大人気シリーズ「かいけつゾロリ」が、<本では読めない>映画完全オリジナル・ストーリーとなってスクリーンに帰ってきた!シリーズ最新作『映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち』が本日9月12日(土)に全国公開を迎え、シネ・リーブル池袋にて本日、初日舞台挨拶が実施された。

「かいけつゾロリ」シリーズは、誕生から28年間で累計発行部数は驚異の3,500万部を突破している、子供たちに圧倒的な人気を誇る大ヒットカリスマ児童書。「いたずらの王者」をめざすキツネの「ゾロリ」が、双子のイノシシの「イシシ&ノシシ」を子分に、行く先々で活躍をしていく物語だ。本日の初日舞台挨拶には山寺宏一(ゾロリ役)、愛河里花子(イシシ役)、くまいもとこ(ノシシ役)、原作者の原ゆたか先生、ゾロリが登壇。更に本作の主題歌を担当したマキタスポーツがスペシャルゲストとして参加した。

 本では読めない“映画完全オリジナル・ストーリー”の本作は、記念すべき“宇宙の日”である本日、公開初日を迎えた。原先生は「映画の1本目に携わってくれた、売れっ子の岡田麿里さんが(脚本として)戻ってきてくれて、元気になれる物語を書いてくれた。みんなと一緒の気持ちで楽しみに待っていました」と感慨深げ。この映画のために書き下ろした、映画館でしかもらえない入場者プレゼント【<映画特別版>ゾロリしんぶん】を取り出すと、「この新聞には本1冊分の力がこもってる。がんばって作りました!」と意気込んだ。この新聞には読者を魅了する原先生ならではの仕掛けが詰まっているが、なんとダジャレ満載のミニブックも付くという。ゾロリの声を担当した山寺は、会場に集まったたくさんの子どもたちに向けて「劇中のオナラのシーンが最高!僕も冬にダウンコートを着てオナラをするとこもってしまって10分後にほのかな臭いが・・・なんて経験があります。こもったオナラには注意です!」と映画の中のお気に入りのシーンを自身の体験談と共に熱く語ると、会場からは大きな笑いが起こった。

そんな笑いに包まれた会場に突如現れたのは、マキタスポーツ扮するビジュアル系ロックバンド“マキタスポーツpresents Fly or Die”のヴォーカリスト 《ダークネス》!今回、原先生がかねてからマキタスポーツの大ファンということで、先生からのラブコールを受けて映画の主題歌♪『とぅ・び・こん・にゅ』を担当することになった。
マキタスポーツにとっては初の映画主題歌を手掛ける晴れの舞台だが、家族向けのアニメ映画とはあまりにも不似合いな、赤黒い長髪とマントをひるがえしながら登場したロックな服装には、会場が異様な緊張感に包まれた。そして、秘密を抱えたキャラクターが多く登場する本作にちなみ、ダークネスの秘密を司会者から聞かれ「実はオレ・・・マキタスポーツでーす!」と自ら正体を明かし、会場中から大きな拍手が湧き起こった。普段のマキタの巨大パネル写真が登場すると会場からは大きなどよめきがおき、帽子を被ったマキタさんのパネルを見た山寺が「帽子を取ったら?薄そう・・・」と話すと、「名前はダークネスだけど、帽子を取るとブライトネス!」と自身のキャラクター設定を髪の薄さに絡めて語り、山寺さんはもちろん会場中の笑いを誘った。初日舞台挨拶ということでいつもより張り切ったビジュアル系の化粧には1時間もかかったそうで、「素顔はR指定だから、ゾロリファンの子どもたちには見せられない!」と残念ながら素顔のマキタスポーツには会えなかったが、原先生と共同制作した主題歌の歌詞については「子どもから僕のような大人の世代にまで響くメロディを作った。ゾロリとロックの融合です!」と熱い思いを明かした。

最後に原作者の原先生から「作品の中に実は、“隠れ原ゆたか”が4箇所登場します!監督が秘密にして教えてくれないから僕も2つしか見つけられてないけど、みんなも何度も観て探してね」とさらなる映画の楽しみ方を観客に伝え、さらに山寺が「大人も子どもも落ち込んだときに元気になれる映画。主題歌も大事なことがいっぱいつまった良い曲だから、ぜひ何度も聞いて欲しい!」とメッセージを送ると、舞台挨拶は盛大な拍手が起こり、大興奮のうちに終了した。本日より、全国大ヒット公開中。