『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が、20年の構想を経て完成させた究極のSFエンターテインメント作品、海外ドラマ『ストレイン 沈黙のエクリプス』(11月6日ブルーレイ&DVDリリース)の特別試写会イベントが12日、ニッポン放送にて行われた。人気番組ミューコミプラスとの連合企画として行われた本イベントには、ニッポン放送の吉田尚記氏と映画評論家の森直人氏をゲストに招き、集まった観客にドラマの魅力を存分に伝えた。

ギレルモ・デル・トロ監督自らが手掛けた小説「ストレイン」を原作に、自身が初めて手掛けた最初の海外ドラマとして注目され、既にシーズン5までの制作が噂されている超大作。またデル・トロ監督は、大の日本通で知られ日本のコミックや映画、アニメなどが好きな“オタク”監督としても有名だ。
そんな本作をいち早く見た森氏に、全般的な印象を問われると「濃いめオタクにとってはたまらない作品だと思う。『パシフィック・リム』以降、『ゴジラ』など日本の文化(特撮作品)がハリウッドに影響を与えた。本作の原作となった小説は、『パシフィック・リム』より4年も前に書いている。読み進めると、デル・トロ監督の過去作『クロノス』、『パンズ・ラビリンス』の要素も感じられて「ストレイン」は彼の集大成だといっていい!」と興奮を抑えきれない様子で答えた。
また、最近アメリカでは映画監督がぞくぞくとTVドラマ業界に参入している傾向に対して、森は「最近は3Dをはじめ、映画自体にアトラクション要素が取り入れられた作品が増えてきた。その分、ストーリーテリングを重視出来るTVドラマは、自分が描きたいものを好きなだけ描けるというメリットがある。映画だとどうしても“2時間”という縛りがあるから。デル・トロ監督も好きなものを存分に描いているんじゃないかな」と、評論家ならでは専門的視点から見事に分析してみせた。

最後に、森氏は「なにかと制約がある日本と違い、自由度の高いハリウッドだからこそ表現できる刺激的なシーンにも是非注目してほしい!」と、これから本編を鑑賞する観客に向け、本作の面白さと見どころを存分に伝えトークショーは大盛り上がりの中、終了した。映画評論家の森直人氏も大絶賛の『ストレイン 沈黙のエクリプス』は只今絶賛デジタル配信中、ブルーレイ&DVDは11月6日よりリリースとなる。

<STAFF&CAST>エフ…コリー・ストール(咲野俊介)、ノーラ…ミア・マエストロ(樋口あかり)、セトラキアン…デヴィッド・ブラッドリー(堀 勝之祐)、アイヒホルスト…リヒャルト・サメル(広瀬彰勇)、ジム・ケント…ショーン・アスティン(高木 渉)/原作・企画・製作総指揮・脚本・エピソード監督:ギレルモ・デル・トロ

■発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン  

11月6日(金)ブルーレイ&DVDリリース決定!
<9月9日(水) 先行デジタル配信開始!>