<トーク内容>

MC:第二次世界大戦下、ヒトラー率いるナチス軍は、侵略したヨーロッパ各国の美術品を
略奪していました。その中には「最後の晩餐」、「モナ・リザ」、「ひまわり」など
名だたる名作が含まれていました。これらの美術品の取り戻し、元の持ち主に返すため、
7人の男たちで結成されたのが“モニュメンツ・メン”です。
本作『ミケランジェロ・プロジェクト』で描かれているのは、芸術のエキスパートで、
戦争はド素人のモニュメンツ・メンのミッション、つまり戦場の最前線でナチスが略奪した
美術品の数々を“奪還”すること!まさに史上最大“最高額”のトレジャー・ハンティングです!

そして今回、文化を守り歴史を変えた彼らの偉業を伝えるため、本日「文化の日」に
本作『ミケランジェロ・プロジェクト』を代表して、映画に登場したあの超有名人が、
わざわざ“来日”してくれました!それでは、さっそくご登場頂きましょう。
ジョージ・クルーニーさんです!皆さん、拍手でお迎えください!

〜ショージさん、笑顔で手を振りながら登場〜

MC:さて、ご登場いただいたのはなんと! あのハリウッド俳優、
ジョージ・クルーニーさんです。ジョージさん、今日はお越しいただいて
ありがとうございます。それでは一言お願いします。

村上:謝謝!

MC:まさかの中国語ですか?

村上:ハーイ!ウェルカム!ウデカム!ドコカムネン!

通訳:「皆さんこんにちは、村上ショージ・クルーニーです。
今日ここに来ることができて、とても幸せです。よろしくお願いします」

MC:まさかの中国語から始まったので、一体どどうなるかと思いましたけど、
ジョージ・クルーニーさんですよね。軍服姿でお越し頂いて、凛々しくて素敵ですね。
まさか本物のハリウッド俳優さんが、お越し下さるとは思わなかったので、
記者の皆さんも感無量で目が点といった感じですね(笑)

村上:ジョージ・クルーニーより、ショージがクルーニー!

MC:参考までに教えてもらいたいのですが、来日してから覚えた日本語は何でしょうか?

村上:イエス!謝謝!ドゥーン!!

MC:でましたね!やっぱりあなたは、ジョージ・クルーニーさんではなく、
村上ショージさんですよね?

村上:牛丼、おいどん、西郷どん。そうでございます!

〜ジミーさん、登場〜

MC:どなたかが飛び入り登壇されました!すみません、どなたでしょうか?

ジミー:マット・デイモンです。

MC:いやいや、完全にジミー大西さんじゃないですか!

ジミー:ミスター マットデイモン!

MC:そうですか(笑)、まぁ確かにお二人とも少し似てらっしゃいますよね。
ショージさん、ご自身ではどう思いますか?

村上:似てますね!メイクさんも丁寧にやってくれたので。

MC:ジミーさんのマット・デイモンいかがでしょうか?

村上:さんまさんも、ジミーちゃんはマット・デイモンに似てると言ってるんですよ!

MC:では今日は、『ミケランジェロ・プロジェクト』に出演している
村上ショージ・クルーニーさんとジミー大西・デイモンとしてお越し頂いたということですね。
せっかくなので、お二人に映画の感想を教えて頂ければと思います。

村上:この映画は実話なんですよ。だからこの物語が実際に表現されてるところが素晴らしく、
皆さんにみて頂きたい。一般の方がこれだけの事を成し遂げたということに、芸術に対しても
改めて凄さを感じました。

MC:ありがとうございます。続いてジミーさんお願いします。

ジミー:ヒトラーがまさかこんなに芸術が好きだと思わなかったです。

村上:普通や!ジミーちゃんそんな普通なことが言えるようになったのか。

MC:ショージさんはこういった実話があったことはご存知でしたか?

