9月22日(火祝)映画祭初日から観客の行われていた投票により「Little Big Master」が選ばれ、同日、メイン会場のユナイテッド・シネマ キャナルシティ13にて授賞式が行われエイドリアン・クワン監督、脚本のハンナ・チャンさんが記念のトロフィーなどを受け取った。
「福岡観客賞」は各作品の初回上映の際に観客の皆さんの投票が行われ、最も評価を集めた作品に送られるもの。22日(火祝)の授賞式では、開演前から多くの映画ファンが列を作り待ちわびる中、華やかにゲストたちが登場、ノミネート作品の紹介がスクリーンに映し出され、会場内の期待と緊張が高まっていきました。

アジアフォーカス・福岡国際映画祭 実行委員会 久保田会長が、封筒を開き、読み上げた映画の名前は…「『Little Big Master』です!おめでとうございます!」発表とともに大きな拍手が会場に包まれ、久保田会長と梁木ディレクターよりトロフィーをはじめ、賞状、副賞が授与され、会場から温かい拍手が贈られました。

エイドリアン・クワン監督の涙のスピーチと、脚本家のハンナ・チャンさんの感謝のスピーチをいただき、会場からは温かく惜しみない拍手が贈られました。お2人共、「決して夢を諦めず、強い信念を持ち、夢を信じて実現させてください。」という力強いメッセージをくださいました。

また、2位の作品には『山嶺(さんれい)の女王 クルマンジャン』が選ばれ、「福岡観客賞 熊本市賞」が授与されました。

福岡観客賞を受賞した『Little Big Master』は本映画祭の最終日25日(金)に再度上映されます。

<福岡観客賞について>
アジアフォーカス・福岡国際映画祭では、アジア映画の振興のため、2006年より観客賞を設けています。実際にご覧いただいた観客の投票により受賞作品が決定し、受賞作品の監督に対して贈賞されます。監督にとっては、観客の評価をダイレクトに知る機会でもあります。

■賞の目的
アジアフォーカス・福岡国際映画祭「福岡観客賞」を設け、アジアの優れた監督に顕彰を行うことで、アジアの映画文化の振興に寄与していく。選定については、観客の眼によって優れた作品を選ぶことで、福岡の観客が直接アジアの映画人の育成にも関わっていくという役割を担っていく。

■賞の決定方法
対象作品の上映時(それぞれの1回目の上映)に観客に対して、作品の5段階評価を求める。入場時に用紙を配布し、上映終了時に回収する。対象作品ごとに集計し、評価の平均点を算出して、最も平均点の高い作品を受賞作品とする。

<アジアフォーカス・福岡国際映画祭2015>
公式招待作品は15作品(アジア初公開3本、日本初公開10本)。特集上映のインドネシア作品を始め、アジア各国の注目作品を上映。
期間:2015年9月18日(金)〜25日(金)
会場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ぽんプラザホール
公式招待作品15本の他、インドネシア大特集として8本のインドネシア映画の上映や、「幻想の南洋」と題した日本映画特集、東南アジアのドキュメンタリー特集「アジア・リミックス」など様々な作品を上映。

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