映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』J.J.エイブラムス、惑星“タカダノ”命名秘話を明かす「初来日の思い出が由来なんだ」
全世界待望の新シリーズの幕開けとなる映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の来日記者会見が11日、舞浜シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルにて行われ、監督のJ.J.エイブラムスをはじめ、レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、カイロ・レン役のアダム・ドライバーら主要キャストが出席。製作時から今までにいたってストーリーの詳細が見えない本作だが、エイブラムス監督が公開を待ちわびる日本のファンへこだわりの一部を明かした。
この日、東京ディズニーランドのシンデレラ城前でサプライズイベントを予定していたものの、悪天候により中止せざるを得ない状況に。エイブラムス監督は「今朝は天気が協力的ではなく、せっかくの写真撮影のチャンスを逃してしまいました。そしてホテルの近くを走る電車が止まってしまったと聞き、ここまで苦労して来てくださったことに御礼を申し上げたい」とコメント。
来日2度目となるリドリーは「あいにくの天気で中止になってしまい、とても残念に思います」と肩を落とすも「逆に時間が空いたので、原宿にショッピングに行くことが出来ました!これからどれくらいの時間があるのかわからないけど、楽しんで帰りたいな」と空き時間を満喫した様子。今回が初来日となったジョンも「僕は秋葉原に行ったんだ。本来なら使わないようなものばかりだけど太鼓とかロボットを買えてすごくハッピーだよ!」と笑顔をみせた。
一方、公開直前にして未だその多くがベールに包まれている本作だが、報道陣から「日本のファンへ向けて秘密の部分をひとつだけ教えてほしい」と聞かれたエイブラムス監督は「ノー!言えないんだよ」とキッパリ。その理由を「私は映画を観て、その内容を『ほとんど知っていた』と感じることが一番嫌なんだ。皆さんにもそういう思いをさせたくないから誰にも教えていないんだよ」と吐露。「いくつかの予告編でいろんなポイントが出ているけど、重用な筋や驚きの部分は、極力出したくない。劇場で“確認”するのではなく “体験”してもらいたいからなんだ」と力強く語るも、サービス精神旺盛なエイブラムス監督は「ひとつだけ言えるのは、ある惑星を“タカダノ”と名付けたんだ。それは私が初めて日本を訪れた際に、“高田馬場”のホテルに泊まった時の思い出が由来なんだよ」とユーモアたっぷりに答えた。
ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグら偉大なる巨星たちの才能を継ぐ、J.J.エイブラムスが描く“新たなる3部作”の幕開けとなる本作。家族を知らず砂漠の惑星で孤独に生きるヒロイン・レイと、戦うことに疑問を抱くストームトルーパーの脱走兵・フィンを軸に、ダース・ベイダーを受け継ぐカイロ・レンらとの銀河の命運を賭けた戦い 、フォースを巡る“家族の愛と喪失の物語”を描く。
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)18時30分より全国一斉公開
(Report:小宮駿貴)