11月7日(土)、TOHOシネマズなんばにて映画『五つ星ツーリスト THE MOVIE〜究極の京都旅、ご案内します!!〜』の公開初日舞台挨拶が行われ、渡辺直美、リー5世が登壇しました。

本作は、2015年1月〜3月に日本テレビ・読売テレビ系列で放映されたテレビドラマの映画化。京都の旅行代理店のはみ出し社員たちが、ワケあり客をエスコートしていくヒューマンコメディーで、今回は渡辺扮する“伝説のトラベルマスター”こと高瀬京香を、ドキュメンタリーの撮影隊が密着。リー5世演じる巨匠監督・ハンスの目線で、京香の驚きの“おもてなし”を見せていきます。

テレビドラマと同時進行で映画の撮影も行われていたそうで、渡辺は「映画はドラマと違い、(ワンシーンを)5分間ずっと撮り続けるなど、一連で撮影することが多く、そのため事前の稽古も念入りで大変でした。映画の中で西郷隆盛のコスプレをする場面もありますが、共演のみなさんが(西郷隆盛姿の)私を見てすごく笑うので、私もつられて笑うのをこらえていた。ちょっとでもミスをしたら最初から撮り直しですから」と苦労を振り返りました。

また、劇中にはアドリブもたくさん盛りこまれているということで、「お弁当を食べるシーンは全部アドリブです。(ハンス監督から)インタビューを受けるのですが、どんな質問をされるのかも知らされていなかった。ブロッコリーを食べて吐き出すところも、その場でやりました」と裏話を披露。リー5世はそんな渡辺のアドリブ演技について「直美さんはコメディアンを超えている。しかも朝から晩までみんなを盛り上げていて、すごい」と絶賛。渡辺は「主演ということで現場を引っぱろうと思っていました。山本裕典、寺島進さんなど、みなさんに支えていただきました」と感謝を口にしました。

渡辺は京都での撮影時、グルメも満喫したと言い、「寺島さんの行きつけのお店によく連れて行っていただきました。とてもおいしいのですが、でもどのお店もニンニクが入っていて、翌日の撮影はいつも臭くなっていた。映画のほとんどを、臭い状態で演技していました」と笑わせ、「臭かったでしょ?」と話を振られたリー5世は「いえいえ、臭くなかったですよ!いいにおいでした」と無臭をアピールしました。

またこの日は、渡辺がプロデュースするファッションブランド「PUNYUS」と本作がコラボレーションしたミニトートバックのプレゼント抽選会も実施。ただ、当選者の方々がなぜか、当たったことに動揺。同伴者に当選を譲ろうとする一幕もあり、「どういうことですか!そんなことをされたら私、ここに立っているのがすごく恥ずかしいです!」とお客さんにも強烈な“おもてなし”を見せて、最後まで会場内を爆笑で包みこみました。

(Report:田辺ユウキ)