俳優の藤原竜也が16日、主演映画『探検隊の栄光』の初日舞台挨拶に出席。共演した小澤征悦、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ 45 ゚)ら豪華キャストに加え、本作のメガホンを取った山本透監督とともに初日を迎えた喜びを明かした。

本作は、落ち目の俳優・杉崎(藤原)とテレビ番組のクルー『杉崎探検隊』が、秘境の地を舞台に伝説の未確認生物(UMA)・ヤーガを探し、撮影に臨む姿をユーモラスに描いたサバイバルコメディ。

『デスノート』『藁の楯』など、シリアスな作品に出演してきた藤原は「くだらなく面白い、スカッとする映画を撮りました。ぜひ楽しんでください」とにっこり。小澤も「ほんとにバカバカしい映画なので、気楽に観ていただければ」とアピールした。

冒頭、キャスト陣全員で「うちのユースケが今日来れなくてどうもすみません」と番組プロデューサーを演じたユースケ・サンタマリアの不在を御詫びするも、藤原は「実際に山とか洞窟に行くんですが、ユースケさんがガチで『なんで行かなきゃいけねえんだよ』って言い出すんです。僕らが『いやいや、なにしに来てるんですか』って宥めたりして」とイジり、笑いをとった。

また、撮影時の思い出を聞かれ「ワニと闘ったりトカゲ食ったりね、トカゲ絶対食いたくなかったんですが、小澤さんが『竜也の役者魂がみたい』とかわけわかんないこと言ってくるんですよ」と吐露。しかし、小澤は「ユースケさんが『言え』って(笑)」と不在のユースケに擦り付け、笑いをとった。

一方、本作が映画デビューとなった佐野ひなこは「女性が私一人だったので、ついていくのが大変でしたね。皆さん優しいんですけど、やっぱり(現場が)過酷すぎて、ご迷惑をおかけしたことが多々ありましたね」と撮影に苦戦した様子。

イベントでは、未確認生物(UMA)を代表してチュパカブラ、モンゴリアンワーム、雪男が登場。藤原は「こんな機会滅多にないので、ぜひ岡安さんと雪男の相撲とか見たいですね」とむちゃぶりすると、雪男を目の前にした岡安は「ちょっと怖いなぁ…」とビビりつつ、雪男との“死闘”を繰り広げる姿に、会場が爆笑の渦に包まれた。

最後に藤原は「僕らは続編もやる気満々なんですが、どうも小澤くんはノリ気じゃないみたいで」とつぶやくと、小澤は「俺じゃないユースケさん!」と力強く否定し、「すべてユースケさんの返事次第で、この続編かかっていますので、説得して頑張りたい」と期待を込めた。

映画『探検隊の栄光』は全国公開中

(Report:小宮駿貴)