光”と“闇”の戦いを演出しており、“光”の象徴である青と “闇”の象徴である赤の光が火花を散らしながら、縦横斜めとせめぎ合う様子を表現。さらに東京スカイツリー史上初となる青と赤の2色の光が縦に分割して回転し、新キャラクターであるカイロ・レンが持つ真っ赤な十字ライトセーバーが最後に浮かび上がる約2分30秒の演出である。
ライティングを目の当たりにした野口さんは「感無量ですね。いろんな角度から見て欲しいです!」と大絶賛。また駆け付けたストームトルーパーも上を見上げ、R2-D2やC-3POもステージ上を動き回るなど、感激が溢れ出し興奮している様子。東京の街が『スター・ウォーズ』の色に染まり、全国各地でイベントを実施して大盛り上がりとなった「STAR WARS YEAR」もついに完結。翌日からの公開を目前に、待ちきれないファン達にとってさらに期待を煽るイベントとなった。

<野口聡一さんコメント>

小学生の時に1作目の世界観を初めて見ました。宇宙の広がりや、ファルコン号が宇宙に飛び立つところが心に残っていますね。私自身宇宙を目指すという意味では『スター・ウォーズ』が第一歩でした。最新作ではハン・ソロを始め、R2-D2などが見れることも嬉しいですね。世代を越えていろんな人が影響を受けていますよね。NASAのアメリカ人も大好きで、スペースシャトルが飛び立つ時に、『スター・ウォーズ』ファンである宇宙飛行士が何か関連したものを持って行きたいと提案し、ライトセーバーを持って行った過去もあるんですよ。そういった意味でライトセーバーはすでに宇宙に行っているんですよね。

宇宙飛行士は落ち着いた状況で宇宙ステーションを守る立場ですが、戦闘機乗りのシーンは見ていて熱くなりますね。難しいミッションに共に他のクルーと挑むときは、とても参考になります。そして今月面探査などあらゆることを行っていますが、『スター・ウォーズ』を観るたびにこの世界観が実現するのではないかと思います。さらに人間とドロイドとのやり取りも人間味があって参考になりますね。

スカイツリーは実は宇宙から見えていたんです。さすがに夜は他の光と紛れて分かりづらかったのですが、このライティングの想いを今宇宙ステーションまで届けたいです。

今後は『スター・ウォーズ』が好きな方々も、我々の宇宙活動に興味をもって見てもらえれば嬉しいです。今後は宇宙の夢を『スター・ウォーズ』と一緒に追っていけるようになれれば良いなと思います。宇宙飛行士も『スター・ウォーズ』と一緒で新しいキャラクターもたくさん出てきますよ!