アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演最新作『黄金のアデーレ 名画の帰還』が明日より全国の劇場にて公開致します。戦時中ナチスに奪われた、巨匠画家クリムトが描いた伯母の肖像画<黄金のアデーレ>を取り戻すため、オーストリア政府を訴えた82歳のマリア・アルトマンと駆け出し弁護士ランディ・シェーンベルク。頼りない凸凹コンビが国を訴えるという無謀な戦いと思われた裁判で繰り広げる快進撃と<黄金のアデーレ>に刻まれた主人公マリアの美しい思い出と涙の記憶が描かれた奇跡と感動の実話です。

この度、今話題のアートユニット「アーブル美術館」が本作の公開を記念し、特別に新作<黄金のアデーレ>を描いてくれました!「アーブル美術館」とは巨匠達の名画を子ども二人がユニークに模写する親子三人組ユニットで、先日渋谷パルコにて個展「大々贋作展」も開催。子供しか描けないヘタウマだけとなぜか魅力的な数々の作品が大変話題になっています。新作<黄金のアデーレ>は、兄の天馬が実寸と同じ(138×138)大きさで描く挑戦的な作品となり、明日11月27日(金)から12/18(金)まで渋谷シネマライズで展示されます。

このお披露目除幕式に、劇中のマリア(ヘレン・ミレン)とランディ(ライアン・レイノルズ)にそれぞれ扮した中村玉緒とヒロシが登場!タイトなスーツに身を包んだ中村は、「実は最近、体が細くなりまして、夜21時以降食べない生活を2年続けた結果、くびれが出来てきて、スタイルが良くなったの」と照れ笑いしながら告白。70歳を超えてもなお美しさを保つ中村に、ヒロシも思わず「本当にすごい」とコメント。一方、弁護士風衣装のヒロシが知的に見えるかどうか聞かれた中村は、「本物はもっとかっこよかった。でもあなたも目が可愛い。…タカシさんでしたっけ?」とそもそもヒロシを覚えていない様子。「衣装関係ないし、そもそも名前間違っているし!以前に何度も仕事したじゃないですか!」と訴えるヒロシに、集まったマスコミ陣からも笑いが起こりました。

また、お披露目された小学6年生の男の子の天馬くんが書いた新作<黄金のアデーレ>を観た二人は、「私自身は、絵は全然ダメ。山を書いたくらいしか経験がないです。金の装飾がきれいで、この絵は映画でも本当に印象的だった」(中村)、「僕はその日暮らしなので、絵を見たり書いたり楽しむ余裕なんてないです!でも実は美術部だったんですよ。クレヨン使ってよく絵を描いてましたね。天馬くんの絵が、本物と同じサイズと聞いて驚きました」(ヒロシ)と絶賛!

さらに、82歳となったマリアが人生でやり残していたことを成し遂げようと立ち上がる物語にかけ、何かやり残したことや今後成し遂げたいことがあるかを聞かれた中村は「76歳でもまだまだ女優として必要とされるように頑張ろうって映画を観て改めて思った」とコメント。一方、「キャンプロケの高速代をまだ払ってもらってないので、何とか今年中に返してもらいたい!」と熱弁したヒロシに、「さすが今日は弁護士!執念が違う」と中村も関心した様子を見せました。劇中のマリアとランディ同様、凸凹コンビながら終始息の合ったやりとりを見せた二人は、映画についても口をそろえて「一回の挫折くらいじゃ諦めたらダメってことを気づかせてくれる映画」と大絶賛。特に、「挫折のど真ん中にいる」というヒロシの胸には響いたようで、「劇中のランディもマリアから仕事を任されたのがうらやましい。玉緒さんも僕のことを雇ってくれませんか?いつ芸人を辞めようかと毎日考えているので(笑)」と中村の付き人を懇願する場面も。そんなヒロシに中村は、「俳優なんてどうですか?俳優は2枚目じゃない方が良いと思いますが、ヒロシさんは本当に2枚目なので、鼻を曲げたら売れると思う」と独特のアドバイス、常にネガティブなヒロシも「僕って2枚目なの?!」と驚きつつ、俳優は何度か経験があるのですが、全然だめで挫折していました。鼻を曲げたら本当に売れるんですかね?!ならば俳優も視野に入れて頑張ってみます!」と意気込みました。

最後、「ヒロシです。ヘレンさんに会えると思ったら玉緒さんでした」と持ちネタを披露したヒロシに、ようやくヒロシを思い出した中村は、「あー!あのネタの人。当時嫌というほど見てた」と暴露。マスコミ陣からさらに笑いが起こる中、イベントは終了いたしました。