累計240万部を超える逢坂剛の代表小説「百舌(もず)シリーズ」を、TBSとWOWOWの共同制作で2014年に連続テレビドラマ化し大ヒットを記録した『MOZU』。『海猿』シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督による革新的な映像表現と西島秀俊ら実力派俳優陣による重厚な演技と本格アクションによって実現した本作は大きな反響を呼びました。国内では2014年ギャラクシー賞7月度月間賞、東京ドラマアウォード2014連続ドラマ部門優秀賞を受賞!更に海外での反響も大きく、最も権威あるテレビ番組コンクールのひとつ、バンフ・ワールド・メディアフェスティバルで連続ドラマ部門に日本作品で唯一ノミネートしたことに加え、受賞の発表を11月末に控える第43回国際エミー賞の連続ドラマ部門にもノミネートしています!そんな『MOZU』シリーズの完結編と呼べる、あらゆる面がスケールアップした『劇場版 MOZU』が先日11月7日(土)に公開初日を迎えました!同日公開作品が多数あるなか、週末観客動員ランキングで堂々1位を獲得!!

 そんな大ヒットを記念して、本日11月13日(金)、映画のロケ地にもなった名古屋、そして、大阪にて舞台挨拶が実施されました!舞台挨拶に登場したのは、「MOZU」シリーズで主人公・倉木尚武を演じた西島秀俊。“宝物といえるほど大切な作品となった”と語るほど愛情の深い本作の大ヒットを受けて、どうしても各地のファンに感謝の気持ちを伝えたいということで、ドラマ撮影など多忙なスケジュールの合間を縫って、この舞台挨拶が実現しました!
まず西島さんが訪れたのは、映画の冒頭に繰り広げられるアクションシーンを撮影するなど本作の製作に尽力してくれた所縁の地・名古屋。舞台挨拶前に行われたマスコミ向け記者会見では、映画にもエキストラ出演している大村秀章愛知県知事も駆けつけ、本作の大ヒットを祝福しました。西島さんも「スタッフ、キャスト一丸となって、命がけで撮影に臨んで出来上がった作品が、こうしてたくさんの人にご覧頂いていることにただただ感謝です。」と語るとともに、名古屋での撮影について聞かれると「こんな撮影が日本でできるのかと驚きました。」「大きな道路や官庁街を封鎖して、あれだけ大規模な撮影をしたにも関わらず、スムーズに進行できたのは、官庁、フィルムコミッション、そして、市民の皆様のおかげです。」と撮影に協力して頂いた方々へ感謝の意を述べました。

その後行われた舞台挨拶(ミッドランドシネマ名古屋空港:352席)では、開口一番「でらうれしいがね!1人1人と握手したいくらいです。」と喜びいっぱいに会場に駆けつけてくれたお客様へ挨拶。「愛知県や三重県で、映画の重要なシーンを撮影させて頂き、映画が完成したら、必ず挨拶をしに来たいと思っていました。その思いが叶って、でらうれしいがね!」と、言いたくて仕方なかったという名古屋弁を連発し、会場を沸かせました。名古屋ロケの印象を聞かれると「昼はいい撮影ができて、夜はひつまぶしや手羽先など美味しいものが食べられて、最高のところですね!」と名古屋の良さを熱弁。また、舞台挨拶の終盤には、西島さんの提案で、急遽お客さんからの質問を受け付けるなど、交流を楽しんだ舞台挨拶となりました。最後は「まわりにMOZUを観たいと思っている人がいたら、首根っこを掴んででも連れて来て下さい(笑)損はさせません!1度ご覧になった方でも、2度、3度と楽しめる映画になっています!」と締めくくりました。

場所を移し、次に西島さんが訪れたのは、公開初日の2日間で“全国2位”の動員を記録した大阪のTOHOシネマズ梅田(475席)。西島さんは「ここTOHOシネマズ梅田が、全国で2位の動員と聞きました。本当に有難うございます。」「大阪府には“もずやん”という百舌鳥をイメージしたゆるキャラもいますし、その“もずやん“とMOZUはコラボポスターも出しているんですよね。大阪とはなにかと縁のある作品なんです。」と語り、「この映画をまだ観てない人にとっては、『怖い』と思われがちですが、そんなことはありません。実は、笑いどころもある映画です。『不死身かよ!』などと声に出してツッコミながら、観てもらいたいです」と大阪流の鑑賞法を指南し、笑いを誘った。また、「今度羽住組で作品を撮ることがあったら、大阪で撮影したいですね!新世界とか銃を持って駆け回りたいです!」と大阪での映画撮影へ意欲を見せました。トークセッション中には、突如として客席から西島さんに対する”ツッコミ“が入るなど、終始和やかな、大阪ならでは舞台挨拶となりました。