ハードボイルド作家・逢坂剛による代表作で累計240万部を超える伝説の警察小説「百舌シリーズ」を2014年連続テレビドラマ化し、大ヒットを記録した『MOZU』。この“映像化不可能”といわれてきた原作の映像化を、『海猿』シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督による革新的な映像表現と西島秀俊ら実力派俳優陣による重厚な演技と本格アクションによって実現した本作は大きな反響を呼びました。警視庁公安部のエース倉木が謎の殺し屋・百舌を追ううちに巨大な陰謀に巻き込まれていくドラマ『MOZU』。同枠では異例の平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録し、2014年ギャラクシー賞7月度月間賞、東京ドラマアウォード2014連続ドラマ部門優秀賞を受賞!世界で最も権威あるテレビ番組のコンクールのひとつ、バンフ・ワールド・メディアフェスティバルで連続ドラマ部門に日本作品では唯一選ばれノミネートされるなど今、最も注目される連続ドラマのひとつです。さらには、現在、“テレビ界のアカデミー賞”と言われる第43回国際エミー賞の連続ドラマ部門にノミネートされており、ますます目が離せない作品となっております!!グランプリを受賞すれば、日本初の「国際エミー賞・連続ドラマ部門」受賞の快挙となります。
そんな大人気ドラマが熱狂的なファンたちの期待に応え、『劇場版 MOZU』としてスクリーンに登場!そんな劇場版の完成を記念し、ドラマ初回の爆破シーンや空港シーンなどを大がかりなシーンを多数撮影し、MOZUの聖地とも言える、北九州へ凱旋を果たしました。
ドラマの始まりの壮絶な爆破テロ事件のシーンを撮影し、劇場版でも重要なシーンを5月に撮影した小倉井筒屋クロスロードを封鎖し特別に敷かれたレッドカーペットに登場した西島秀俊さんと羽住英一郎監督。会場には約1500名の観客が詰めかけ、さらには会場の外にも人が溢れるほど。カーペットの始点に二人が登場すると会場は割れんばかりの歓声が上がり、熱気に包まれました。レッドカーペットに集まったみなさん一人ひとりに丁寧にサインや握手に応じ、60mのレッドカーペットを約20分かけて練り歩きました。会場に集まった方々に対し、西島さんは「ドラマから撮影をさせていただいていた北九州に戻ってくることができて嬉しい。こんなに温かく迎え入れて下さって本当に感激しています。」「北九州の撮影でエキストラの方をはじめ、みなさんの熱意がこの劇場版のテンションを高めて下さったと思います。」「こんなに高揚したくさんの方々と撮影できたのは初めてです。」と北九州の方々への感謝の言葉を伝えました。羽住監督も「北九州で生まれた作品と言っても過言ではありません。ドラマを撮影した際、必ず北九州に帰ってくるという約束をしてそれを守ることができて嬉しいです。」「北九州の一番の魅力は“人”。映画作りを楽しんで、そして真剣に参加してくれる。」と北九州への想いを語りました。
また、北九州市が劇場版の完成を祝い、北九州市を“新都市・MOZU市”と命名し、街を挙げて映画を応援することがイベント檀上で梅本和秀北九州副市長より発表されました。この発表を受け、西島さんは「本当にいいんですか?」と半信半疑の様子をみせるも「今日から僕もみなさんと同じMOZU市民になります。」さっそく、MOZU市民宣言をしていました。北九州市はこの日、【MOZU市だより】という号外チラシを2万部発行。会場や周辺地域で配布されました。そして、【MOZU市誕生記念モニュメント】として西島さんと羽住監督の手形を取り、市内に展示される予定です。また、北九州市役所がMOZU市と看板を掲げるなど、街全体がMOZU一色に染められていました。
その後、T・ジョイリバーウォーク北九州では撮影にご協力いただいた関係者の方々へ向け舞台挨拶が行われました。そちらには公務を終え、北橋健治北九州市長も駆けつけ「MOZU市長の北橋です。」と挨拶。西島さん、羽住監督に花束の贈呈を行いました。「MOZUは北九州のみなさんと作り上げた作品だと思っています。すべてが格段にスケールアップした作品が出来上がっています。劇場公開を楽しみにしていてください。」と最後に北九州の方々へメッセージを送りました。
イベント終了後、羽住監督は「劇場版ではフィリピンでも撮影をしましたが、北九州で撮影をすると原点に戻ったような気がしました。また絶対に北九州で撮影をしたい。」と語り、西島さんは作品への想いを「MOZUという作品に参加できたこと、密度の濃い撮影を約2年間やってきたことは本当に貴重な時間でした。人生の大きな節目となる作品になったと思っています。これからはこれを超える作品に参加することが目標です。」と語りました。