待望のシリーズ最新作『007 スペクター』(日本公開:11月27日、28日、29日先行、12月4日全国公開)。先月末、英国ではウィリアム王子、キャサリン妃がご臨席したロイヤルプレミアは大盛況となり、オープニング7日間で6380万ドル(約77億)を稼ぎ出し、英国の映画史上歴代最高のオープニング成績を樹立した。アクション、ドラマ、官能、その全てで進化した『007 スペクター』は、その名にふさわしい最高の記録を映画史にそして全世界に刻んだ。このたび日本公開に先駆け、一般のお客様を招待した『007 スペクター』特別試写会が11月11日(水)に開催されました。『007 スペクター』の中でジェームズ・ボンドの敵として現れるオーベルハウザーを演じるのは、『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』の2本のクエンティン・タランティーノ映画でアカデミー賞を2度受賞したクリストフ・ヴァルツ。同じくタランティーノの『キル・ビル』に出演した栗山千明さんが、フリーエディターの内田正樹さんとボンドシリーズの魅力に関して語りました。

<『007 スペクター』 公開前トークショーイベント>
■日時:11月11日(水)18:30〜 ■場所TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン9
■登壇者:栗山千明(女優)/内田正樹(フリーエディター、元SWITCH編集長)

先日、日本に先立って公開されたイギリスにおいて歴代最高のオープニング成績を樹立し、欧米をはじめ、世界73か国で累計興行収入3億ドルに到達間近と世界中で熱狂の渦を巻き起こしているシリーズ最新作『007スペクター』。日本での公開も間近に控え、本日11日に女優、栗山千明と、元SWITCH編集で現在はフリーエディターとして活躍する内田正樹がTOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン9で行われた本作の特別試写会に登場した。栗山はアルベルタフェレッティのブルーのロングドレスに身を包み登場。ボンドガールさながらの栗山の美しさに会場からは大きな拍手で迎えられた。トークイベントが始まると、内田から世界的人気を集める『007シリーズ』で真っ先に思い浮かぶ作品について質問されると「いちばん最初に観たのは『007 ロシアより愛を込めて』」と栗山は回答。続けて、公開当初にリアルタイムで作品を観ていたという栗山の母親の解説付きでの鑑賞だったエピソードも披露。今後の去就が注目されるジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグについて印象を聞かれると「クールに任務をこなしながら傷ついた女性にやさしい紳士な色気のある男性のイメージ」との返答に、内田も納得した様子であった。続けて、ショーン・コネリー時代のボンドと対比しつつ、これまでと違うボンド像を作ってきた点が非常にカッコいいとダニエル版ボンドの魅力について語った。話が歴代のボンドガールに及ぶと、女性にも共感できるキャラクターとしてダニエル版ボンドの第一作『007 カジノロワイヤル』に登場したエヴァ・グリーンを挙げた。最新作に登場するレア・セドゥ、モニカ・ベルッチのWボンドガールの話題になると、史上最高齢でのボンドガールとなったモニカ・ベルッチについて「撮影時、50歳だとお聞きして。こんなにきれいな50歳の方ってなかなかいらっしゃらないんじゃないかなと思いました」と絶賛すると、続けてもしも、ボンドガールのオファーが来たらどうするか?との質問に栗山は「想像がつかないですね……。英語が話せないので難しいとは思うけど、お話をいただけたらがんばりたいです」と謙遜した様子で語った。本作で悪の組織スペクターの首領オーベルハウザー役を演じたクリストフ・ヴァルツはクエンティン・タランティーノ監督作品『イングロリアス・バスターズ』に出演。同じく、タランティーノ監督作品『キル・ビル VO.1』に出演した共通点を持つ栗山がハリウッドの現場について語る場面では、「スケールが違う」と日本の現場との違いについて語ると「クエンティンの人柄、現場の温かさがあり、安心して楽しめる現場だった」と続けた。最後に栗山は本作について「アクション、ストーリーも毎回パワーアップしているので今回も驚かせてくれると思うので本当に楽しみです」と作品への期待を込めたコメントとともにイベントは終了した。