映画『ロマンス』が、8月29日についに初日を迎え、主演の大島優子さん、大倉孝二さん、タナダユキ監督による舞台挨拶を行いました!!全国公開を迎えた喜びと撮影中の思い出などを語ってくれました。

【イベント】
■日時:8月29日(土)
■場所:新宿武蔵野館 スクリーン1(東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階 TEL:03-3354-5670)
■登壇者:大島優子(26)、大倉孝二(41)、タナダユキ監督(40)

MC:本日は映画『ロマンス』の公開初日にお越しいただきありがとうございます。MCを務めますmicです。どうぞよろしくお願いいたします。これからキャスト、監督による舞台挨拶を行います。
 
『百万円と苦虫女』以来7年ぶりのタナダユキ監督オリジナル作品『ロマンス』。 第18回上海国際映画祭パノラマ部門、 第9回JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)! そしてジャパンプレミア試写会での上映を経て、いよいよ本日公開初日を迎えました。

それでは、早速ゲストのみなさまをお呼びしたいと思います。盛大な拍手でお迎えください!本作で主人公・北條鉢子を演じました大島優子さん、映画プロデューサーの桜庭洋一を演じました大倉孝二さん、そしてタナダユキ監督です。どうぞお入りください。

はじめに本日初日を迎え、今の心境を大島さんからお願いします。

大島:本当にこの日を待っていました。ずっと、早く公開日がこないかなと思っていたんです。自分の思い出アルバムを披露するかのような気持ちです。皆さんに観て、浸ってほしいと思っています。皆さんはすでに作品を観て頂けてますよね。良い顔されている気がします(笑)。

MC:映画館というステージのセンターはAKB48卒業後、初だと思いますが如何ですか?

大島:ここから見える風景はいいものですね。主演だからって考え過ぎることなく肩の力を抜いてリラックスした気持ちで撮影に挑めたのは、全て大倉さんのおかげです。今まで言えなかったんですが、初めて言えました。

大倉:本気で照れてしまいました。こちらこそありがとうございます。

MC:ありがとうございます。それでは続きまして、大倉さんお願い致します。

大倉:今日も定番の雨で・・・。(雨女の)大島がすみません!映画楽しんで頂けましたかね。

(観客拍手)

大倉:強要しちゃってすみません(笑)。楽しんで頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございました。

タナダ:初日の初回に来るお客さまは私からするとスタッフの一員のように思います。いいな、って思って頂けたら是非この映画を宣伝してくだい。

MC:まずは大島さんにお聞きます。主演として、撮影現場にはどう臨まれましたか?最初、撮影現場に入られたときはどんなお気持ちでしたか?

大島:タナダ監督は役者のお芝居を信頼してくれて任せてくれるので、こちらの動きに合わせて撮って頂きました。自然に動けましたし、カメラに撮られている意識がなかったですね。とても居心地が良かったしリラックスできました。

MC:監督は大島さんを主演に迎えて意識することはありましたか?

タナダ:今の‘大島優子’という人でなきゃ出来ない映画、というのは意識しました。気負いすぎることなくお二人が動いてくれて、こちらが思う以上のものが撮れました。

MC:大倉さんはインタビューで撮影が終わるのが寂しいとお話されていましたね。

大倉:恥ずかしいこと言っちゃいましたね(笑)。幸福な仕事をさせて頂きました。

大島:私も寂しかったです。ずっと大倉さん、スタッフの皆さんと一緒だったので、2週間の短い撮影期間でしたが幸せな時間でした。大倉さんは本当にいじりがいのある俳優さんで(笑)。作品に子役の女の子が登場するんですが、「大島優子ちゃん、よろしくお願いします」ってかわいく挨拶に来てくれたんです。その後に大倉さんに挨拶に行くようだったので、こっそり耳打ちして「大倉孝二くん、よろしくお願いします」って言わせちゃったんです。そしたら大倉さんデレデレになっちゃって・・・(笑)

大倉:ひどいよね!

MC:『ロマンス』は、ここ新宿から1時間半で行ける身近な箱根をめぐるお話でしたが、みなさんがリフレッシュしたい時におすすめするプチトリップ方法がありましたらぜひ教えてください。

大島:電車が好きですね。同じ路線でもその日の気分やモチベーションで見える景色がまったく違うところが良いです。自分の意識でなんでも変えられるんだなって思います。

大倉:高校生のころから彼女を奥多摩に連れていってます。今も家族で行きますね。東京だけど自然が多くて良いんです。

タナダ:ロマンスカーですね。

MC:ここで登壇の皆さんにサプライズがあります。初日公開をお祝いしましてケーキをご用意致しました。

(箱根が舞台なので富士山をかたどった宣伝スタッフ手作りのケーキが登場)

大島:手作りケーキおもしろくて素敵です(笑)。この映画ってイチからみんなで作るところがあって、監督も劇中に登場するポーチとか小物を作っていたし、みんなの愛情がこもった作品なんですよね。ケーキで改めて皆さんの愛を感じました。

本日公開を迎えて『ロマンス』が思い出に、なっちゃうんだなって。キャッチコピーに「サヨナラだけがロマンスだ。」とあるんですが、この映画を撮影してそしてプロモーションをずっとしてきたから、なんだか離れていっちゃうのが寂しいです。でもそれが映画にとっての第一歩だと思います。