映画『劇場版 弱虫ペダル』公開記念舞台挨拶が6日、お台場シネマメディアージュにて行われた。この日、劇場版ゲストの宮野真守をはじめ、チーム箱根学園の代永翼、前野智昭、吉野裕行、柿原徹也、日野聡、阿部敦、チーム熊本台一の主将・田浦良昭を演じる田尻浩章ら豪華声優陣が出席し、ファンの歓声に応えた。

『週刊少年チャンピオン』で連載中、コミックス累計発行部数1400万部を超える、自転車ロードレースにすべてを懸ける高校生たちの戦いとドラマを描く大人気作。シリーズ初となる原作者・渡辺航の書き下ろしストーリーで贈るオリジナルの長編映画である本作は、インターハイの激闘を勝ち抜いた坂道ら総北チームが熊本・阿蘇山を舞台に、箱根学園らライバル校との熱いドラマを繰り広げる。

冒頭、『頑固者・強い意志の持ち主』を表す熊本弁で「もっこすもっこす!」とあいさつした宮野は「原作を一気に読んでしまって、泣かずにいるのが不可能なくらいずっと感動してました。皆さんの絆を現場で感じられたのがすごく嬉しくて、いい雰囲気で収録してたシリーズなんだなと思いましたね」と初参加を振り返った。

また、チームメイトの田尻と仲が深まったようで「田尻さんが僕に熊本弁を丁寧に教えてくれて、台本に一回だけ『もっこす』があったんですが、いろいろ修正があって消えてしまったんですよ。それを田尻さんが復活させてくれて、僕は心を込めて最大の力で『もっこーす!』と叫ばせていただきました」と満面の笑みを浮かべた。

イベントでは、ロードバイク(競技用自転車)の魅力を知らない宮野へ、キャスト陣が自転車の面白さをアピール。なかでも代永は「道があればどこへでも運んでくれますし、運動にもなるので健康的で身体にもいいですよね」と魅力をアピールし、宮野扮する熊本台一のエース・吉本進が乗るロードバイクと同じブランド:CERVERO(サーベロ)を紹介。
実物を前に、宮野は「細っ!軽っ!自転車って片手で持てる!?」とテンションが上がり「欲しくなった!20〜30万くらいならいっちゃおうかな」と告白。しかし想像を少し上回る金額に「言わなきゃよかった。いけそうなリアルな金額やめてくれる!?」とニヤつき「このロード、買いますん!」と、どちらとも取れるような回答に「どっちだよ!」と総ツッコミを受け、大盛り上がりの舞台挨拶となった。

映画『劇場版 弱虫ペダル』は大ヒット上映中

(Report:小宮駿貴)