丸の内で高野山を五感で体験できるイベントとして今年で9回目となる人気イベント、「高野山カフェ」in丸の内ハウス2015内覧会で、高野山開創1200年を記念して製作された映画『ボクは坊さん。』のトークイベントが行われた。登壇したのは、主演の伊藤淳史さん、ヒロインの山本美月さん、原作者で四国八十八ヶ所霊場・第57番札所・栄福寺の住職である白川密成さん。

「高野山カフェ」 in 丸の内ハウス2015 ご報告
開催日:8月27日(木) 14:30〜15:00 
登壇者:伊藤淳史、山本美月、白川密成(原作者、僧侶) MC:佐藤友美
会場:千代田区丸の内1−5−1 新丸ビル7階 「MUS MUS」

原作者・白川さんがモデルで、24歳で書店員から突然お坊さんになる主人公・白方光円役を演じた伊藤淳史さんは、撮影終了後9ヶ月ぶりにお坊さん姿で登場。とても特殊メイクと思えない丸坊主頭と美しい袈裟姿で、会場を大いに沸かせた。久しぶりのお坊さん姿に伊藤さんは「背筋がピンと伸び、身の引き締まる思い」とコメント。また、伊藤さんにお経の指導をした白川さんは、「お坊さんが見なければ分からないんですから、そんなに入れ込んで演じなくも」と言ったら、「お医者さんの役を演じる時はお医者さんが見てもおかしくないように、お坊さんの役を演じる時はお坊さんが見てもおかしくないようにしたい」と伊藤さんの演技に対するこだわりを聞いて感動したエピソードを披露した。

また、光円の幼なじみ・京子役で、初めての白無垢姿を劇中で披露した山本さんは、「お坊さんのような真面目な人は(恋愛の対象に)いかがですか?」という司会の質問に対し、「とても魅力的。演じられている伊藤さんを見ていて、可愛らしいなと思いました」と、8歳年上の大ベテラン・伊藤さんに臆することなく「可愛い」発言。現場での雰囲気の良さが伝わってくる掛け合いで、笑いを誘った。また、撮影を通してお坊さんを身近に感じるようになったという伊藤さんの言葉に、白川さんも仏教やお寺を難しく考えないで映画を通して「お坊さんのポップ・ゾーン」も感じて欲しいと一言。

この日は他に、豚肉の代わりに、とある食材を使った“精進酢豚もどき”を食べたり、取材記者のリクエストに応えて伊藤さんの坊主頭を山本さんがナデナデしたり、盛りだくさん。イベントの最後には、伊藤さんが「この映画は、笑えて、泣けて、感動して、楽しんでもらえる映画、是非ご覧ください」と締めくくった。楽しく映画を見るうちに、いつの間にか人生の生きるヒントをもらえる映画『ボクは坊さん。』、公開が待ち遠しい。

●高野山カフェin丸の内ハウス2015 8月28日(金)〜9月6日(日) http://www.nankaikoya.jp/cafe
本年で9年目を迎える、都心で気軽に世界遺産・高野山への旅の楽しみを感じられる期間限定の人気イベント。弘法大師空海が高野山を修行の場として定めてから1200年という記念の年にふさわしく、これまで以上に高野山の雰囲気を五感で楽しみ、心の癒しを感じられる充実のコンテンツが盛り沢山。気軽に僧侶と話せる「高野山ライブトークイベント」や絶景写真などの展示やクイズラリー、屋外テラスでの「青空写経」体験や、東京駅や高層ビル群を背景に「トワイライト声明ライブ」など。