11月22日に開催された、約2000人の介護職員が集まり介護事業所の最優秀賞を決める、日本介護協会による『第5回介護甲子園』内にて、映画『つむぐもの』の囲み取材を行いました。

登壇者:
映画『つむぐもの』主演で介護される身となる和紙職人役を石倉三郎、
石倉さん演じる主人公の介護を担当する介護福祉士役の吉岡里帆、
映画『つむぐもの』監督の犬童一利、
「介護甲子園」の左敬真 日本介護協会理事長
上記4人が登壇しました。

石倉三郎:
介護甲子園を拝見して、みなさんパワーがありますね。感動しました!元気でいるって事は大事ですなあ。今までは介護っていうと暗いイメージでいたんですが、私も身近に介護をしている人間がいて、これは大変な、真剣に考えて行かなけばいけない問題というのが身を持ってわかりました。
暗い気持ちじゃ介護なんて出来ないから、元気いっぱいにやっていきたいよね。この映画で少しでも、気持ちが明るくなってくれればいいですね。

左 理事長:
ありがとうございます!運営委員もみんな介護職員ですしみんなで頑張っています。これからも、介護から日本を元気にする!というメッセージを広げていきたいですね。

吉岡里帆:
私は映画の撮影前に、介護現場に行ってみたら、皆さんパワフルで元気がみなぎっていて、私が(介護の仕事を)教えて頂いた方は「私が元気でないと周りが元気になれないでしょ」って仰っていて、若いのにとてもしっかりしているんですね。
私の友達も介護職に就いていて、話を聞くと「楽しい」「おじいちゃんおばあちゃんたちが優しい」「とても勉強になる」って言っていました。現場の若い方々が頑張って、元気に明るくやっているんだっていう事を、もっともっと同世代に知ってほしいですね。

石倉三郎:
(『つむぐもの』で映画初主演について、)
今回が初主演映画、ということについては別になんとも思わなかったです。初主演で感動するには、ちょっと歳をとりすぎた、長くやりすぎたかな(笑)。座長は大変ですね。やっぱり目に見えないプレッシャーがあるんですよね。それでも、現場が明るくて元気だったから、楽しい感じで出来ましたね。
(『つむぐもの』で介護される身となる職人役について)
とにかく明日は我が身だなと。ものすごく臨場感がありました。役でやっているのか、本当になったのか分からない、もうそれぐらい熱中して演じました。撮影を終えて宿に戻った時に、やっぱり考えさせられましたね。私自身、これから嫁と2人でどうやってやっていこうかなと、そういう事を思いましたね。

犬童監督:
映画『つむぐもの』で石倉さんにオファーしたのは、主人公の剛生という和紙職人は、誰の手も借りずに生きていく、孤高の人なんですね。その感じを背中で語れる俳優さんに演じて頂きたかった。僕たちスタッフ、若い製作チームの至らない部分を、石倉さんに盛り上げて頂き、ケアしてもらった。映画を作る一員として、非常に勉強させて頂きました。

★最後にメッセージ
石倉三郎:
2016年春ロードショーで全国を回ります。『つむぐもの』ぜひ御高覧ください。

左 理事長:
次回の第6回は大阪で介護甲子園を開催し、関西の情熱ある仲間たちと共に発信していきます。介護業界、元気のいい仲間がたくさんいますので、ぜひ皆さんの期待を裏切らないよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

【介護甲子園とは】 日本介護協会は、「介護から日本を元気に!介護から日本をつくる!」をビジョンとして掲げ、各介護事業者の多種多様な取り組みを共有できる場として「介護甲子園」を企画立案し、2010年にその開催を発表。2011年11月27日に「第一回介護甲子園」を開催。毎年、選ばれた5事業所が決勝でプレゼンテーションを行い、最優秀賞を決定している。全国から参加事業所を募り、今年の「第五回介護甲子園」は過去最高の2,771事業所がエントリー! http://www.j-care.or.jp/