MC:本当に可愛らしいウメさんでしたね。先生はいかがでしたか。

杉作先生:言えないですよ(笑)

山本監督:ぼくはお会いしたことがないんですよね。1回お会いしたいですね。

杉作先生:会わない方がいいですよ(笑)。喜ぶと思います。

MC:先生は、元ボクサーという経歴ですが。最初に描いていたボクシング漫画はどんなものですか。

杉作先生:悲惨なものですね。見せられないですね。監督さんは見ましたけど。

山本監督:風間くんが劇中で漫画をたくさん描くんですが、先生のその当時の原稿を貸していただいたんです。

杉作先生:見たくないから机のさらに下に押し込んでいたんです。

山本監督:ぼくには素敵な漫画でした。

杉作先生:見せられないですね。今とは全然違いますね。

MC:絵が違いますよね。この作風、猫漫画を描こうと思ったキッカケ何ですか。

杉作先生:ボクシング漫画が売れなくて、ちょっと違う感じで描こうかなと思いました。
だからペンも変えて、筆にしました。猫もやわらかいし、そういう感じを出すように描きましたね。

MC:「猫なんかよんでもこない。」は、さらに画風をかえたんですよね。

杉作先生:コマ漫画を始めてやりました。コマが小さいからそれに合わせて変えました。
漫画家さんが使うようなペンじゃないものを使いました。普通はインクを使うんですが、墨汁を使って描きました。

MC:猫の毛の色は何でかいているんですか?

杉作先生:色鉛筆が色々あるんですが、それを使いました。

MC:色鉛筆には私も思い出があって、クリスマス前のある時、いつも終電の改札で原稿の受け渡しをするのですが、
先生が改札の内側にいて、「この原稿まだ出来てないから、電車の中で描く」と言われて、電車の中で必死に
色鉛筆でベタを先生が縫って、私は横で色鉛筆を削るというね。

杉作先生:懐かしいですね。

MC:杉作先生の役者デビューの役はどんな役ですか。

山本監督:定食屋のおやじ役ですね。

MC:この役がピッタリだと思った理由は?

山本監督:最初は、ボクシングのトレーナー役で出てもらおうと思ったんですが、つまらないかなと。
ちょうど昭和な感じの定食屋が見つかったので、「これだ!」と思いました。

杉作先生:一瞬ですからね。見逃す感じで(笑)

山本監督:セリフもちゃんとあるので。本当にナチュラルですよ。
もう1つのシーンでは、アドリブでもっと長いセリフを話しています。それもナチュラルです。

杉作先生:恥ずかしながら出していただきました。

MC:猫への演技指導はいかがでしたか。

山本監督:なかなか自然な表情を出すのは、難しいですね。
(舞台になっている)アパートに早めに猫を離して、楽しくなってきたときに撮影をしていました。

MC:のりこ(チン)は、やんちゃだったらしいですね。

山本監督:のりこ(チン)はやんちゃでした。
脱走するので、2回くらい逃げられて、駐車場で大の大人が追いかけっこしていました。

MC:最後に映画をご覧になる皆様にご挨拶をお願いします。

杉作先生:すごく観て感動しました。
良い映画なんですよ。みなさん観てくださると思いますが、よろしくお願いします。

山本監督;撮影してからずいぶん時間が経っているのですが、とにかく早く早く観せたくて仕方がないんです。
映画って観てもらって始めて完成するんです。もうすぐですが、みなさんに観てもらえるのがすごく嬉しいです。
生き物と一緒に暮らすこととか、温かい気持ちになる映画です。
お子様が観てもおじいちゃんおばあちゃんが観ても温かくなります。ご家族で何度もぜひ見てください。