村上:実際あったとは知らなかったし、ジミーちゃんが言うようにヒトラーが
芸術品に興味があった事も知らなかったです。

MC:ありがとうございます。
さて、お二人も「芸術家」という一面もお持ちですが、最近のお二人の「画家」として
活動されるなかで起きたマル秘エピソードなどあれば教えて頂けますか?

ジミー:絵の具を飲んだことがあります。

〜会場からどよめきと笑いが起こる〜

MC:あの、展覧会をされるご予定は?

ジミー:今のところ全く予定がございません。作品が溜まってないんですよね。

MC:ショージさんは京都国際映画祭で墨絵をおかきになれたとのことですが?
今後の野望はあるんですか?

村上:いや、もう二度としません。凄く手間がかかるんですよ。
25日くらいかかって9枚も書いたんですけど、それで3万円しかくれいなんですもん。

MC:我々はお二人の新たな作品を期待しているのですが。

村上:ジミーちゃんはすごいよね。大阪マラソンのポスターも描いて、フルマラソンも完走しましたよね。
あなたお金のためだったら動くよね。

ジミー:チャリティーですよ。兄さんは3万もらってますけど、僕は一銭ももらってないですから。

MC:お二人は「芸術家」として、戦争の最前線に送られた“モニュメンツ・メン”の気持ちを
察する部分もあったりしますか?

村上:これだけ戦火の中を、そうやって人のために動くって言うのは凄いなと思いました。
僕もジミーちゃんも、さんまさんにすごくお世話になっていたのですが、
お金をちょこちょこ頂いたり、別の意味で奪還をしてました(笑)
さんまさんの着てないセーターを勝手に着たりとかもしていました。
その格好で楽屋を歩いてたら、さんまさんは向こうから自分が歩いてきたと思ったみたいです(笑)

MC:ジミーさんは同じ「芸術家」としてどうですか?

ジミー:やっぱり文化を愛していてたんだなと思います。

村上;普通に言えるんだ?大人になったねぇ。

MC:さて、ここでお二人にお題を出させて頂きます。
題し“『ミケランジェロ・プロジェクト』公開記念!「後世に残していきたい、あいうえお作文」”
ということで、お二人にはあいうえお作文を作っていただきたいと思います。
『ミケランジェロ・プロジェクト』を略して「ミ・ケ・プ・ロ」。この4文字でそれぞれ一発ギャグをお願いします。

〜MC、文字が書かれたフリップを用意〜

MC:それではショージさん、お願いします。始めの文字はこちらです。「ミ」!

村上:ミんながみたい

ジミー:ケして忘れることができない

村上:プロも絶賛!

ジミー:ロングラン!

村上:素晴らしい!まさかこんな形になると思わなかった。
40年間やってきて、ジミーちゃんと絡んで、こんなに綺麗に終わったの初めてです。奇跡だと思います。

MC:こんな奇跡的な瞬間に立ち合えて私たちも幸せですね。
では奇跡ついでにもう一つ、最後お二人が愛してやまない往年のギャグを教えてください。
村上さんお願いします。

〜村上:指パッチンしながら〜

村上:爪飛ばしてんねん。ドッカン!
あれ、年寄りだったら10人いて8人は笑うのに。ジミーちゃん名誉挽回頼むで!

〜ジミー:目をつぶる〜

ジミー:目をつぶったら眠れます。

村上:もう!さっきの企画で終わってたら、綺麗に終わってたのに!

MC:では、皆さん今のは見なかったということで(笑)
それでは、最後にお二人から一言ずつご挨拶をいただきます。

村上:最初から最後まで全部観てください!途中から観たら分かりにくいです。
素晴らしくて感動する映画ですので、是非皆さんにみてもらいたいです。

MC:有難うございます。続いてジミーさんお願いします。

ジミー:ちょっと観れば分かります。最後から観ても分かります。

村上:最後から観たら分からんやろ!こういう芸術を愛する人がいたので、私たちが芸術を観ることができるし、
芸術家を目指す人たちに夢や希望を与えられるんだと思います。

MC:ありがとうございました。それでは皆様、拍手でお送りください。